ニューヨークジャーナル 151

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友人から誘われたリアーナのライヴ。
Jay-Zのこけら落としライヴでも行った、ブルックリンにあるバークレーセンター(NBAのブルックリンネッツの本拠地)。最近スターのNYライヴ地はバークレーセンターがトレンド。


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自分で改めて聴いたことはなかったけれど、アメリカにいるだけでリアーナが唄った曲の半分くらいは知っているというのは彼女がポップである証。バーやお店でかかっていて刷り込まれているのだ。行く前まではちょっとした好奇心くらいで行ったつもりが、リアーナのパフォーマンス、そのセクシーさに惚れ惚れし、いたって普通に感動した。

ダウンタウンやブルックリンでアーティなもの、実験的なもの、自己陶酔系から一流(でもポップではない)まで音楽に触れているが、スターはまた別もので、音楽の好みや細かいことをふっとばしてスター枠というのがあるのだな、と思った。メインストリームってすごい。ポップってすごい。音楽関係の友達が、アメリカに行くならアンダーグランドで小粋なもの(またはぶっているもの)より、分かりやすくお金がかかったスターのショーが観たいと言っていたのを思い出す。わたしも今後機会があればスターは拝んでおこう、と思った。




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新聞で読んで気になっていたハーレムで行われたミュージカル「MAMA, I WANT TO SING」にも行ってみた。1983年にハーレムでできた当作品は今年で30周年。チャカ・カーンも歴代キャストだったという歴史ある作品は日本にも来日し、ゴスペルを日本に伝えたとも言われている。教会でゴスペルを唄っていた少女がシンガーを目指す過程での母親との対立を描いた作品。ブロードウェイミュージカルのように大きなセットや仕掛けがあるわけではないけれど、ソウルミュージックを堪能するにはとてもいい機会だった。


実際にゴスペルを聴きに何度かハーレムの教会に行ったことがあるが、その人間の根源的なパワーと音楽に満ちた空気には圧倒させられる。何人ものスピーカーやシンガーがでてきて熱くパフォーマンスをしては、観客があいのてのように「Yes!」や「God bless you!」などと声をあげる。神に訴求するような身振り手振り、どこまでも響き渡るその深い声は、スピーチにしても歌にしても、「言霊」という意味を体感させてくれる。


礼拝に来る黒人の方々のファッションも興味深い。女性は大きなツバのハットをかぶって、ここぞとばかりにドレスを着ておめかし、男性もびしっとしたスーツでいらっしゃる。これは神への敬意とも言われているし、昔は他にお洒落をする場所がなかったので、教会だけはとびっきりお洒落を楽しむことのできる晴れの場所だった、という説もあるよう。
# by akiha_10 | 2013-05-16 07:46 | NY Journal

page t-171     レイチェルのウェディング   サバンナ 3

夫婦となったレイチェルとブライアン。
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ご両親はどちらもアイルランド系で、もとはレイチェルはとても白い肌をお持ちだが、ラテン女かと思うほど健康的な色に!数ヶ月前に式を挙げたギャビーも言っていましたが、「式本番までに灼けなきゃ!」と。白いドレスを着るのに、美白を目指すアジアと真反対の対策!美白への執念と、ところ変われば日焼け信仰。以前チャイニーズの女性とこの話題で盛り上がったのですが、中国では肌が白い=働く必要がない富裕層または屋内で働くエリート層、というイメージがあるのだとか。欧米では灼けている=バケーションに行く余裕のある富裕層=ゴージャス。一体美しさってなんだろうなぁ、と笑わせてくれます。皮肉なことに灼けることを気にするアジア人のほうが灼けやすく、白人は肌質的に灼けるのが難しくまた肌が弱い。総じて灼けやすい肌質を持つアジア人の中で、ケアをして美白を保っている方への羨望があるアジア、皆灼けにくいのに、こんがり灼くことができる方への羨望がある欧米、とつまりこの美しさの価値観は単純に希少価値からきているのかな、とも思います。これは貧しい時代にはふっくらとした女性が美しく、飽食の時代には細い女性が美しいとされがちな価値観にも通じますね。黒くても白くても体型がどうであっても、「わたしは美しい」と思っている人が美しい、NYに生きる女性達の謎の自信に触れて、そう思います。


そうして「現地では評判は悪くないんよ」と開き直って自分の見事な灼けっぷり(意図的ではなく)で日本に帰ると毎回びっくりされる。「残念ながら日本にその黒さを受け入れるマーケットはないよ」と女友達。ぬーん。たしかに、わたしの灼け方はゴージャスというより運動会または夏休みの虫取り合戦の後みたいなわんぱくさがあって、自分でもどうかと思っている。




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今回およばれの定番、いわゆる「リトル・ブラック・ドレス」を買ってみました。黒のワンピースって案外持っていなかった!喪服扱いだった黒いドレスを「着こなす人によってシックに見えるモード」として発表したのは、かの有名なココ・シャネルですね。フォーマルな席やパーティーの多い欧米では女性は数通りの「リトル・ブラック・ドレス」を持っているらしい。なにより黒はきちっとして見えるし、着こなしによってはゴージャス、主役を引き立てるゲストとしてのポジションを色によって表明することができる。黒はまず間違いない、と思っていたところ、つい数日前バーソナルカラー診断をした友人から、セラピストのアドバイスによると「アジア人で黒が似合う人はほとんどいない」らしいと聞いて、なんと黒がレイシストだったなんて!




