道を歩いていると、はっとさせられるショウウィンドウがある。 その場合、たいていはブティックか、 ブーランジェリーか、花屋。 パリの楽しみの大きなひとつは、 実はこのショウウィンドウ。 ついつい立ち止まってしまう、 そんなウィンドウがパリには散らばっているのだ。 枯山水にしろ、リカちゃんハウスにしろ、アクリルジュエリーボックスにしろ、 箱の中で繰り広げられているものに興奮を覚える、 これはちょっとした性癖。 パリに居てなにするの、との質問も、 今回は「ショウウィンドウ見てくるよ」と答えたほどに。 ショウウィンドウは空間芸術で、 (音楽も立体だから、この空間創作にとても似ていると個人的に思っている) 本来の目的はもちろん、お店の広告である。 雑誌にもカタログ寄りなものと、 イメージ寄りなものがあるように、 ウィンドウにもこの二つがあると思う。 前者は、ボディに旬の洋服を着せて、 上から下までのアイテムのプライスを表示させるもの、 つまり、実際のカタログで、多くのウィンドウがそう。 後者はイメージの伝達が目的で、 もちろんそのお店のアイテムを使用するのだけど、 そのアイテムが主役ではなく、 箱全体でブランドのイメージを喚起させる。 「はっとさせられる」ものはこの後者で、 モノをダイレクトに売る前に、 ブランドの世界観という表現から遠回りをして近づく。 そういった、コンセプトだとか、世界観が気になって、 またそれがどうモノに反映しているのかを検証するのも すきなのです。 ![]() 昨日の優秀ウィンドウは3区にあった花屋さんで、 ああ、ここでブーケを買ったらさぞかしラッピングが綺麗でしょうね、 と、わたしの場合、こうしてイメージに誘惑される。 ここのビビッドな赤と黒、という色の組み合わせも 個人的に「はっとさせられる」好きな色づかい。 ネイルと靴に関しては、とくにビビッドな赤に反応してしまう。 そして足先や指先に近いところの衣服が黒だと、はっとさせられる。 好きな色づかいはその時々のブームがあって(気分なのかなんなのか)、 今であったらベージュに朱色、 黒にピンク、あたり(これはmelodishのジャケで生かしてもらったのよ)。 リアルタイムで自分の旬である色づかいのアイテムを見つけたときには、 「あなた、わかってるわ!」と、もう、トキメキがとめられない。 長らく、影絵的なものにもよくよく反応する。 この場合、真っ白に浮かびあがる黒が、きもちいい。 それはどうやらバロック風であるらしい、 と、好きなものばかりが集まった「fleux」www.fleux.comという雑貨屋で教わった。 デフォルメされた記号が好きなように、 細かい線までも、スタンプっぽい描写に、惹かれる。 そうだ切り絵師も、版画もすきだ。 さっきから、すきすきだらけで、ちょっとしつこいね。 でもね、本当にすきなの…… はーあ。 パリの小道で、雲の合間から陽でもさしたものなら、 ふつふつと嬉しさが湧きでてきて、 顔は「にこやか」くらいにとどめておいたけれども、 心の中はリオデジャネイロ! カミサマアリガト、アイ、ラブ、パリ!! ちっさいのがいっぱい、踊っておったよ。 休憩にクレープリーであつあつのチョコクレープをたべた。 皮がおいしい、皮、だいすき。小麦のとりこ。 しつこいほどにすきすきづくしで、 ひそやかにカーニバルは続く。 ![]() もっと仏語をがんばったら、 こっちのクラブとかで ひやかしにでも、 ちょっと歌ったりできるかなあ。 その時は「すしざむらい」という名のシャンソンをつくろう。 パンを食べ過ぎた朝食でそんなことを考え、 本日パリはオーロラ色。
by akiha_10
| 2006-12-14 17:51
| Daily thinking
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瓜生明希葉/INFORMATION
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