![]() 銘菓まつりに行く前に、ブレイク。 最近偶然たて続けにディカプリオを見ました。 一瞬「レオ様」とか書こうとした自分に、 照れた。 ひとつは「ワールドオブライズ」、 これはまあ、何気なく入ったのに 視覚的にヘビーで(拷問とかね…) コーラとポップコーンが似合わない映画でした。 内容は骨太でしたが、いかんせん恐くて指の隙間から見た次第です。 そして、今回すごく印象的だったのが 「レボリューショナリーロード 燃え尽きるまで」。 このサブタイトルにつっこまずにはいられなかったのですが、 (そこは大人になって) 心に黒い石ころを落としていく映画でした。 「アメリカンビューティー」のサム・メンデス監督。 はっきりいって、地味で暗い。 しかし、色褪せたパステルカラーを多用したファッションや 全体的に彩度の低い映像、 コードを微妙に変えながら、すくっと佇む音楽、 それらが丁寧に丁寧に、 紡がれていったような上質な手触りがあります。 実際はダークな出来事が重なるのですが、 後味としては、 なにも事件の起きないクラシック音楽を聴いたような。 心に印象的に残ったシーンがふたつありました。 静かな朝食風景と、おわりのシーン。 ところどころに散らばっている脇役の 表情から汲み取れる、嫉妬や安堵や見栄。 絵と空気感、で残る映画はわたしにとっていい映画です。 自分自身への期待は 自分を高めるものであリますが、 同時に自分を苦しめるものでもあります。 ずうずうしいことながら、 「ペテルブルグの夏」にケイト・ウィンスレットを重ねたのです。 今更ながら、 やっぱりディカプリオはいい演技をするんだな、とファンになりました。 「虚しさは誰でも感じることができるが、絶望を感じるには勇気がいる」 と言う台詞をこころの中で寝かしている。 ちょっと一杯飲みながら話したい、という気分に。 そうえいばキャシーベイツもクロエの香りくらい最近よく出くわす。 ひさしぶりによかった。
by akiha_10
| 2009-02-01 00:30
| film
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瓜生明希葉/INFORMATION
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