サンクスギヴィングで友人のホームタウン、
NYCからアムトラックで二時間半ほど北上した、ニューヨーク州の州都オールバニに滞在しておりました。 州都なので最高裁判所があったり大きなロースクールがあったりするのですが、 友人が「本当のアメリカ」と念を押して言っていた通りの、田舎のアメリカ、 つまりアメリカの大部分をしめる「アメリカ」を経験させていただき、とても長閑な数日でした。 友人宅はとても美しく、暖炉にゴールデンレトリバー!と、 モデルルームのような「アメリカ」。ふたつ並ぶMINIがとてもかわいい。 東京から来てNYに滞在、他はLAとサンフランシスコに行った事がある、という話をすると なにやらシティガールの響きだったのか、「田舎ぶりに驚かないでね」と友人が釘をさしたのですが 田舎DNAの田舎育ちなのわたしは、さほどアメリカの田舎に驚くこともなく、 バーで喧嘩っ早いおっちゃんや大声で笑い話すおばちゃんを見ても 小倉(地元)やん、と思い、 ティーンギャングがリカーショップの前でたむろして粋がっているのを見ても 小倉やん、と思い、 友人が肩をすくませて苦笑いをしながら「Welcome to America!」と言ってはいましたが、 結論としては、田舎の風景はどこも似たような表情を持っているのだな、と。 ただ、アメリカの田舎のショッピングモールの嘘みたいな大きさには驚かされるばかりです。 もう、ただただでっかい。すべてがコストコやイケアサイズ。 そうえいばアメリカでIKEAはアイケアと発音されていて、 自己紹介した時に「アキハ」がアイケアと発音が似ていることで 「ファーニチャーね!」と言われて、 なにがなんだか分からないロストイントランスレーションを経験しました。 他にもチョコレートのゴディバはゴダイバと発音されていますよ。 友人が兄弟の30歳サプライズパーティーを開くということで、そのパーティー準備のお手伝いを。 わたしは風船係。はじめて風船をガスで膨らませた!(風船ガスタンクが家にあるって…) これまたでっかいパーティー専門店ショップがあり、 紙皿だけで何十種類という色があったり、風船の種類も色も数えきれないほど。 なんといっても、パーティーに対するアメリカ人の意気込みがおもしろすぎる。 わたしにとっては「どうでもいんやない?」(風船の数とか、色とか)というところで いい大人ががっつり熱くなり、しかし一方でこちらで働く日本のビジネスマンから聞いた話では 仕事に関してはアメリカ人の「どうでもいんやない?」が多過ぎて仕事にならないらしい。 繁忙期なのに、出社してはコーヒー片手にフットボールの話を延々としている、など。 もちろん、人によりますのでステレオタイプの話は難しいところですが、 プライベートの楽しいことには夢中になって、 仕事はリラックス、というのはアメリカ人のひとつの傾向としてあるかもしれませんね。 そういえばイギリスとアメリカとの比較という話で、 イギリスは平均的な人の層の能力が高く、またその層も厚い、 アメリカは平均的な人の層の能力はそこそこで楽しいことと食べることばかり考えているが (あれ、誰かさん?) 数%のとびぬけた天才や極端にキレる人がいる、という話を聞いたことがあります。 だから両国トップを比較したらアメリカのほうが上だと、 もっとも、話していた人自身がアメリカ人だからなんとも言えませんが。 確かにスティーブ・ジョブスやビル・ゲイツ、マーク・ザッカーバーグなどを挙げると そういう主張もさもありなん、ですね。 100個の風船を膨らませたよ!! わーいわーい達成感! (うしろのリビングにぷかぷかとたくさん浮かんでおります。)
by akiha_10
| 2011-11-28 12:42
| NY Journal
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瓜生明希葉/INFORMATION
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