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パーティーではふたりのファーストダンスの後、新婦はお父様と、新郎はお母様とダンスを。そして、最終的にはやっぱりクラブ会場のようになり踊り狂う展開。嫁も暴れて、おひらき。

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最後は花火でおむかえ。おめでとう!
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# by akiha_10 | 2013-05-06 06:24 | Trunk

page t-170     レイチェルのウェディング   サバンナ 2

お式とパーティーは歴史地区から30分ほど車で行ったTybeeアイランドにある一軒家で行われました。

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欧米のお式では伝統的な、ウェディング・パーティー(一団)とよばれるサポート係がずらり。新婦側につく新婦の友人や親戚からなるブライズメイド、新郎側につく新郎の友人、親戚からなるグルームズメン。女性は皆同じドレス、靴、ネックレスを身につけてかわいい!このブライズメイドのドレス選びなども、女性にとってはウェディングの大きな楽しみのひとつなんだそうでうす。最近は日本でもブライズメイド、グルームズメンをたてるお式も人気だと聞きました。男性側も同じタキシード、お花を身につけます。 サポート役とはいえ、主にウェデイングを盛り上げる視覚的に華やかな役割かと思いきや、側で見ていると本格的に細々と働いている様子がうかがえました。




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ブライズメイドは新婦側のドレスのことや、会場のお花やカードのこと、と細やかな面でサポート。グルームズメンは会場をおさえたり予算を管理したり、衣装を借りに行って戻しに行ったり、と日本でいうところの二次会の幹事に近い役割でしょうか。日本だと式場がとりしきるところを、大変だけど友達や親戚のサポートのもと本人達がつくるというのは自然な形のような気もします。細やかな対応でウェディングサービスもビジネスとして体系化している日本のように、会場自体には、良くも悪くもウェディングをパッケージ化したりオーガナイズしている様子があまりなく「ここでウェディングをしたい」と決めたら、本当に場所だけ借りることが大半のようです。だから本当の意味で、お花や衣装、お料理は?という手配に精通している「ウェディング・プランナー」というものが必要になってきて、周囲のサポート(ウェデイング・パーティー)が必要になってくるのかなと推測します。







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挙式ではまずグルームズメンと新婦ブライアンが袖からぞろぞろと並んで、女性方を待ちます。この男性方がびしっとした恰好で女性を出迎えるというシチュエーションがジェントルマンズシップを感じさせ、ドキドキさせてくれますね。新郎はこの瞬間まで新婦のドレス姿を見てはいけないことになっているので、ブライアンの嬉しそうな顔といったら。一番素敵な瞬間だと思います。



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ブライズメイドが一人一人入場してヴァージンロードを歩いていきます。
定番だけど、曲は誰もが幸せになる、この雰囲気にふさわしいBruno Marsの「Marry You」でした。







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かわいらしいフラワーガール。


















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こうして全ての出迎えの準備がととのって、



















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嫁入場!
レイチェル!
# by akiha_10 | 2013-05-04 02:52 | Trunk

page t-169      レイチェルのウェディング   サバンナ

友達のレイチェルとブライアンの結婚式に出席するため、ジョージア州のサバンナに行ってきました。サバンナはアメリカ国内旅行として人気の旅スポットなんだそうです。ジョージア州はフロリダの上にあり、耳を澄ますと、芝居「熱いトタン屋根の猫」でほとんど聞き取れなかったあの南部訛の英語が聞こえてきます。


レストランやホテルなどで感じた、NYとはまた違った種類の社交性(一度話し始めると止まらない田舎のおばあちゃんに会ったような感じ)の印象について話していると、これは「サザンホスピタリティ」と呼ばれているものだと教えてくれた。両手を広げて誰でも心から明るく歓迎する南部のもてなし(押し出し強め)、なんだそう。これって、回覧板を渡しに来た近所の方にも、宅急便のお兄ちゃんにも「ちょっとあがりんしゃい」と声を掛けては世間話をはじめて、最終的には煮物なんか出し始めちゃうおばあちゃんやん。これから福岡のおばあちゃんのもてなしは「サザンホスピタリティ」って呼ぼう。なんかかっこいいやん。




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中心地である歴史地区内は歩いてまわるのにちょうどよいサイズで、24もの広場、公園があるのです。全体が公園でできるかのようで、どこを歩いても木陰できらきら、葉擦れの音が清らかで、なんとも美しい場所でした。並んでいる家はどれも意匠が凝っていてとても素敵です。アンティークショップやギャラリーがならび、どこかしら知性と品を感じさせます。鎌倉と印象を重ねました。




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サバンナで1,2を争うレストランがMrs. Wilkes' Dining RoomとOld pink houseと聞きつけました。Mrs.のほうは予約ができず、しかもランチだけという難易度。11時の開店前に行ったにも関わらず100人以上の行列。アメリカ人(かは知らないが)もこんなに並ぶんだ…!二時間以上は待つと言われ、わたしは待つ執念がありましたが周りの友達の空気を読んで今回は断念。伝統的な南部料理、フライドチキンやビスケット、マカロニチーズという高カロリーパワーフード(ケンタッキーフライドチキンはここから来ていますね)が食べられるようで、あとから調べてみると朝9時半に並んだら一回転目に入れる、のだそうです。すごい人気!



一方Old pink houseは予約ができたのでなんなくクリア。名の通り歴史的な古いピンク色の家がレストラン。シックな内装でした。なにがなんでもサザンフードを食べたいイメージだったのでフライドチキンはオーダー。自動的とマカチーもついてきた。「サザンスタイルSUSHI」という、どうにも無視できないメニューを見つけたのでトライしてみると、あなご巻きを油でかりっと揚げていました。やっぱり揚げちゃうんやね。揚げちゃえば基本的においしい、そもそものポテンシャルが高いフライドチキンの、グルメなフライドチキンと、そうでもないフライドチキンの差ってどんなものかな、と思いながらも、普通にジューシーで美味しかったです。




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川沿いは石畳ということもあり夜はヨーロッパのよう。







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トレンディなルーフトップバーもあったり。温暖な気候ということもあり、基本的には観光地、バケーションの地であることから、バーも朝方まで空いていて盛り上がっています。




