<< ニューヨークジャーナル 106 ニューヨークジャーナル 104 >>

ニューヨールジャーナル 105

なかなかジャケットを手放せない、油断すると肌寒く感じる日々が続いている。
もう五月だっていうのに。
きっといつの日かを境目に平均15度だった気候から、30度になるんだと思う。
一番好きな18〜25°をスキップして。

ニューヨールジャーナル 105_a0028990_8222874.jpg


相変わらず、ふらふらと、かつ熱心に近所をディスカバーしている。
友人とブランチにパンケーキを食べにいったZoe Restaurant
レトロな壁紙のせいか、ベルリンを思い出す。
四角いバーウンターがすき。
ここのパンケーキはふわふわというよりは、カリカリタイプ。
ブランチにブラッディマリーかミモザを飲むのがNYブランチの定番。
誰が浸透させたんだろう、どのレストランでも必ずこの二つがブランチドリンクとして愛飲されている。



ニューヨールジャーナル 105_a0028990_8225695.jpg

いつも気になっていたビール専門店TOP HOP BEER。常時20種類の生ビールを用意している。
お試し四種、好きなビールを少量ずつ試せる。
ベルギービールとアメリカの地ビールを二種ずつ。
気軽な雰囲気で楽しい。とにかくビールに特化しているというエンターテイメント性もいい。
飲食激戦区のマンハッタン、ニューヨーカーの支持を得るには
全部それなり、ではなく特化するということは大事かもしれない。
昨晩行ったミートボール専門店The Meatball Shop が月曜の雨にも関わらず1時間待ちであったように。
そういえば昔渋谷パルコの地下にイドロパットというベルギービール専門店があって、
初めてそれを飲んだ時感動したなぁ。とってもよいお店だったんだけど。



近所はユダヤ人が多く住むエリアなのでコーシャ専門の食品店も多い。
コーシャとはユダヤ教の指導者が製造工程をその目で確かめてユダヤ教の教義に従った安全な食品であるという認定を行い、認定書を発行された食品のこと。
ユダヤ人の中には実際にコーシャしか食べない、と厳しく決めている人も少なくないよう。

ユダヤ人御用達コッサーズのベーグル店もあり、その隣はドーナツプラント本店!
ドーナツプラントが恵比寿撤退した時には愛用していた編集長と嘆いたけども、
編集長!ドーナツプラントが近所だよ!!やっぱり美味しいよ!!
日本進出などでビジネスが拡張したおかげかNY本店もリノベーションして相当綺麗カフェになっているではないか。昔はもっとストイックなドーナツ工房といった感じだったのだが、
日本に持ち込むことによって日本で支持されるセンス(清潔さやデフォルメされた洗練さやお洒落感)
を学んで本国に持ち帰ったというストーリーを想像させる。ニューヨールジャーナル 105_a0028990_8254261.jpg
そういえば、8年前初めてNYに来た時にコッサーズのベーグルと
ドーナツプラントを買って公園でケミィとランチをしたのを
覚えている。(ちょうどその時→)
今その公園の側に暮らしておるよ。
この地に降りた時直観で「絶対にNYに住む!」と誓ったことが今叶っていて、しみじみ。
8年前の想いが今のわたしを創っていると思うと、
今愉快に悶々としながらも思い続けていることは同じように
時間がかかっても必ず形になるという自信が湧いてくる。




ピラティスがしたくて近所のジムに入ってみた。
ピラティスだけでなく、ヨガやズンバ(踊って燃焼系)、
ボクササイズなど時間帯によって様々なクラスがある。
なかなか希望のピラティスと時間帯が合わないので、
とりあえず空いた時間で色々なクラスにチャレンジしているのだが、とにかくハード!!
初めて体験したボディコアは、さながらブートキャンプ。
インストラクターの厳つい黒人のお兄さんが陽気に超スパルタ。
半分以上が女性の参加者なのだが、
ほふく前進しながら腕立て、間髪入れずにスクワット連発、と筋肉をいじめ抜く。
うつ伏せになった我々に空から振ってくる次なるミッションの
その厳しさに人々は口々に「オーマイガー オーマイガー」と嘆く。
「へイ!!カモーン」と鼻歌まじりにお兄さん、
ホールドする時10数えるうち最後の3から1はカウントが遅くなるというドSのお兄さん。
そして参加者の「みんなで乗り切ろう!」と声を掛け合うドラマから生まれる一体感。
なるほど体育会系の仲間感とか、絆とか、連帯感とか、こういう感じなんだろうなぁ、
身体的に共に戦うことは精神的に共に戦うことなんだ!気持がいいなぁ、なんて思いながら。




ニューヨールジャーナル 105_a0028990_8232610.jpg
帰り道には膝が笑っており、
このクラスはあまりにも男前で
わたしの限界を越えてるので今後御免被りますが
ヨガにしろ、ピラティスにしろ、とにかくハードです。
竹のように丈夫でしなやかな精神は身体から、
その逆も然り、と心身の連続性を感じていますので、
リフレッシュ兼ね程よく取入れたいと思っています。
ちょっと走ってみたら、マシーンが日本語対応。8カ国語くらい選べるところがとてもニューヨーーーク!!
by akiha_10 | 2012-05-09 08:35 | NY Journal
<< ニューヨークジャーナル 106 ニューヨークジャーナル 104 >>