乾燥した教室で今日はまどろむ気にもなれず、
ましてや窓の外がこんなにも晴れていると、 レジュメだけ頂戴して逃げ出したくなる。 真昼の車内はすいていて、 くたびれはじめた陽射しを浴びながらイヤホンをつければ、 今日は100点満点である。 帰り道にカフェラテを飲みたかったが、 エスプレッソベースではないと聞いて違うものを探した。 かんがえる。 昼ビールは夜ビールより3倍おいしく、 なんにもない時にそれをするより、 「あれをすべき」ことがある状況で まあいいや、とほっぽり投げてそれをするほうが10倍楽しい。 計画してそれをやって、想像以上でも想像以下でもないより、 唐突な欲望に従って予定不調和な時間をつくりだし、 罪悪感と解放感を喧嘩させながら調子に乗ることは、 大きな声では言えないけど、100倍た、の、し、い…(ヒソヒソ声で)。 むむむ、なに飲もう。 喉を潤したところで、手帳の先週の欄を見る。 最近、手帳が新しくなって背筋がしゃんとなる。 11月11日はなんの日?ポッキーがうかぶよ? ![]() それが。なんとチーズの日でもあるそうです。 というか、そういう事にしたみたいです。 そんな11日にチーズフェスタがあると聞き、 表参道のスパイラルホールをのぞいてみました。 「結構、人、多いと思うのよ」 というわたしの予想通り、 会場にはお祭りのような人ごみが。 大盛況のチーズフェスタ。 なかば無理矢理連れてこられた友人は いやいやオーラを放っていましたが、 あまりのチーズ人気に「チーズってこんなメジャーなんだ!」 と驚き笑い、異次元空間を楽しんでいたように思います。 中央ステージではチーズ専門家らしきおばちゃんが 「パルミジャーノレッジャーノ」としきりに声をあげて イタリアにおけるチーズの歴史やら文化やらを説明していますが、 4つのブースに用意された試食チーズを収集するのに皆必死です。 すこし強調される「れっじゃーの」あたりのイントネーションが、 「聞けよ、」と言っています。 なにか共通の目的にむかって真剣になっている集団の中で、 ひとり盛り上がれずに冷静でいることほど、孤独でおかしいことはないよね。 だからわたしもチ−ズに気持を高めていきます。 チーズ相談所では紳士的なチーズマスターが ものものしい雰囲気で待機しています。 「恋にやぶれた時にはどのチーズがいいですかね。」 と聞いてみたい衝動にかられましたが、勇気が出ませんでした。 そんなことではチーズ愛好家にはなれないと思ったのです。 笑ってばかりいないで、もっと淑女になって来年は参りたいと思います。 この季節になるとスパイラルホールに手帳コーナーが設けられます。 ![]() とても使いやすくて、シンプルで、お手頃であるがゆえ、 誰かと「おそろい」になることも多々あるけど、 それだけ実用性に優れているので、 今年もお世話になることにしました。 毎日持つものだから、 とさらに良いものを奮発する手もありますが、 バッグにぼんぼん放り込む癖がなおらない限り、 上品手帳はまだ不似合いでしょう。 そうそう、今年はイメージ通りのものがあって、 Delfonics、わかってるなぁ。ととても感動したものです。 大きめの別冊メモ帳が手帳についているのです。 これを探してたのよ。 手帳の他にメモを持ち歩くのはめんどうだし、 だからといって手帳のページはビリっと破りたくない。 手帳に収納されていればいつでも書けるし、切り離せるもんね。 洋服にしろ、小物にしろ、食べ物にしろ、なんにしろ、 与えられた選択肢の中で消去法で選ぶよりも、 「こーゆうかんじで、こーゆうので、こんなの!」というイメージ先行法で、 それにかなり近いものと出会うとしあわせよね。 だけどそれは稀だから、つくっちゃったほうが早い、となるのだけどね。
by akiha_10
| 2005-11-17 16:34
| Daily thinking
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瓜生明希葉/INFORMATION
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