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しぶい。
# by akiha_10 | 2013-05-03 07:19 | Trunk

ニューヨークジャーナル 150

五年前から始めて地味に続いているヨガとピラティス。


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わたしはどちらかというとピラティスがより好きです。
無心を提案されるヨガだと、動く最中や瞑想中に「ああ、無心無心、、、、むしん。」と心がけているうちに、ああでもないこうでもないと雑念がまじってしまうことがある。レッスン後「ああ、今日は意識が散漫だったな」などと自分のちっちゃさや煩悩にもやっとする。たまにものすごくいい時もあって、そういう時はピラティスを越える達成感があるのだけど。ピラティスはそもそもスピリチュアルなことはまったくない、ドイツ発らしい(もとは負傷したドイツ軍兵士のためのリハビリテーション)フィジカルなトレーニングなので逆に「今ここの筋肉動いていますよ〜意識してくださいね〜」と現実的に、今この瞬間の意識の注ぎ先を言われることによってものすごく集中できる。ピラティスは動く瞑想だと思う。(瞑想という言い方はちょっと違うかもしれないが。)



マンハッタンは狭いから密度の問題だと思うが、NYには凄まじい数のヨガスタジオがある。ピラティススタジオも多いので嬉しい。リフォマークラス(器具を使ったもの)もグループレッスンなどであれば日本ほど高くない。





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ジャイロトニックというのも挑戦してみた。こんな器具を使ってくるくるする。石臼でなにかを挽く動きそのものだ。いっそ蕎麦屋でジャイロトニック器具(石臼つき)を置いてスタジオを展開したら一石二鳥だよ。ダンサーさん達などに人気なんだそう。ピラティスが面で動くとしたら、ジャイロトニックはいつも四方八方にサークルで動く感じ。こんなところにもあったのか!という使っていない筋肉たちを呼び起こす感覚でした。





去年から少しずつ通っていたポールダンス(エクササイズとして人気なんですよ〜)は10回のレッスンが終わって、ここ数回はすこし高度なテクニックを練習するようになったのだが、ポールに密着して摩擦によってできる青いアザを見る度に「一体わたしはどこにむかっているのだろう」と疑問に感じてきたのでひとまずお休み。






ニューヨークヨガパスブックとピラティスパスブックというのを買ってみた。わたしのように、いろんなスタジオを見学してレッスンを受けてみたい人にはぴったり。NYの100以上のヨガスタジオ、40以上のピラティススタジオを体験できるチケットが入っていて2013年中有効。各90ドル。ヨガレッスンの一回の相場は10-20ドル(寄付のスタジオもあるけど)、ピラティスは一回マット20ドル、リフォーマーは30-70ドルくらいするので、いろんなスタジオに行くことが億劫でなければとてもお得。(マンハッタンにいれば、ほとんどの場所が30分以内で行けるし!)


と思って、すでに10スタジオくらい行ったのだが。びっくりするほどにこのパスブックの存在を把握していないスタジオ(スタッフ)が多い。受付や電話で 「ヨガパスブックを使いたいんですけど」というと、今のところ7割くらいのスタジオスタッフが「えっと、なんですか、それ?」という感じ。ええーっ。で、訝し気にそのチケットを読んでは「お、おっけーい」みたいな。しまいには「なんか面倒くさいのキタ、クーポン女め」と言いたげな顔をする人までいたりして、なんか、なんか、なんか、


ざつっっ!




American Health and Fitness Allianceというアメリカのフィットネス協会のようなところが管理していて、毎年発行し続けて数年になるようだが、ちゃんと浸透させてよぅ。行ってみたら、今はなきスタジオもあった。どーん。そういうスタジオのチケットはちゃんと外しておこうよぅ。NYの健康を盛り上げて促進するような意図で発行されている、明るく陽気なブックやと思っとったのに!



日本ではほとんど起こり得ないことと戦いながらも、NY中のスタジオを見れてたくさんのメソッドを体験できるので楽しさが勝ります。これ!というスタジオが見つかるといいなぁ。「健康」が「美容」に先立つんだねぇ、と最近実感してきているのはやっぱり、大人になったんだなぁ。ふぅ。

これからは「おそらく知らないと思うけど、実はおたくのスタジオからこんなのが発行されているんですよ〜あらびっくり!」という、スタジオのスタッフは知らないという前提で話を切り出すことにしよう。
# by akiha_10 | 2013-04-23 07:26 | NY Journal

ニューヨークジャーナル 149

この度アメリカのアーティストビザを取得し、今回はじめてこのビザ(O1-B Visa)で入国しました!


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アーティストビザとは、"For individuals of Extraordinary Ability in the sciences, arts, education, business, or Athletics"、科学、アート&エンターテイメント、教育、ビジネス、スポーツ、映画、TV界の分野で専門的に活躍する優れた才能を持った人に与えられるビザ、なんだそうです。

NYに住もうと決めた時はまずは住んでみて様子を見ようと思い2011年の数ヶ月は観光Visa(3ヶ月未満)、2012年は学生Visaで滞在していました。学生といっても、NYを探訪し現地の友達をつくることが最大の学習と決めこんでいたわたしは、「出席」がそれほど厳しくない理解のあるアートスクールを探して籍を置いていました。そうしてNYへの飢餓感をパワーに自ら課外活動に出たシャバでは、生きたアート、スケール感、酔っぱらい方、踊り方、若干品のない英語、人生の愉しみ方を学んだ。


去年の秋くらいから、愛冷めやらぬNYに対して傍観者、観光客としてだけでなくもっとNYに参入したい気持が芽生えて来て、アーティストビザにトライしてみようと決めたのです。噂に違わず、準備に数ヶ月かかるなかなかの集中力と根気を要する、骨の折れる作業。推薦状が最低10通以上必要、自分の経歴を証明する資料を集めポートフォーリオできるだけ細かく詳しく作成すること、こちらでのスポンサーを探すこと、とミッションがたくさん。もちろん書類はすべて英語。




移民関係に強い弁護士さんにお願いして作成してもらうのが主流だと教えてもらったのですが、5000ドル前後というその費用を聞いて「ブラジル行けるやん!」と思ったわたしは、この機会にリーガルな書類を英語でつくる事も、自分の経歴や推薦状を英語に訳す事も勉強にもなるし、自分でやってみようと思いったった。こんなことがない限り勉強しないし!





