幼馴染みのぐまちゃんとランチに行く。
ぐまちゃんも食べるのが大好きで、よく笑うので よく会っては二人で畳み掛けて笑う。 彼女が私のことを「ウリュウさん」と呼ぶのが、既におもしろい。 幼馴染みなのに。 行ってみたかったオーガニックカフェに入るが、 ちょっとチョイスミスかもしれない。 しっとり空間に、大笑いと方言はマズくないかい? 「隅の方がいいねぇ」と言っていた矢先、案内されたのはちょうど真ん中の席。 「今日は、しっとり系で。」と打ち合わせるが、次第に大きくなる声は誰にも止められない。 ぐまちゃんとご飯を食べると、味より話に夢中になってしまうから、実はあまり覚えていない。 ただ、野菜と蓮根がシャッキシャキだったのは確か。 ちょうど、何周年かのキャンペーンをやっていて、 オーガニック野菜や、グッツが当たるくじをやっていた。 当たる気がしなかった私は、案の定ハズレたが、ハズレ賞の愛媛無農薬蜜柑をひとつ頂いた。 そして、ぐまちゃんは、5等賞を見事に引き当てた!! 「なんだろね、なんだろね。」と期待に胸をふくらませて待っていた。 見事な5等賞品は「子どもがすくすく育つ本」。 「へぇ〜や、やったぁ」と言いながらも、残念顔を隠しきれてない。 さすがはオーガニックカフェ、オーナー執筆の本であるが、 ラッキーぐまちゃん、どうも納得がいかない顔をしている。 実際食べ物を期待してたからね、グッツならまだ良かったね、てゆうか子どもいないしね。 ぐまちゃんの心の声が手に取るように分かった。 ![]() 6等賞が、その店自慢の「ごま塩ふりかけ」だと知って、 ますますぐまちゃんは苦笑いになった。 たしかにテーブルに常設してあるごま塩は美味しかった。 分けた小蜜柑をむきながら、「ごましお!」と呟いて惜しんだ。 くじ引きの賞品の順位なんて、人それぞれ。 商店街のくじ引きで、 老夫婦が一等のスノボセットを当てた時のように。 そのうえ、ぐまちゃんは小さなオシャレバッグで来ていたので もらった本が入らない。 最後にぼそっと「ウリュウさんコレ要る?」と言ったのが忘れられない。 ちゃんと読んだかな。
by akiha_10
| 2005-01-12 10:57
| Stomach
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瓜生明希葉/INFORMATION
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