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友達のレイチェルとブライアンの結婚式に出席するため、ジョージア州のサバンナに行ってきました。サバンナはアメリカ国内旅行として人気の旅スポットなんだそうです。ジョージア州はフロリダの上にあり、耳を澄ますと、芝居「熱いトタン屋根の猫」でほとんど聞き取れなかったあの南部訛の英語が聞こえてきます。


レストランやホテルなどで感じた、NYとはまた違った種類の社交性(一度話し始めると止まらない田舎のおばあちゃんに会ったような感じ)の印象について話していると、これは「サザンホスピタリティ」と呼ばれているものだと教えてくれた。両手を広げて誰でも心から明るく歓迎する南部のもてなし(押し出し強め)、なんだそう。これって、回覧板を渡しに来た近所の方にも、宅急便のお兄ちゃんにも「ちょっとあがりんしゃい」と声を掛けては世間話をはじめて、最終的には煮物なんか出し始めちゃうおばあちゃんやん。これから福岡のおばあちゃんのもてなしは「サザンホスピタリティ」って呼ぼう。なんかかっこいいやん。




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中心地である歴史地区内は歩いてまわるのにちょうどよいサイズで、24もの広場、公園があるのです。全体が公園でできるかのようで、どこを歩いても木陰できらきら、葉擦れの音が清らかで、なんとも美しい場所でした。並んでいる家はどれも意匠が凝っていてとても素敵です。アンティークショップやギャラリーがならび、どこかしら知性と品を感じさせます。鎌倉と印象を重ねました。




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サバンナで1,2を争うレストランがMrs. Wilkes' Dining RoomとOld pink houseと聞きつけました。Mrs.のほうは予約ができず、しかもランチだけという難易度。11時の開店前に行ったにも関わらず100人以上の行列。アメリカ人(かは知らないが)もこんなに並ぶんだ…!二時間以上は待つと言われ、わたしは待つ執念がありましたが周りの友達の空気を読んで今回は断念。伝統的な南部料理、フライドチキンやビスケット、マカロニチーズという高カロリーパワーフード(ケンタッキーフライドチキンはここから来ていますね)が食べられるようで、あとから調べてみると朝9時半に並んだら一回転目に入れる、のだそうです。すごい人気!



一方Old pink houseは予約ができたのでなんなくクリア。名の通り歴史的な古いピンク色の家がレストラン。シックな内装でした。なにがなんでもサザンフードを食べたいイメージだったのでフライドチキンはオーダー。自動的とマカチーもついてきた。「サザンスタイルSUSHI」という、どうにも無視できないメニューを見つけたのでトライしてみると、あなご巻きを油でかりっと揚げていました。やっぱり揚げちゃうんやね。揚げちゃえば基本的においしい、そもそものポテンシャルが高いフライドチキンの、グルメなフライドチキンと、そうでもないフライドチキンの差ってどんなものかな、と思いながらも、普通にジューシーで美味しかったです。




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川沿いは石畳ということもあり夜はヨーロッパのよう。







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トレンディなルーフトップバーもあったり。温暖な気候ということもあり、基本的には観光地、バケーションの地であることから、バーも朝方まで空いていて盛り上がっています。




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しぶい。
by akiha_10 | 2013-05-03 07:19 | Trunk
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