アーティストビザの準備をしていることを話すと、ビザ取得経験者は口をそろえて「弁護士は絶対雇ったほうがいい」とアドバイスをくれたけども、まずは自分でやってみたかった。自分で取得できるか否かを、今後の自分の身の振り方のサイコロにしようとも思っていた。自分の熱意をはかることもできる。一連のビザ活動のすべては、まるでNYへのラヴレターを作成するかのような気持であり、その気持をぶつけてNYからのリアクション、レスポンスも見てみたかった。


そうして「自分で取る」と決めたものの、結果的には、周りの方々に取らせていただいた。
決してひとりで成し得る作業ではなかった。


NYで出会った友達(特に元ナナムジカのゆりちゃんや、アーティストビザを4度も更新しているけん爺)に書類の作り方、不備がないか、何度も聞きまくって、彼らは細かく対応してくれた。まずこの二人がいなかったら準備できなかったと思う。


事務所のマネージャーと編集長が過去の資料を集めて送ってくれ、社長も応援してくださった。

日本でお仕事をさせていただいた、多忙な音楽家の巨匠たちやエンターテイメント界で活躍されている仕事仲間に推薦状を書いてもらえないかお願いし、みなさんが快く書いてくださった。

現地ミュージシャンでわたしの音源に興味を持って応援してくれる方にも書いて頂けた。

アメリカ人の友達たちは、わたしの斬新すぎる英訳をフォーマルな英語に添削してくれた。

ビザ取得経験の豊富な、在住歴の長い先輩や日本人の友達は、わたしの「なんとかなるさ」の楽観さ加減に「移民局をなめるな」と叱咤激励してくれ、チェックしてくれた。それらの慎重派アドバイスは間違いなく書類の精度を高めた。オフィシャルな書類としてスタンダードとされている句読点の後のスペースの数や、正しい改行、大文字、小文字など、何度ミスが見つかり作り直したことか!(←自分のミスだけどさぁ。)


しばらく難航していた最難関であったスポンサー探しは、「絶対に取る!!」と決め込んでそれしか考えていなかった週のある日、するっと解決した。偶然地下鉄の車両でばったり会った、学校の友達ゆうくん(滅多に学校でも会ったことがないのに!)に相談したら、嘘みたいにあっさり「いい人がいる!」と紹介してくれた。この流れは、ちょっとしたファービュラス!な感覚だった。




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本当の意味で、いろんな方々に助けられてできた、わたしの歴史がつまった分厚いポートフォーリオ。「チャレンジしてみよう!」とはじめてみたものの、たくさんの方に貴重な時間を割いてもらう過程でその感謝が責任感にもなり、「もう絶対に、なにがなんでも取ってやる」という「内なる怒り」に似た強い感情が全身を包んだ。もう取得できること意外考えられなくなっていた。このプロジェクトは成功以外有り得なかった。頭の中では中島みゆきが鳴りはじめていた。



わたしはアメリカでの活動履歴もないし「9.11以降、アーティストビザの審査は厳しくなっている」と誰もが過度に期待しないようになぐさめてくれたが心の中では、間違いなく、絶対に取れるという根拠のない自信があった。根拠があるとすれば、だってこんだけNYが好きなんやもん、という訳のわからんものだった。




昨年大晦日に提出。



そして、「1ヶ月〜数ヶ月の審査」という情報よりはるかに速い、
10日でビザ認可の通知が届いたのです!!
やったー!!


協力していただいた方々、タイミングや出会いに感謝しきれない気持です。
ありがとうございました。
そしてなにより、ラヴレターを受け入れてくれたNY、ありがとう!!








愛と情熱があるものに関しては、物事が本当にうまくいく。
わたしは今までの人生で、この「内なる怒り」に似た、1ミリの不安も邪念も雑音も寄せ付けない、気迫をともなった強い感情に包まれたことが数回ある。不安がないわけではないのだが、それらを覆って見えなくしてしまうくらいに全体のパワーがみなぎっている状態。イメージとしては、マリオが星を取ってスターモードになったくらいに無敵モードだ。スターモードは、子どもの頃に公園で砂山をつくって、ぜったいトンネルを開通させて、水を流してやるっ、という状況での、シンプルな目標にむかう純粋な一心不乱さにとても似ている。


そして、スターモードになった時の願いに関しては100%叶っているという成功体験がある。その叶った事の内容を並べてみると、そこに共通しているのは「絶対に、それしか、い、や、だ」という気迫をともなった愛と情熱がある。こうなったらいいな、ではなく、これしかいやだ、ということ。その願いが実現する意外の、他の選択肢がまったくもって浮かばないこと。それらの願いが自分の性に向いていたり、そうあるべくしてあるもの、自然の摂理にかなっているものは叶う。そのスターモードのスイッチを押すことのできるほどの願いの対象は、数としてはそんなに多くない。それほど愛と情熱を注げる対象はちいさな幅、ピンポイントにあるということだ。




よく夢が叶う、叶わないの話がされることがあるけれど、叶っていない願いというものは、よく胸に手をあてて考えてみると、その内容が社会的に見て見栄えがよかったり、こうなれば体裁が整うだろうという他者の欲求だったりすることが多く、心から湧き出る純粋な内なる欲求ではないことが多い。わたしは自分の経験を通してそう思う。もし全身全霊で願って行動して叶わなかったものがあるならば、それはその人にとってその道よりもよい道があるというサイン。純粋な気持で取り組んだ努力や強い想いを無視するほど、宇宙は意地悪ではない。塞翁が馬である。







こうして新しいビザで入国し、とても感謝をしながらも、ビザはあくまでコマを一歩進めるツールだと心に留めている。海外滞在の目標が「ビザ取得」になるというのもよく聞く話。たとえばアメリカのグリーンカードが欲しくて熱心に取り組んで、グリーンカードを取得した途端に目標を失って日本に帰った人がいる、と聞いた。もったいない!




