バルセロナ、モヌメンタル闘牛場へ。
ぢりぢりと太陽が照りつける闘牛場、 大半はソンブラ(日陰席)に座る。 開始時間は「日没」とのこと、 前情報なしの突撃で行ったので1時間ちょい、待つことに。 陽は傾いてはいるものの、 未だ刺すような日差しで照らされている、ちょうど向かいのソル席(日向席)。 こちらソンブラ側では日中の疲れが、日陰の涼しさに心を許し、まどろみ。 しかし、ソル席(日向席)に座る勇者たちからも目がはなせない。 わたしたちと同じ時間帯に腰をおろした、おじさん、 もう随分と光合成してると思うわ、だいじょぶかな…花でも咲くんじゃないかしら…、 3ユーロ安いなら陽にあたるくらい、どってことないぜ、でも結構暑いぜ、とバックパッカーの少年、 新たなる挑戦者…スペインギャル3人組… 焼きにきたのかしら… なんか塗ってるっ!サンオイル? 闘牛場でバカンス? ソンブラ席がわさわさと賑ったところで日没、 我慢大会観察の終焉、闘牛の開幕。 牡牛登場。 14〜5人の男たちが出てきて、 それぞれがアクロバットな動きで、牡牛の頭突きをかわしていく。 これが、すさまじく、ギリギリなんですね、 少しでもタイミングがズレると大怪我。 ![]() ![]() 挑発された牡牛と男が見つめあい、互いに真正面へと走っていく。 ケミィ、誰よりも盛り上がって「うわ〜こわいこわいっ !!」と指の隙間からチラ見、 わたしは自分のことのように身体を反ったり、うねうねと、マリオカート。 ひらりと男がかわす時、手に汗、息をのむ。 牡牛を殺すいわゆる伝統的な闘牛ではなく、 スポーツやショーに近い新しいスタイルのものでした。 (牡牛を殺すことに結構反対派もいるんだとか) 人間も牡牛も身ひとつで勝負。 ある意味、道具を使って突き刺すよりも、 潔い対峙であったと思う。 ![]() 闘った相手への敬意。 美しく、より華麗に闘った彼らへの、表彰式がありました。 身軽なパフォーマンスを繰り広げ、 しかし最後に軽く負傷してしまった男が 一位で呼ばれた時、観客は大盛り上がりで称えました。 思っていたより、ぐっとくるものがありました。 ![]() 獲物を狙う女ひとり。
by akiha_10
| 2008-09-16 16:41
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瓜生明希葉/INFORMATION
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