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page d-74     生きるトリック

わたしの大好きな秋が
ついに忍び寄ってきた?
と思っていたところ
台風が来ているようで。
これも秋の気配。


引っ越しをしました。
1カ月ネットが引けないようで、
今、カフェ。
この際、家では読書と映画強化月間にしようと思っています。









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さて、以前より行きたがっていたトリックアート展in高尾山
に行っていきました。
残り少ない夏休みを惜しむキッズにまじって、
一緒にはしゃぎました。興奮して順番ぬかししそうでした。
トリックアートが好きになったのは
もとはというと、これ。
代表的なトリックアートでもあります。
これをじーっと眺めていると、
だんだん城の中に迷い込んでいきます。
行ったり来たりして、
迷宮ラビリンス。




こうして一人の世界に陶酔していると
アドレナリンがでてきて
きもちいです。
そんな感触の記憶を辿りながら、
こどもとな(子ども大人)うりゅう、
思う存分トリックアートに溺れます。







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イリュージョンとか、
そんな大それたものは要らないんです。
ちょっと
くだらない、
しょぼいのが好きなんです。






トリックorトリート!と言って
ちっちゃいお化けが駄菓子欲しさに
家を訪問するような、
または
ねえねえ、てっ肩をポンポン、
頬に指をさすような、
そんなレベルが好きなんです。
一番すごいのは
しょぼそうで気がきいているやつ。






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これね、全部平面なのよ。
ふふふ。
写真を撮ることで
トリックの面白さがひろがります。











それにしても、
私たちは常日頃
いかにトリックにお世話になっているか、ということ。
視覚的にも、
そして
心理的にも。
恋愛はいかにも、
トリックそのものといえるでしょう。



しかし、わたしはそのトリックを好みます。
すすんで好みます。
疑い深く、皮肉っぽく、暴きたがりだからこそ、
トリックを好むのです。
ああー全部嘘っぽくてつまらんな、と独り外にいるか、
このトリックだらけの世界で遊んでみようと戯れるか、
問題はどちらにつくかなんです。
でもいつも思うのは、
このどちらでもなく、
はじめから騙されることが、
断然楽です。
はじめから、トリックだということを、
微塵も思わないこと。
騙し騙し、じゃなくて、
完全に騙されることです。
全てトリックであっても、
それが真実だと思いこんで死んだならば、
それはその人にとっての真実です。
真実は、主観。
ああ、あの子、絶対騙されてるよね、
と周りがどう思おうが、
その子がずっとそれを真実と思い通せば
それはその子にとっての真実です。
ただし、思い通して一生を終える。
「騙され続けた君は愚か」、
とわたしの歌詞でありますが、
君がそのまま死んだら、
幸せ、で終わるのです。
騙される→気づく→騙される→気づく→…
の繰り返しの中、どこで終わるかが問題です。
キスキスキスキスキス…キ…ス…キのどこでスパッと終わるかです。
ぜひ、
トリックは、完全犯罪で。










ライヴ告知です!
来週9月13日、渋谷o-crest。
新曲やるよ。ぜひぜひ。
そして10月2日(火)、渋谷7th floorで
ワンマンライヴ「knock u,knock me!」やります!
19時開演、第二弾パンチー企画も考え中。
チケットはキューブHP、または7th floorで受付中です。
もりもりやるので、
来てね。
待ってます!

















生まれたというトリック、
そのちょっとしたイタズラを
どう楽しむか、
それについて
台風の今夜は
家にこもって考えたいと思います。
by akiha_10 | 2007-09-06 12:25 | Daily thinking
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