![]() ![]() 街並はちょっとごちゃっとしたパリのようだ。 アルゼンチンを征服したスペイン人はじめ、 フランス、イタリア、ドイツ人の大量の移民たち母国を忘れられず、 ここに南米のヨーロッパを築いたといわれる。 しかし本当に英語が通じない。 みんなスペイン語… 「パエリアパエリア言いよったらなんとかなるよ」 と、なんの心配もしていなかったが、 なんともならなかった。 それは、一番レストランで悔しい想いをした。 アルゼンチンにはじめて出来たといわれるカフェ、 カフェトルトーニという老舗に行ってみる。 ゴージャスなアンティークが格調高く、 しかし、ブエノスの生き証人として この街を見守ってきた、どーんとした、安心感に包まれた空間がある。 目の前を運ばれていく、 ピザのような、 さらに、パンの上でもっとチーズがとろとろとしている、あれ。 が食べたかった。 「あれが食べたい!」と指差すには タイミングが悪く、 英語で、パンのうえに、チーズがとろ〜り… と、手のひらなびかせて、 オーバージェスチャーで説明した。 のに パンと普通にチーズ(かたまり)が運ばれて来た。 違う違う、 もういっかい身体ごと波打って、 チーズの、とろ〜り、 のあたりを表現してみた。 「si,si…」とウェイターが頷く。 今度通じたかしら。 否。 再び持って来たのは、 パンと特大チーズもり(かたまり)。 ![]() 量が3倍くらいに変わっただけ。 どーん。 こんなに食べれないし どーん。 お洒落カフェで身体までなびかせたのに。 どーん。 メニューを再び見ると、 これ、チーズボード(for party)らしい。 ケミィと目の前のてんこもりチーズを じーっと眺めた。 こうなったらチーズpartyや。 あきらめてチーズと前向きに向き合うことにした。 「遠慮せずにもっとどうぞ」 「いやいやそちらこそどうぞどうぞ…」 と、超親切に譲り合いながら、食べる。 しかし、いくらチーズが好きといっても、 結構頑張って食べてもこの量が残る。 全世界のねずみに招集をかけたい。 わたしたちが食べたかったのは、 アカデミコというやつらしい。 会計の時のちょうど運ばれていて、 悔しくて聞いた。 面白い旅になりそうね。 寝る前、 「かんたん旅会話スペイン語」 をここにきてやっとひろげるわたし。
by akiha_10
| 2007-07-14 21:11
| Trunk
|
瓜生明希葉/INFORMATION
以前の記事
カテゴリ
その他のジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||