<< page d-70     初... page a-20   産みた... >>

page a-21   インテリアライフスタイル展

page a-21   インテリアライフスタイル展_a0028990_0541329.jpg



今年もインテリアライフスタイル展に行ってきました。
東京発の、国際見本市。
32カ国も参加していています。
目がちかちかするほど、ひしめき合うデザインものに、
心躍らないわけがありません。わくわく。












国ごとにまとめて展示されていて、
ちょっとした文化比較になるところが面白い。
鮮やかで斬新なカトラリーが目立ったのはイタリアゾーン、
模様や色が多いのがフランスゾーン、
いかにも王室なおすましデザインが英国ゾーン、
だんとつで、
デザインとして美しいと思ったのはドイツでした。
カーブぐあいや、溝の均一ぐあいや、しゅっとしてるぐあいが、
すごい気持ちーの。
ピシっと敬礼していたお国柄やもんね、
1ミリのズレもゆるしませんっ!という感じ。
ドイツ地下鉄の切符の検閲員の、あの厳しい形相を思い出した。









国内デザイナーズフロアに行って感じたことが、
どこをみても、平均点が高い(わたしなにさま?)。
イタリアっぽい、フランスっぽい、欧州のデザインっぽい、
というのも、とても上手。
それらを超えて綺麗だったりもする。
異文化の美しいイメージだけを切り取って、
日本や時代の美意識に合わせて創っている。
レストラン同様
本場イタリアンよりも国内の、イタリア風イタリアンのほうが
口に合ったりするように、
デフォルメされたリメイクもののほうが、うれしかったり。
日本にあるベトナム風ベトナム料理やさんは
お洒落で文化があってリゾート気分で…
だけど本場を味わう、っていったらまた全然違うもんね。
短気だから、わたしたち。
味覚の需要、感性の需要に、
すぐ、ぴったり合うもののほうにすーぐ惹かれていく。
デザインは素材や耐久性や歴史を探ったり
実際に使用する段階の前に、
目から入る第一印象による飛びつき、で
がっちり心を奪われがち。
しかも国産は実用性もすばらしかったり。
もう、っぽいものとか関係なくなる、
最後は、丁度いい、とか言っちゃって。
味わいに達するまでを待てない若者も、
イミテーションの氾濫も、
一概に否定できない時代に自分自身が育ってしまって。
めんどくさいも愛着、とかいって
デザイン重視の外車にいつかは乗りたいところだけど、
それっぽい、便利なものに、しっかりと誘惑されそうだ。
便利が味わう心をむしばんで、
「本物」という概念も彷徨う。









今回気になったのものいくつか。
メタフィス(http://www.metaphys.jp/)の掃除機。しかもサイクロン。
まきぐあいが、すごくいいですね。
これいつか買いたいです。



マークス社(http://www.marks.jp/)も出展。
とってもとっても可愛い雑貨やステーショナリーを
インポート、オリジナルでつくっています。
絵本「ラチとらいおん」グッズも扱っている。
このらいおんの人形がえらく可愛い(ケミィが買っていた)。
パリを得意としているところもお気に入り。
パリのお部屋、キッチン、パリのクリエータ−…など
鬼キュートなエディシオンドゥパリの本も、
マークス社の扱いになったそう。
これからも要チェックね!
うーん。
遠い将来には雑貨のセレクトショップを持ちたいと
あわーく思っていた少女時代の
血が、ふたたび、ふつふつさわぎだす。








page a-21   インテリアライフスタイル展_a0028990_0544482.jpg
新しいスーツケースを買いました。
ドイツのRIMOWAの赤!
ふふふ、かあいい。
「時間のある時は、心のマイレージを貯蓄しようね」
とマネージャーが言っていたが、
なかなかいい言葉だと思った。
いろいろ見たり聴いたり読んだりして、
感じておこうね、ということね。瞳メモリーね。
新しいスーツケースに、これから
どんなマイレージが貯蓄されていくのでしょうか。
わくわく!
by akiha_10 | 2007-06-08 00:08 | Art
<< page d-70     初... page a-20   産みた... >>