ドキェメント映画「スーパーサイズミー」を
観たばかりだけど、 デンマークマックに潜入してみました。 マックは、比較文化に最適。 雰囲気も頂きに、旅先で利用してみることがあります。 チーズバーガーも福祉国家を支えているようで、 おひとつ300円くらい。高め。 二階にあがっていくとデンマークティーンズが、 どこかで見たことのある、そして自分も心当たりのある、 独特のオーラを放ちつつ、 空になったポテト容器ひとつ机に置いて、 とりあえずアンニュイ。 どうしてティーン(女子高生とかね)というだけで 根拠なくああも強気でいれたのか、今考えると不思議です。 でも楽しいもんね、ああ、無敵のティーン… わたし、なるべく存在を消して席を探す。 たじたじしながら着席。 マックであっても、さすがデンマック、どこかミッドセンチュリーなインテリア。 が、味はスローフードではなく、残念、期待通りのファストフードでした。 しかしその便利さと価格で人気は根強く(こじゃれランチは2000円くらいが相場なの…) わいわいしておりました。 旅恒例となっている蚤の市にも潜入。 街の中心から離れた倉庫のようなところ。 いつも、ゴミかアートか実用品か自己満足か、 スレスレいっぱいの蚤の市。 今回は大きい家具なども多く、 公園からひっこぬいたでしょ? と言いたくなるようなベンチみたいなのもあります。 掘り出し物を探すのが好きなのですが、 あまりに物が多すぎてまいってしまい、 ぐるっとまわって帰りました。 一番印象的で、お勧めなのがルイジアナ現代美術館。 コペンハ−ゲンから鉄道で 30分くらいのところにあります。 コレクションがいいというより、 空間そのものが、すばらしい。 窓の外は緑、すぐそこは海。 現代美術は少々難解であるから自由です。 アーティスティックな講釈をならべるより、 感覚的なアートは、これは馬人間ですかね?などと 作者もがっかりの解釈をするのがいいでしょう。 ああ。もっと淑女になって、次回は参りたいと思います。 海側に面したミュージアム内の喫茶店でお茶をしました。 カプチーノの上に波立つ泡、よせてはかえす海の音、 分からないから落ち着く言語と、 ひとりなのに安らかな心と、そんなもろもろが一点に集合している今が、 絵画より空間より一番アーティスティックではないかと、愕然とするのです。 もう、あらためてなにかを創らなくとも、 既にあるもので、二度と同じものは有り得ない偶然と偶然が重なった 一瞬の中に、じつは瞬きとやらが散らばっているのではないかと。 その発見は、希望もあるけど、非常に切ないものがあります。 何か無事に終えることができると、 ひとりだけど、ひとりじゃないなと、漠然と感じます。 旅先の写真は、いつかまとめようと考ています。 ひとまず、旅先の出会いと、 最後まで読んでくれたあなたにタック。
by akiha_10
| 2005-11-24 00:01
| Trunk
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瓜生明希葉/INFORMATION
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