できるだけ世界を知ること、クリエイティヴなことに関わること、自分の創りたいものを創ること。そしてNYに住むということ。20代はじめに掲げた夢はあまりにも欲張りに叶えさせてもらいました。今まで、大小色々な願いがある中でこれらをよく考えてみると、意志が散漫な淡い「期待」よりも、本当に叶えたいもの順に高い確立で叶っているように思います。


20代も終わりにむかう中で、音楽や創作することそのものとの付き合い方や、もっと広い意味でどう生きたいのか、などNYではたくさんの事を考えさせられています。その楽しい「もがき」も意味があるものだと信じて。



なんらかの形で、世界と関わること。
人や世界を繋げて、大好きな人たちを開放する役割ができたら最高。


ここでいう世界とは、なにもエジプトやガラパゴス諸島といった物理的な距離ではなくて、今すでに自分の持っている世界や出会いとの関わり方でもある。


わたしは放っておくと自分の世界でひとり遊びをはじめて満足するという、本質的には内向きな自己完結型の性格ですが、せっかくNYに居させてもらえるチャンスを頂いたこの勢いと、この春という季節にあやかって、外にむかって自分の持っている大胆さ、表現欲、社交性のフェーダーを意識的にあげていきたいと思っています。後悔のないように。



よろしくおつきあいくださいね。




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来た来た、この陽射し!!
(NYの紫外線は日本の7倍)
また日焼け止めを
塗っても塗っても
土偶色になるんだろうな…

冬でちょっとマシになったのに…
ずーん。
でも、そんなの全く気にならないくらい、
これからのNYはまじで最高です。
# by akiha_10 | 2013-04-12 06:44 | NY Journal

ニューヨークジャーナル 148

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マディソンスクエアガーデンでカレッジバスケ(NCAA)を観て来た。
このカレッジバスケ、どこに行っても今話題になっているほどあつい。全米から68校がトーナメント方式で争って全米大学ナンバーワンを決める。大学生という、プレーヤーにとってその後の人生を左右する試合でもあることから、ガチで激しい争いが繰り広げられる。その真剣さからNBAより面白いと言う人も多い。甲子園のような感じかな?3-4月は皆がそればかりに熱狂するからか「狂乱の3月」とも呼ばれているらしく、その熱さに触れて来た。


スポーツにほとんど疎いわたしも、スラムダンク世代であり(全巻持っていたし)一時期まさかのバスケットボール部にも入っていたし(なんてミーハー!)、他のスポーツよりか分かるよ。そして、すこしだけ上手だと思う(自分比)。中学時代にはボールを持って軸足を中心に回転する「ピボット」をもじって「ポビットマン」という、試合中に意味のないところで無駄な動き(ボールを持って回転するだけ)をするキャラクターをつくって、「ポビットマーン!」という友人からの声援が掛かると進んでゲームの流れを妨害して、くるくるステップを踏んでいたよ。


試合はケンタッキー州にあるルイビルVSニューヨーク州のシラキュース。シラキュースは大きな競馬場があることで有名。アメリカの競馬も、もちろん賭博ですが粧して行く社交場でもあり、伝統として女性は好んで鳥かごのような大きな帽子を被って、おほほ、と観察するようです。帽子好きとしては一度拝見したいところ。

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試合はプレーヤーもオーディエンスもあつい。残念ながらシラキュースは負けてしまいましたが面白かった!ファイナルフォー(準決勝)の試合がある今週末の街の様子がたのしみ。
いかにも、のチアリーダーがいいよね。

ちなみにカレッジバスケを観るチケットは100-300ドルするんですよ〜すごい人気!












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アメリカ人のスポーツ狂ぶりといえば、アメフト優勝決定戦、スーパーボールの時期もおかしかった。
その日、多くのスポーツバーに行列ができていて、なにかと思ったら全米が泣くスーパーボールへの出場がかかっている準決勝の日。友人がテーブルをキープしている(そこまで?)というので交じってみた。


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なんだこの狂乱ぶり。なぜにそんなに大声。

ビールが上から降ってくるは耳は割れそうだは、
ザ・アメリカを体験。


日本でワールドカップ時にスポーツバーに行って応援した経験はあるけど、その熱狂の比じゃない。
みんな、あばれんぼうだ。
怪獣。



そういえば、NYの多くのバーにはTVが設置されている。ほとんどの場合そのTVではなにかしらスポーツが放映されている。みな、いつもなにかと得点が気になるからだ。スポーツバーとうたっているところなら分かるが、ムーディーで大人めな場所にもTVが置いてあることも多い。そのTV率から、尋常ではないスポーツへの関心ぶりが伺える。


スポーツ観戦をしながら飲みに行くと決めているならまだしも、落ち着いて飲みたい気分の時にバーにTVがあると(特に外見の雰囲気から裏切られた場合)「ここもですか…」と笑ってしまうわたし。「はじめてのデートでTV付きバーに連れて行かれたら、がっかりよ!」という台詞が、かるーい”マンハッタン”コメディ映画で出て来てもよさそうだと思っている。そういえば、いかにもマンハッタンらしい、たくましい女友達は「デートなら、白いクロスがひいてあるテーブルのレストラン(すなわち、きちんとしたそれなりのレストラン)以外ありえない」とばっさり言っていたなぁ、、、。赤いチェックはなし?白限定?おいしいかもよ?マンハッタンジャングルで、男性たちも大変だ。


