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page a-9  マークにあそびを!

パブリックな標識や看板に遊び心が加われば、街はもっと楽しくなると思う。
たとえば非常口。
走っている人の後に横棒をたくさんひいて、よりダッシュ感をだすとか。
ホール全体、ぐるっと一周非常口を点灯させるなら、
是非追いかけっこの図にしてほしい。みんな後を気にして走っているの。
さて誰が先頭でしょう。
信号の「止まれ」の人が手を組んで、「まだかよ」という雰囲気の図とかもありね。
「工事中」の人がシャベルを置いて、さぼってるとかもありね。
ないか。

本来、役割的に緊急、注意、抑制など、威厳あるべきもののはずなのに、
マークや絵で表現すると総じてまぬけな気がして、どうも気になる。
そして、それらに、とてもひかれてゆく私…。
だから、異国に行って、まぬけ看板を見つけると、やった!と思う。
よく観察していると種類も豊富だし、まぬけ度の高いものにバッタリ巡りあえる。

ちょっとこれ見てよ。page a-9   マークにあそびを!_a0028990_18482589.jpg
道ばたで見つけたスクールバス。
この学生さん二人、なんかヨレヨレしてない?
ハンドバックを持って通学?
用心させたいらしいが、
このマークじゃ、なめられますぜ。
もっとシャッキっとしてほしいよね。




page a-9   マークにあそびを!_a0028990_18493985.jpg続きまして、
ドーバー海峡を渡るユーロスターの車内にて。
事故った時は窓を割って逃げてね、のお手本。
窓をダイナミックに割ったわりに、
この人、窓から出る姿がへっぴり腰で情けない。
やっぱしヨレヨレしているし、
靴とパンツがつながってるのも気になる。
まさかタイツ?
威厳なし。
お手本なのだから、もっと軽やかな脱出が見たい。



page a-9   マークにあそびを!_a0028990_18503320.jpg確信犯のヴァージン航空の「安全のしおり」と
非常時VTRはとってもポイントが高い。
緊張感なし。
でも、アニメーションに出てくる無表情な人たちが、
冷静かつすばやい身のこなしのお手本を
余裕しゃくしゃくで披露するので、逆に説得力がある。
わざわざ見たいもんね。
このセンスだけで、ヴァージン航空にひかれる私。




安全VTRとしおりで予習をした後、
映画「the hitchhiker's guide to the garaxy」を鑑賞すれば
快適な空の旅が約束される。
次回のfilmで御紹介。
by akiha_10 | 2005-08-19 19:30 | Art
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