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page t-10 香港を食いつくせ その1

おいしい中華、食べたいね〜と香港に飛んで行く。

空港から九龍までの道のり。
ノスタルジックなネオンと、そびえ建つ薄っぺらいビルを横目に、
「何からいきますかね、うふふ」と腹の具合を友人と探る。
花より団子とは、まさに私達のことだ。

結果から言えば、入ったところ全部美味しかった。
口に合うというのもあるが、これだけ、もれなく感動したのは初めて。
安くて美味しい。アジアンパワー、おそるべし。

さて、荷物を置いて早速街へ繰り出す。
本も持っていたけど、鼻をきかせて直感で入ることにした。
入口がガラス張りになっていて、オープンキッチン。
料理人の手作業が見えてほかほか系の煙がのぼっていく大衆食堂。うん、魅力的。
ちらほら並んで待っている人も居たので、そこに決めた。
地元の人に愛されている店のようだ。
会社帰りの者や、家族で訪れる者で賑やか。
メニューは豊富でお手ごろ。
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特徴的だったのが麺類。
麺は5種類の中から選び、お汁も選べるというもの。
粉の違いで、風味はもちろん、身体への効能などが違うよう。
以前、古代米を原料とするラーメンを食べて、とても好きだったが、
噛めば噛む程…という粉系が大好きな私には嬉しい。
「美容と健康に良い」という文句に弱い単純な私達は、説明書きを見て同時にそれを指差す。
食いつくそうと意気込んで来ているところで、そんなのは、もはや気休め。
ピリ辛鶏スープにしたが、私にとってはピリどころではなかったので、麺を中心に食す。
素朴な風味が噛む程に広がって、満足。


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そうそう、24時間のフランチャイズのお粥店だって、美味しいのだ。
揚げパンを浸して食べるのだが、これもまた合う。
朝食として食べたが意外に揚げパンがいけるので、
「ヘルシーかヘルシーじゃないかよくわかんないね、これ。」と
つっこみながらもペロリといける味。

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北京ダックは私のリクエスト。
あの、甘辛い味が好きなのね。
日本だと、高級中華のイメージだけど、手頃にたっぷり出てきたのが嬉しい。
駄菓子の蒲焼きさんみたいに、ペラペラじゃなくて、厚くてパリパリなのさ。

次のお腹の空き具合を待ちながら、問屋街を歩く。
キッチュな小物もかわいいし、夜景も素敵だけど。
大きなお買い物は今回はなしだし…。
香港は「食べたり、食べたり、食べたりだよ。」と聞いていたけど、ほんとだ。
すっかりフードファイターと化した旅は続く。
ちょっと胃薬…そうまでしても、闘志だけは確かなのである(なんの!?)。
by akiha_10 | 2005-02-15 21:08 | Trunk
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