TV付バーの多さについて先輩と話していたら、誰もが知るレストラン口コミサイトYelpでは、フィルターをかけるチェック項目に「HAS TV」があると教えてくれた。さすがアメリカ!!HAS NO TV希望だよぅ。



このアメリカのスポーツ狂、ノームード、ノー侘び寂びをからかうという、この傾向は文化と歴史に誇りを持った、アメリカ在住のヨーロピアンがアメリカについて語るそれであり(ヨーロッパ人は概ねアメリカの文化面や嗜好についてちょっぴり見下して語る傾向にある)アメリカ人にそれを言うと「じゃあ国に帰れよ」と、まさにその通りだ。ごめんなさい。すきです、アメリカ(多分NY)。そうしてやり合いながらも、他にはない魅力がNYにはあるから、みな虜なんだよね。
# by akiha_10 | 2013-04-06 14:41 | NY Journal

ニューヨークジャーナル 147

今日はNYにやっと春っぽさがおいでになった!!
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先週東京駅と姉妹駅提携を結んだマンハッタンの中心駅、グランドセントラル駅。
その週は駅構内で日本の駅弁を販売するなど、日本関連イベントがありました。



日中5℃で春とは言えませんが、気温というより、陽射しが春っぽくなった。同じ晴れでも、冬の晴れと春っぽい晴れは全然違う。陽射しの当たり方が違う、空の高さが違う。街がいっきに動きだすのがわかる。ストリートではミュージシャンが圧倒的に増え、ファッションフォトを撮りだすフォトグラファーが増え、カフェで知らない人同士が声を掛け合い、ぐっと街の気運が高まる感じがする。



先日、日本から友達がはじめてNYに来て、少しがっかりしていた。それは極寒であることがひとつ、ヨーロッパのように荘厳で優美な建物もなく、たしかに忙しく汚い街で、NYの人の陽気さや会話やアートや作品、そのクレイジーな「エネルギー」に触れずして、なにが見所といえよう。冬はそのエネルギーがなかなか街に反映されていないのも残念だ。みなやや冬眠中。



曇天で極寒の汚い街を日中歩き回り、NYの魅力挽回に最有力なミュージカルや音楽も観るつもりはないと言う。わたしとしては「もったいない!」と思うのだけど、今回は買物とNYの雰囲気を楽しみにきたらしい。その最大目的の雰囲気もいまいちで、しょんぼりしていた彼女は、NYのハイライトともいえる夜のレストランやクラブ、バーホッピングで元気を取り戻した。「これが描いていたNYよ!!」と。日中のマンハッタンには、映画や海外ドラマで描かれるようなお洒落な人はほとんどいない(スタイリッシュな人はもちろんいるが、それより圧倒的におかまいなしな人が多いので、街の印象はごちゃっと見える)事にも失望した彼女は、夜になって華やかさを取り戻したNYに「この人たちどこから湧いてきたん?」と機嫌をよくしていた。ジャージとドレスを極端に着こなすのがニューヨーカーだ。個人的には、お洒落な人を見るなら東京、センスのいい人を見るならパリ、クレイジーな人を見るならNYに尽きると思う。








最近よく料理をしています。

しばらく住んでいたローワーイーストサイドのおうちでは仕切りがあるものの、ルームメイトのお部屋とキッチンが繋がっていた。なんとなく臭いや煙を気にして簡単な麺類やさっとできる炒め物しか作らなかったが、今住んでいるところはゆっくり料理ができるので楽しんでいる。



で、そうして色々つくりはじめると、たくさんの気付きがあるんよねぇ。例えば、単位。 重さはオンスやポンドなので肉屋でも野菜売り場でも、計り単位で買う時にはイメージをつかむためにグラム置き換え計算が必要となる。またレシピを見ては、いちいち「ということは〜」と計算雲を頭上に浮かべてひとりごちている。

ちなみに大さじ小さじなどは、テーブルスプーン、ティースプーンと呼ばれている。日本ではご存知の通りスプーンすりきりで計りますが、アメリカのスプーンは

ティースプーン”山盛り”にのせて「ティースプーン1」。。。。って!

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「山盛り」にも色々あるんじゃ?
適当すぎない?
山の高さはどんくらい?
計れてなくない??


アメリカっぽい!!

というわけで、いいものを見つけた。
ちいさいグラスにメモリがついたもので、これはとても正確で実用的。
わたしも几帳面ではないので別によいのだけど、なんか、この発想がアメリカよね。


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日本から持って来たブラウンのバーミックスはほぼ毎日使っています。
フルーツをたくさんいれて、朝スムージーにして飲んでいる。
これはミュージシャン友達の井内ちゃんから頂いたもの。
料理好き、料理ガジェット好きの井内ちゃんの暮らしのセンスは
わたしより遥かに繊細で、天然生活を謳歌している。
大活躍だよ、ありがとう。











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NYのレストランで、バーニャカウダくらいどこでも頻繁にあるメニューは以前にも話した「ビーツのサラダ」、続いて「芽キャベツのフライ(炒めたもの)」。
よく見る。スーパーでもどーんと売っている。
英語ではBrussels sproutsと言って、
自分でも簡単に再現可能な一品(炒めるのみ)。






a0028990_640222.jpg意外と手に入りにくいのが、パンプキン(かぼちゃ)。ほとんどのスーパーでパンプキンのポジションとして一般的に売っているのはスクワッシュ。パンプキンもあるにはありますが、ハローウィンシーズンやお菓子に使われるもののようで、どこのスーパーでも必ずある野菜ではありません。スクワッシュもおいしいけど、かぼちゃ慣れしているわたしとしては、コクや甘みが足りない。あのほっくり感がないんですね、スクワッシュ。だから、作ったスクワッシュの煮物も、スクワッシュスープもいまいちピンとこなかった。そうした経験を経て、今は日本食スーパーにかぼちゃを求めて買いに行くことにしている。




