駅の浸透圧は高い。
たとえば電車で、「やっぱり日本はアジアなのだな」だとか 張り巡らされた広告を見て「飽和…」だと思ったり 自分だけサファリパークの鉄格子の車にはいったかのような、 周りから見たら ある種の勘違いの優越感だと、 あまり歓迎されないだろう、 その感覚が日々薄れていくことを惜しみながら、 日々は悲しいくらい客観的に流れている。 こういった、 ひとりだけ大事件! の高揚感、 周囲との気持の濃度差を自覚している切なさは、 毎度ながら旅の産物。 まだすこし抗いながら、 今、わたしは浅漬けきゅうり。 日常こそ旅!といえど、 やはり、塩ぬきをしに、 非日常に出かけたい! 回想になる前にちょっと追記をね。 (回想より追記のほうが手前な気がする。) そもそもなぜモロッコか。 5~6年前に古本屋で手にした 「Living in Morocco」がきっかけでした。 モロッコインテリアの本なのですが、 その小物たちの色彩の美しさと、 インテリアの洗練加減と土っぽさのバランスに惹かれて購入。 思えばパンケーキの「bills」のキリムに反応したり チェンマイの色彩、雑貨に心奪われたり。 おそらく、根本的にクラフトが好きなのだろう。 suggest gameをするならば 家はドイツ寄りに実用的に、無機質に、つるんと建てて、 ぬくもりのあるモノを収集、配置していきたいイメージ。ああ、とまらん。 それからというもの、 モロッコ特集をした雑誌があれば反射的に買ってしまう、 という年月が続き、今回は募る想いがやっと実現。 ![]() ということもあり、 インテリアも楽しみのひとつでしたので、 1日目のゲストハウス以降のお宿はリアドを選びました。 リアドとは「邸宅」の意味で、 邸宅を改築し宿泊客を受け入れるように 作った家を「リアド」といいます。 マラケシュの旧市街の中に、 個人オーナーの持つリアドが数百軒もあり、 大型ホテルよりモロッコらしさを満喫できると思い、泊まってみました。 マラケシュとエッサウィラで2つのリアドに泊まりましたが、 どちらともクッションのファブリックからランプまで、 オーナーの美と空間へのこだわりがあり、独特な雰囲気があります。 まさにエキゾチック。 どちらもオーナーが優しくとても家庭的な雰囲気でした。 (夜戻ったとき受付にパスポートナンバーを書いた わたしの予約表?が放置されていたのは、ゆるすぎだが!) たいていのリアドには中庭があり、 その周囲に部屋があります。 オーナー自ら用意してくださる朝食は中庭でいただきました。 エグゼクティブな価格ですと、さらに優雅さ(と情報セキュリティ?)が増すのでしょうが、 お手頃リアドでも、充分モロッコさを楽しめますよ。 ただ、夜は冷えたがね…(リアドに暖房器具はほとんどないので) その蓄積があのオチ…? ![]() リアドは旧市街の迷路のような スーク(市場)を迷わなければ 見つけられず、 また看板もかなり地味なので、 辿りつくまでもエキサイティング。 お小遣い稼ぎに 道案内しに寄ってくる子どもに、 最後まで慣れなかったな…。 無事たどり着いて オーナーの優しさに触れながら ミントティーをすする安堵感は格別。
by akiha_10
| 2010-01-25 23:46
| Trunk
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瓜生明希葉/INFORMATION
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