食べ物に関してNYにあって日本にないものはほとんどないし、 日本のレストランは圧倒的にレベルも平均点も高いのは間違いない。 好きな食べ物はと聞かれれば「なんでも好き!」と答えた上でさらに話が弾めば 「小さくちょこちょこ食べられて、創作的で奥行きのある食物」と 生意気かつめんどくささマックスな人の返答をするところだが、それはNYによくあるアートに昇華したフレンチやイタリアンのフュージョンであったり、または小さなポーションで出すタパスであったりであるが、よくよく考えると一番当てはまるのは和食だということに気付く。 「小さくちょこちょこ」に関しては、日常に一汁三菜があったのはとても贅沢なことだったんだねぇ。 煮魚を代表選手とする茶色い食べ物たち(どちらにしても煮系)にテンション激下がりな洋食派の若かりし頃を経て、今ではむしろそれらを求めてやまない家庭のほっこりとした惣菜たちが、毎日食卓に数種類並んでいたことに今改めて母に感謝する。それがさらに特別になったのが「割烹」とかなんだろうね。やっぱり、京都なんかで食べることができる美しい日本料理が一番好きやわぁ。 日本と比べるとNYではロブスターを提供する店が圧倒的に多いように思う。 クラシックなお店のメインの魚欄にはかなりの確率で載っているし、カジュアルなロブスターロールも大人気。NYブランチの超定番Sarabeth's Kitchenのロールが美味しいのは言うまでもなく、NYの二大ロブスターロール専門店、マヨネーズであえたロブスターロールEd's Lobster Barと溶かしバター味のLuke's Lobster も大満足の味です。どちらもマンハッタンに何店舗かある。わたしはシンプルバターのLuke's派! Luke'sは好きなマーケットのひとつ、毎週土曜に近所で開催されるHesterStreetFairにも出店しています。このマーケットはこじんまりとしていながらお洋服、雑貨、フード、ドリンク、花、、、とあらゆるものが販売されていて、販売しているジャンル違えどどこかしら統一感があって好きです。あえていうなら、ローワーイースト感。 もうすぐ店舗オープンするアップカミングなお店が出店しているのも楽しい!melt bakeryのクッキーサンドイッチアイスも美味しかった。アイスクリーム専門店なのにベーカリー? クッキーを焼いているからかな。 ん、クッキーメインってこと??クッキーおし?? 気になることもりもりで質問中。 なんだかここのところローワーイーストサイドはスイーツ専門店が激増している。 同じくマーケット内に出店していた、最近NYのあらゆる場所で発見でき浸透がうかがえるBruceCost氏のFresh Gingerale。生姜が瓶の中で浮き沈みするくらいフレッシュ。ウィルキンソンのドライジンジャエールくらいひりっとしていてタイプ。ブルース氏は何十年もフレッシュジンジャエールのオリジナルレシピの模索と伝播に情熱を注ぎ、つい数年前にブルックリンのボトリング工場と契約を取り付けそこから急速に出回ったよう。今やNYお土産の定番ともいえる美しい包装紙のブルックリン発のMastbrotherのチョコレート(彼らの紹介ムービーはアーティストなみのクオリティ!)のように、アメリカでは個人の名前を堂々と商品名やパッケージに掲げて開発と製造をしている食品をよく見る。日本では山田◯◯のコーヒー豆!というような商品名にはあまり馴染みがない。こうして一人の食品に対するこだわりが全国区になるのはピエトロドレッシングや錦松梅を思い起こさせるがいずれにしても個人名を掲げてはいない。知名度と共に責任も一手に請け負うという(そんな事はなにも考えていないかな?単にじぶんじぶんアピール?)潔い自己顕示欲に一つのアメリカらしさを見る。 肩肘張らずにロブスターが食べられるミッドタウンのDock's oysterbar。火曜〜土曜でロブスターも選べるプリフィクスで34ドルというNYディナーにしてはかなりのお得感。ハッピーアワーオイスターもやっていて、連日仕事帰りのニューヨーカーで賑わっています。プリフィクスには大好きなキーライムパイもついてくる!! どうにもこうにもおいしい物が好きでならんよ。 うしし!!
by akiha_10
| 2012-06-26 20:31
| NY Journal
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瓜生明希葉/INFORMATION
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