ん?
スクワッシュっとパンプキンの違いってなあに?
スーパーでよく売っているスクワッシュの見かけは、かぼちゃが、ややスタイリッシュになって皮の緑色が薄いもの。試しにアメリカ人の友達何人かに、違いを知っているかという質問をしても皆首をかしげるばかり。色んな説があるようですが、スクワッシュはカテゴリーであって、その中にパンプキンがあるという説が。つまり、パンプキンもスクワッシュのひとつなんだね。アメリカではかぼちゃの事をスクワッシュと呼ぶ、という、言語的観点からの説明も。じゃあパンプキンは一体…


でも味は絶対違うよ、スクワッシュとかぼちゃ(パンプキン)は!!




案外困るのは、こちらでは細切れ肉(薄切り肉)が売っていないこと。こちらはどーんとステーキサイズの一塊が一般的。アメリカの肉料理といえば基本焼くだけだからね。あの薄いのが欲しいのに!

というわけで、日本のレシピで何を作るにも、肉の様相がおかしい。肉じゃがを作って、「肉じゃがってこんなやった?」と自問自答。だって肉が小さく切ったブロックなんやもん。ニクニクしい。でも、もともと肉じゃがは東郷平八郎のイギリス留学時の経験をもとに、ビーフシチューを再現しようとして(間違って?)できたものだと知っていましたか?元祖肉じゃがはこんなブロック肉やったかもしれんよ。


一般的にスーパーに豚肉が少ないのも特徴。宗教でもない限り豚肉は食べることは食べるようだが、明らかに鶏肉、牛肉コーナーがあって、豚肉は端っこに少しあるだけ。ないスーパーもある。あまり家庭の食卓では食べないのかな。ぶた人気なし?生姜焼きとかおいしいのにね。
# by akiha_10 | 2013-03-28 07:07 | NY Journal

ニューヨークジャーナル 146

今日も雪が舞っている。未だ冬のNY。
最近の関心ごと。


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地下鉄などで大プッシュしているアニメ、
OUT THEREのキャラクターがなんか気になる…。










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仲間だってすてき!
みんなちょっとだめそう。













わたしが持っている薬のパッケージや、日本食品店で買ったお菓子や食料のパッケージを見て「なんで日本製品のパッケージには必ずアニメーション(マスコット?)がついているんだ?」と聞かれる。親しみやすさだろうと思うのだが、改めてアメリカのパッケージを見てみると子ども用品以外、アニメらしきものはまったく描かれていない。さすがアニメ、キャラクター産出国にっぽん!この日常に溢れる可愛らしさや幼稚さが、女性の「kawaii」に繋がるのだろうか。


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去年映画がヒットしたtedも、もし日本でこの人気だったらキャラクターがすぐスターバックスやファミリーレストラン、デパートなどとコラボレーション(tedはやんちゃだからなしかな…。)しそうなのだが、これといってキャラクターがひとり歩きする様子もなければ、街中でバッグにミニtedをぶらさげている様子は皆無。





わたしも高校生の時に、身体がいつの間にか落ちてしまった首だけのミニバービー(不評)がぶらさがっていたが、「バッグにキャラクター」は他のどの国でも見ることができない、日本の突出した文化だと思う。くだんの首バービーだが、数ヶ月後にわたしの机にそっと身体パーツが置いてあったのだ。なんか、こう、いろいろ膨らむよね。こわいっ。





「ぬいぐるみとかって興味ないの?」と聞くと、そういうわけでもないらしい。定番はテディベアらしく、幼少期には男女ともに持つ機会があるらしい。女性は大人になっても、このふかふか、かわいい、への共感?は一応あるらしい(日本の男女共にあるキャラクター熱に比べると、とても淡白)。




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ちょっと気になったのが、ベルモントテディベア、というぬいぐるみ。

とにかく大きさで勝負。

でかい。

顔が大味。そこに愛はあるのか。



で、なぜかCMには薄着のセクシーなお姉さんが登場、というアメリカのすべてを凝縮している世界観を放つこのCMにいつも釘付けだ。










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ともだちのデイヴと兄弟のマイクがよくメディアに出ている。できればカップルで行くことが慣習となっている結婚式に、一緒に行ってくれる女性をクレイグスリスト(なんでも掲示板)に投稿したところ2600通以上の応募があったとのこと!デイヴとマイクの相手なので姉妹、できれば双子という条件を載せていた。




ふたりの気の効いた投稿画像や美人が多数応募という結果が話題になって、昨日はついに海を越えオーストラリアのメディアにも出ていた。実際にその応募の中からdates(結婚式に連れて行く異性のこと)を選んでいくとのこと。コメディ映画のアイデアになりそう。出会いもアイデア次第なんだね。なんでもありの、おもしろい時代!

