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page a-18  色を、並べる。

page a-18  色を、並べる。_a0028990_233419.jpg



化粧品カウンターにならぶ、
無数のアイカラーのパレットがいい。
色の見本表がいい。
マカロンのショーケース、
文具屋の画用紙売り場、
ボタン屋さんのサンプル。
アイス屋さんのアイスバケツ。
おんなじ形が、
色を違えて、
並んでいると、
わああ…と、うっとりする。



デパートの地下でみつけた、
「mochi cream」
ディスプレイにしばしうっとり。
ビジュアルもさることながら…
もちくりいむ???もちくりいむ??(脳内リフレイン)
絶対たべる!
と、なんこか試してみる。
いっぱい種類があります。
洋風味もあるけど、餅にはやっぱり和風が合うね、
ということで、きなこ黒豆と、抹茶金時がいいと思う。



page a-18  色を、並べる。_a0028990_253248.jpg最近、色辞典も揃えた。
色辞典、それは定番色から、蛍光色や自然界の色まで、
こういう緑があったらいいのに、
を叶えてくれる優秀な色揃いの色えんぴつ。
実は小さいころから1巻を使っていました。
親戚のおねえちゃんがプレゼントでくれたもの。
今振り返ると、このおねえちゃんが贈ってくれるものは、
どの時代も、その時の年齢で使いそうなもの、
しかしシンプルで、センスのよいものだったように思う。
姉妹色違いのショルダーバッグや、
エルベシャプリエのトートなど。




色を見るのが好き。
「興味は得意」だと思い込んだのか、
幼い頃の曖昧な記憶で、
わたし、ぬりえ、はちょっととくい、ふふ。
とういうような感情があったような。
だから新しい、ぬりえ、をゲットすると、今回こそ絶対駄作ページはつくらない。
一冊まるごときれいにきれいに!と気合いがはいったもの。
しかし真ん中ページあたりから雑になってきて、ふざけた書き込みがはじまる。



色辞典に並ぶ色鉛筆を見つめては、
この世には何色存在するのだろうと考えてみる。
赤とピンクの間には、いくつの色があるのだろうか?
同じように、ドと、ド♯の間に、いくつの音があるのだろうか?
グラデーションの中身をちゃんとバラして知りたくって。
色の変わるところを、音の変わるところを、逐一中継してもらいたい。















色彩のうっとり、といえばソフィアコッポラ。
映画「マリーアントワネット」。
国交とか政治とか歴史とか、よくわからないわ。
ドレスと靴とスイーツと、食器とジュエリーと香りが好きだもの!!
「女の子」がぎゅっとつまっています。
史劇というより、美しいアイテム、シーンの連続。
まるでパリの装飾美術館に居るように。
さすが、写真を撮る人だけあって、
光の加減がものすごく上手いと思う。
音楽選びも、らしい。
「ロストイントランスレーション」のラストに「風をあつめて」が流れた時、
その時の心の温度にとても合ってしまって、
あまりの絶妙さにうーんと唸ってしまった。
それ以来、ソフィアを
ひいき目に信頼している。
ところでルイ16世の方、この方どこかで…と思ったら、
愛しいウェスアンダーソンの「天才マックスの世界」にでている俳優。
ジェイソン・シュワルツマン、ソフェアの従兄弟らしいです。
どこまでも芸術一家。
毎度キャスティングされる金髪の可愛い女の子に憧れ、
綺麗なアイテムに恍惚とし、
作品の質感に魅せられるとき、
それはそれらを通して浮かびあがる、
ギフト多きソフィア自身への羨望でもあるのかなあ、と
ちょっと思うのでした。
by akiha_10 | 2007-01-22 10:41 | Art
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