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page f-10   「それでもボクはやってない」


「それでもボクはやってない」を観ました。
ひさしぶりに真面目な映画。
ひさしくかたい言葉に触れていなかったので、
後頭部地帯が、ぎゅぎゅってなった。
その内容は、日本の司法制度、
裁判制度を問う。
そうだ、思い出した。
小さい頃って、司法って、法律って、
なんだか漠然とすごいものだと思っていた。
絶対的なものだと思っていた。
しかし、当たり前のことだけど、
所詮みんな、感情を持った人間、赤ちゃんだった人間、
裁判官たろうが、おなじ。
法律をつくったのだって、そんな人間。
言ってみれば単なる「決めごと」の中で、
人が人を判定するという限界。
裁判での、
両者の言葉の揚げ足取り、
例えば傍聴席の感情をもって優勢にさせる演出、
わたしはテクニカルなことを知るうちに、
これはまったくもってショーのようだと思ったことがある。








大学4年間は法学部だったので、
僅かなりとも法律に触れていました(ちょっと弱気)。
特に刑事訴訟に触れるなかで受けた、
とっても「人間っぽいなあ〜」という印象は
この映画がリアルに描いている、まさにそのとおり。
ばっさばっさと論破して、はい無罪を勝ち取りました!
というようなかっちょよさは、ものがたり。
裁判の現実はもっとねっとりで、根気づよさが要求される。
弁護士や刑事の、ヒーローものの映画やドラマを観て
その職業に憧れることもあるようだけども、
この映画はとてもリアルで、
少年少女へのハローワークとしてはヘビーかもね、
と友人と感想が一致。
刑事事件の、「裁く」ということ自体を、
自分の中で裁ききれない違和感をふたたび思い出した。
いまいち熱血になれない自分も思い出した。
つまり学びを深める前に、はじめからつまっていた。
どう生きるかを模索する前に、
なぜ生きているか、につまるように。
そういうわけで、
「あきちゃん理屈っぽいし、弁護士とかどう?どう?」
と小さいころたまに聞いた、
とってもドリーミーな親の、密かな願い、破れたり。
(民事に望みも残さずあっさりと)
それ以前に、
好きなショップのセールに並んだり、ふらふら旅にでたり、空想にふけったり、
こうしてあまり授業に出ていなかったわたしが、
「違和感」とか言う資格も、まずはっきり言ってないのです。
そして今、「もっと好きなことがあるの!」と
なんの巧妙な説得術もなく、
もう、真正面からいくしか、ないのです。
ありがとう、父母。
早速、
好きなはなし。
















page f-10     「それでもボクはやってない」_a0028990_0203145.jpg恵比寿のジュエリーのお店
「noguchi」に行きました。
去年の末「DRESSTERIOR」のショーケースで
初御目見したときから、心は奪われていたのです。
それでね、毎回はりついて見てはね、何度も何度も試着。
どうしようどうだろうと、賛否両論争う中、
ああ、かわいいな、ああ、素敵だな、と
これだけ思うならば、この物欲は無罪!
これ、ティアラがモチーフになっているピンキーリング。
ん。かぼちゃの馬車にもみえてくる。
どっちにしろ姫気分なんよ。うふふ、うふふ(手をひらひら)
真ん中にブラウンダイヤがついていて、
ゴールドを加工しているような、絶妙な色。
まるでアンティークのような仕上がり。







件のオンリーショップにはもっといろんな種類がありました。
マルジェラの隣のビルにあります。
お近くの方はぜひ。
星座をモチーフにしたリングは、
ダイヤがちらばっていて、指上で星座を描くようになっている。
大人で可愛い。
射手座のわたしは、
まさに手に弓持って、
好きなことばっかに狙いを定めている。
by akiha_10 | 2007-02-16 13:44 | film
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