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# by akiha_10 | 2013-03-20 01:30 | NY Journal

 page t-168       ギャビーのウェディング  マイアミ 3

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ウェディングドレスを通販で探すことは一般的なのだそうだ。アメリカでは返品システムが徹底しているのでいくつかのサイトから一度購入して試着し、気に入ったものを手元に残してあとは返品する、という方法でお気に入りの一着を探すのだそうだ。大の仲良しの義理のお姉さんからのスピーチの中で「ギャビーは10着以上のドレスを返品して、今日のために準備していた」というエピソードが印象的。方法は色々あれど、結婚式の”準備”を疲れるほど楽しむのは洋の東西を問わず女性の特権!そして、欧米では新郎は新婦のドレス姿を式まで見てはいけないという縁起もののような決まりがある。「これどう?あれどう?」などと一緒にドレス探しをすることもある日本とは異なるカルチャーですね。


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アメリカではご祝儀の代わりに新郎新婦が事前に用意した「ウィッシュリスト(自分たちの欲しいものを挙げたリスト、購入場所も指定していたりととても具体的)」を頂き、その中から自分の予算に合わせて購入してプレゼントする事が一般的。なるほどなあー!と思ったのが、最近のシステム。


ふたりの結婚式情報のホームページ内にある”ウィッシュリスト”のページ。その中から自分の予算に合わせて選んだモノをオンラインで買えるような体になっていて、実際はアイコンをクリックすると、そのモノのお値段をネット上でペイパルで支払うようになっていたのです。つまり、モノをプレゼントする体でオブラートに包みながらも、結局はご祝儀(結局日本と同じ?)をプレゼントするということですね!


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実は参列前にユダヤ式結婚式について調べていたのですが、本来ユダヤ式は日本と同じご祝儀スタイルのようです。ウィッシュリストを通してのご祝儀、ひょっとしたらこれは折衷案かもしれない。ただ同じご祝儀でも、オンラインでお渡し(お支払い?)するより、綺麗なご祝儀袋に包んで、滅多に使わない筆ペンで名前を書いて、というほうがまだ風流なような。喜んでもらえたらなによりだけど、なんともいえぬ不思議な気持になった、オンライン送金(笑)!これがペーパーレスの時代でしょうか。










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パーティーでは、ベストマン(新郎側の立会人の代表、新郎の親友や兄弟が務める)やご両親からのスピーチがあったり。しっとりとファーストダンスがあり。アメリカにはこの結婚式の”ファーストダンス”のための、カップルで通うレッスン、スクールまであるのですよ!めんどくさっと男性方の声が聞こえてきそうですが…。









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ユダヤ教の結婚式ならではの「ホラ」と呼ばれるダンス。新郎新婦の座った椅子ごと持ち上げて、上下させながらくるくるとまわります。どうしても「みこし」がよぎるのはジャパニーズ発想。








ギャビーの叔父さん(以前NYでお会いしたことがあった)が「ゲストにシンガーがいます!」と。アメリカにも余興があるの?なんて思いながらメインのお肉を口いっぱいに頬張っていたら、「Akiha!」と!自分が呼ばれるとは思っておらず、「ふぇ?」とリスなみの頬の膨らみで驚いたさ!






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若干の無茶振りに「アカペラ?独唱系?」と戸惑ったが、友人のiPodにわたしのアルバムが入っていた。「それ貸して!」と繋いでもらって、「Anniversary」に合わせて唄う。あきはとデュエット。堂々日本語だけど、とても喜んでもらえました。よくわからん歌詞にも関わらず「素敵!!」と拍手を頂きました。貴重な機会をありがとう!!マイアミの空の下で唄えて光栄でした。







a0028990_14182439.jpgそして、最終的にはやっぱり、踊り狂う。老若男女、踊る。嫁だってあばれる。NYに一年以上いて思うけども、きっとここ数年のアメリカの音楽のメインストリームは、間違いなく踊れるダンスナンバーだと思う。音楽好きが集うNYには、実験系やノイズ系やエレクトロ、もちろんジャズ、ともっとジャンルは多岐に渡り、深いけども。つい最近現地のラジオ関係の方とお話する機会があって「じきにこのトレンドに人々は疲れてくるとも思うよ」と言っていた。しかし、このみんなで楽しい高揚感、がアメリカなんだよね、きっと。







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わたしも多くを学ばせてもらっているアメリカの、ひたすらにおばかに盛りあがる空気感。「盛り上がらないと罪」といったような、半ばテンションを強要される大学サークルの芝居がかった共犯関係を一瞬思い出す事もあって、ああそうか、アメリカって全体のノリが”生涯大学生”なんだな、とそのエナジーはめでるほかない。一生フットボールとビールで愉快なのだ。かなりの大人の男性がスポーツバーなどで「あの女、イケてんな」と生涯、現場ハンターであることも。そんなノリの人種のくせして、たまに人生を哲学的に深く語る事なんかも好きだったりして、それも含め、彼らは永遠の青春感に包まれている。彼らの会話に頻繁に”Life”という言葉が出てくる。暮らし、活力、命、生涯…。”Life”は我々の最大のテーマだ。”Life”という英語の言葉には、普段の日常生活から人生という意味まで、深みに幅がある。だからその言葉を気軽にも使うし、またその延長で人生をも見つめたりする。日本語で「人生」とだけするとニュアンスが重くなるから、わたしたちは「人生」について語るのをためらいがちで、その深刻さを恐れ、その機会を逸する。いっそLifeと言ってしまえばいいのではないか。


わたしは着るものや食べるもの、心地よい暮らしについて考え楽しむ、といった衣食住に関わる生活そのものがとても好きだ。言ってしまえばI love my lifeなのだが、これは「わたしはわたしの生活が好き 」とも言えるし、「わたしはわたしの人生が好き」とも言える。「自分の命が好き(大切にしている)」というニュアンスでも。命ある生活という「点」が「線」になったものが人生なのでどれも同じことなのだが、”Life”にはこの幅があるのだ。Loveが愛であるのもそうだが、日本語のほうが口にするには慎重になる文語的なものが多い。だから日本語は美しい。誰かが言っていた。英語というのは口語的で、最大の目的は意思疎通なので、できる限りシンプルにつくられた言語だと。









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ギャビー、とーっても綺麗!
お幸せに!
素敵な経験をさせてくれてありがとう。
# by akiha_10 | 2013-03-17 04:31 | Trunk