少し長めの旅から帰ってきました。
瞳に、胃に、心に響く旅でした。いつも思うのです。 私の悩みなんてちっぽけだと。 旅の思い出は、もったいぶって、いつかそのうち、こっそり話すよ。まってね。 やはり異国での食事が続くと、日本の味が恋しくなるもの。 帰国して早々、「サシーミ、スシ、テンプーラ」の日本人らしく、 噂の「かき揚げ丼」を食べに行きました。 お盆の都内はほんとに人が少ない。瞬間ドーナツ化現象。お正月もそうだった。 普段イライラの道路も、びゅんびゅん走ります。 あの銀座通りだって、くるま銀ブラができるのだ! 車がスムースに走ると、東京の「街」といわれる場所がすごく隣接していることがよく分かる。それでいて各々の「街」が独自の個性と雰囲気を持っていて、絶えず何かを発信しているから、いろいろあるけど、やっぱり東京はおもしろい街だなと思う。 銀座食いしんぼうツアー1軒目の、噂の「かき揚げ丼」はこの上ない美味しさ。 しっかりと甘辛いお出汁が天ぷらの衣に染み込んでいながら、天ぷらはサックリ感を決して失っていない。季節のお野菜としてゴーヤも入っていたのが、さらに私好み。百合根がほっくりしていて、ペロリと平らげてしまった。ほくほくさくさく。 時間をあまり置かずに、二軒目デザートタイム。目指すはチョコレート専門店のピエールマルコリーニ。そこのチョコレートアイスは、一瞬ガーナに意識が飛んでいってしまいそうな、目の覚めるようなカカオたっぷりの深〜い味わい。 一緒にその甘美な世界を味わった、同行者ケミィと、おケイもあまりのコクの深さに口の水分は奪われっぱなし。お洒落な小さなグラスに注がれた水を何度も飲み干し、これまたお洒落なウェイターにきまり悪くお代わりをお願いした…。しまいに、おケイは「あ〜っ、水おいしい!」と単純に身体が欲する水に、美味しさの感動は移ってしまったようだ。 もちろん、こんな上質なデザートは一食の価値有りで評価できるが、これは冬の寒い時季に食べたほうが、さらに美味しいと、三人は悟ったのであった。 ほんの少しだけ、秋の訪れを感じさせる夕暮れ空と、対向車線の渋滞を眺める。 そうそう、お盆が終わった帰りの車内は、残りの夏休みを数えては憂鬱になりよったね。 びゅーんと走る車で心地よい眠りについた。
by akiha_10
| 2004-08-19 01:26
| Stomach
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瓜生明希葉/INFORMATION
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