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ニューヨークジャーナル 70

NY麺クルーズ。
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こっちにいると、どうやら自分は常に「ダシ」を求めていることに気付く。
日本にいると、きっと気付かずに何かしら摂取しているので改めて「ダシ」を求めることはないが、
小麦と肉天国に身を置いていると定期的に「ダシ」を欲していることがわかる。

手軽にダシにありつくには、フォーが手っ取り早い。
ベトナム料理屋さんは結構あるし、安くて味がやさしい。
「こっちに来るとやたらフォーが食べたいんよね」と言ったら
偶然にも自称「フォー研究会」メンバーだという
日本人のお友達が連れて行ってくれたomai
フォーというと、もっとごちゃっとした場所で(らーめん屋の感覚で)食べるイメージなのだが、
セレブ駐妻が連れて行ってくれたのはチェルシーにあるとてもお洒落なベトナムレストランだったのです。
綺麗でヒップでうましです。次回はゆっくりお酒を飲みたい感じ。

わたしのイメージ通りのフォーを食す場所としては、今住んでいるところの近所にある
リトルイタリーのPho Bang Restaurant。157 Mott St (Btwn Grand & Broome St)
今お部屋を借りているオーナーの「先輩」がおすすめしてくれたフォーやはここであっているのかな?
ふらっと入ったら、かなりおいしかった。6ドル!通うのである。


昨日引っ越し前にミッドタウンの家のまわりを巡回していて見つけたラーメンやさん。
えらく長い行列をつくっていたそのお店はTotto Ramen
NYにおいしいラーメンがあるはずがない!と頑に決めつける方もいるが、
おやおや。これは日本にあったとしても美味しいよ?
ビギナーなのでメニューの一番上にあった鶏出汁の白湯麵をシンプルに頼んでみたけど、
辺りを見渡すと皆鮮やかなトッピングに囲まれて、なんや楽しそう!
途中で辛い「なにか」を混ぜたりして、
半ばで黄色い粒の「なにか」を混ぜたりして、(←見るからにコーンやろ、と一人つっこみ。)
むむむ、めっちゃエンジョイしとるやんか!
さては、この先の未だ見ぬ世界があるんやね?
思わず替え玉案浮上。
わたしやってカスタマイズしたいもん。
支那チクだって本当は食べたかったもん!!
味玉やってたべたかったもんもんもん!!
しかし。
おひとりさまラーメンinNYなだけで充分に男前であるのに
その上替え玉というステップは男の中の漢、いや、もはや前も中も通り越して男後ではないかと思い、
踏みとどまったのである。(本当の理由はその晩が焼肉だったのでお腹の配分を気にしたのだけど!)
次があれば、わたしやってアレンジするもんね!


先日はLe Poisson Rougeで矢野顕子さんのライヴを観て来た。
ギタリストMarc Ribotとふたりでのセッション。
ほぼピアノも生音で、ボーカルも超ドライで
あんなラフさで矢野さんのライヴが観られるとは
音楽との距離が生活から近いNYならではだと思った。
玄関を開ければ音楽がすぐそこに居るのだ。
春に公民館?のような小さいホールに
ふらりとノラジョーンズが「はーい!ノラよ〜」のテンションで唄いにきたそれと似ているテンションで。
こういってしまうともともこもないが、アンコールで演奏してくださった一人弾き語りは
100%濃縮の矢野さんの世界でやはりとってもとってもすばらしかった。
モニターのPAさんが(ステージ上にいて、隠れてもない)終始本を読んでいたのには笑ってしまうが。
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来週はCMJ MusicMarathon and Film festivalというNY中が音楽と映画に満ちるエキサイトな週間がやってくる。ああ、また寝られんよ!
by akiha_10 | 2011-10-14 06:49 | NY Journal
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