人は、外からの働きにとても敏感。
![]() はじめは抵抗があっても、順応して慣れる。 そんな、柔軟さと、単純さに、わたしはたびたび救われる。 環境、という外からの働き。 絶対無理だと叫んでいた生活スタイルだって、 繰り返せば、慣れてしまう。 たとえば、 朝5時起きに慣れる、スーツに慣れる。 満員電車に慣れる、人と話すことに慣れる。 とし子は、多忙な女、に慣れた。 さよりは、東京暮らしに慣れた。 わたしも、すこしずつ、 文を書くことに慣れる、 人前で唄うことに慣れる。 継続によって、だんだんしっくりくるようになる。 新しいものに慣れるということは、 それまで慣れていた習慣に上書きすることです。 習慣の入れ替えによって、 時に、人が変わったように思うことがあります。 受けいれがたいのは、前はもっと話しやすかったのに?なんていう、 自分にとってネガティブな、あの子の変化。 わたしは、良くも悪くも、絶えず人は変わるものだと思っています。 それだけ、人は外からの働きに敏感で、影響されるからです。 慣れは、楽(ラク)になることでもあります。 ラクは自分に優しく、心地よいので、 馴染んだポジションを得ると、安心して住み着きます。 バアム現象です。 ループに揺られて気持が良いと、当初の抗いも、どこ吹く風。 ループの現実にうまく乗って、今ある日常を楽しんでいるともいえます。 やっぱり違うと思ったら、想いを貫いて、追求するもあり。 なにかを追うも、与えられた環境を味わうも、どっちでもいい。 だから、唄「バアムクーヘン」は、 社会にのまれて、個である意識、本来の目標を捨てるな、 という熱き想いを喚起させるものでもなくって、 食べられちゃったらえへへ、食べられちゃったらやばくね?、 という、どちらもありの八方美人の歌なのです。 衣食住に関する小道具なども、 人を変えたり、その気にさせる、外からの働きといえるでしょう。 こちらの場合は、やむをえない環境の変化ではなく、 自分から仕掛けて変えていく、自発的なものです。 身のまわりのちょっとした演出で、なりたい気分に自分を順応させる。 好きな自分でいようと努めている人は、すきです。 ある友人が出版社でのアルバイトを始めてまもなく、 煙草を吸い始めました。 周りがみんな吸っている様で、きつかったそうです。 ここでは、喫煙の良し悪しが問題ではなくって、 興味深いのは彼女の変化です。 煙草アイテムを日常に取り込むことによって、 彼女は喋り方や仕草が変わっていく、その面白さ。 不思議と、独特な大人の憂い、を放つようになるのです。 この姿への憧れが、喫煙動機のひとつになるのも、 ああ、まったく解らない事はないな、と思いました。 また、タバコを片手に持って集まって話しているほうが、 なぜだか、腹を割っていたり、込み入った話をしているように見える。 けむりマジック。小道具に操作される、人。 セピアな背景を背負い、空間をぼやかすから、 とし子と村上は喫煙者にしたかった。 男友達が100円ライターからジッポに変えた時、 すこしドラマを背負った男の仕草になる。 長めの爪をつけた時に、 カップを持つわたしの指先がフェミニンになる。 いつも行く八百屋のおばちゃんが、久し振りに紅をひいた時、 おばちゃんは上機嫌である。 そういうのって、楽しいです。 こうやって自分を盛り上げて、 いちいち楽しむって、おとくです。 じぶんじぶん、俺最高、の自己演出過剰の一之瀬は、開きなおったナルシスト、 憎いけど、愛おしいのです。 敏感で、単純で、柔軟で、洗脳されやすい、人。 やむをえない外からの働きは、どうしようもないけど、 せめて自分でどうにでもなる部分、選択できる部分は、 イメージを目指して仕込もうと思うのです。 ピースフルでいたいから、できればピースフルな人に会おう。 スナ子でいたいから、旅しつづけて、創りつづけていよう。 やさしくなりたいから、やさしいものに触れよっと。 今しかない味わい、時間は生ものです。 本日中に、召し上がれ。 読んでくれてありがと、 HP3年目に突入。
by akiha_10
| 2006-06-07 11:26
| Daily thinking
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瓜生明希葉/INFORMATION
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