オアハカで一番行きたかったテキスタイル博物館。 なにはさておき、布もの!! オアハカ(メキシコ)のテキスタイルはカラフルで美しい凝った刺繍を特徴とし、 柄も様々でその民族ごとにストーリーや信仰を刺繍で示したものもあるようです。 スモック型のお洋服をよく見かけるのですが、 ここに展示されているものは本当にかわいい。 普通に、ほしいなぁ〜!! これは刺繍ものではないけど、すばらしいデザイン! 多くのテキスタイルに見られるカラフルな色合わせのルーツは 街を歩いているとわかるように、 普段から目にする自然界の 花や植物の色であるように思う。 南国から来た友達がよく色鮮やかな洋服を身にまとっているように 音楽や思想も気温や湿度に深く関連している事と同じく、 色彩感覚も風土の影響をかなり受けているのではないでしょうか。 一説によると、メキシコの色合わせは日本の着物に影響を受けているとか受けてないとか…? そういえばこちらでアメリカ人と「日本女子ファッションの色合わせや工夫度合い」について話した時、 日本女子の衣服に関する色彩感覚、立体的把握能力は、 多くの色が一枚に共存していて、場所によってテーマが違ったり模様があったり、 帯の結び方や着用のパターンが幾通りもあったり、 という着物的センスを遺伝子レベルで持っていて、 また後天的にもどこかしらで目にすることが多いことに由来するのではないか、 と自分で言ってみて自分でいい感じに納得したんだけど…どう?? 大都会NYに居てもつくづく日本女子はかわいくて、ハイメンテナンスで組み合わせの達人、 本当にお洒落だなぁと思います。 パリ、ロンドンあたりはまた違ったお洒落さんの宝庫ですが、 NYは「ニューヨーク」その華々しい響きのイメージから妄想するより はるかにお洒落人口は少ないように思います。 皮肉っぽくとらえると、お洒落に現をぬかすよりやるべき事、考える事がある、ということでしょうか。 わたしも紛れもなく、頭でっかちに思考するものの、 起きている時間の95%は居心地のよい衣食住についての妄想に没頭していて 下手すれば「パンがないならケーキを食べればいいのに」も言いかねない、 温室育ちの平和ボケにっぽん女子代表だから耳が痛い。 外側も楽しみながら、内側も両方磨けていければいいですよね! オアハカの街のいたるところにメルカード(マーケット)があって、 ここもまた、色彩豊かでギラギラ、色彩のカオス! 原色のオンパレードで、歩くだけでサンバ小躍り気分です。 所狭しとならんだスパイスや茶葉、 たしかに、メキシコの料理はスパイスがよく効いている、 そしてなにかと、よくチリとソルト、ライムを絞って食べる。 一番好きだった、路上で売っているマンゴー、 これにもチリとソルトにライムです。 お、これってチェンマイで好物だったソムオー(ザボン)に 唐辛子ソルトをかけて食べるのと同じ感覚だ! これ、すごくはまるんよ。むしょうに食べたくなるんよ。 自分でも出来るんだけど、帰ってやるとなんか違うんだな。 (場所込みで気分で食べてるってこと!?) 女の子が店番をしている店で売っていたのは 来る11月2日メキシコの「死者の日」(日本でいうお盆のような日)の祭壇。 祭壇、といっても、リカちゃんグッズのような、ドールハウスのような、グリコおまけのような、 ミニチュアのテーブルにミニチュアの食べ物が盛られている、とってもかわいらしいもの。 これを飾るのが伝統らしい。 まんまるいバレーボールのようなものはオアハカチーズといって、 かわいたモッツァレラな感じ。一番近いのは「さけるチーズ」。 いつまでも飽きの来ない淡白なお味でいろいろな料理に入っておりました。 メルカードで天井を仰ぐと、おびただし数のシュールな人形が吊り下がって我々を見下ろしています。 これは誕生日会やパーティーで使うくす玉のようなもので、中にはお菓子が入っていて、 子どもたちが棒で叩き割るらしいのです。 そのお姿はキティちゃんやお姫さまなんだけど、 これを吊るして複数人で菓子が腹から出てくるまで叩き割るって、絵としてはだいぶ激しくなあい? PTAから苦情こない? 佐永子さんいわく、「メキシコって、国も人も芸術も、基本、シュルレアリズム」らしい。 って、シュールすぎるなー!
by akiha_10
| 2011-10-08 05:52
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瓜生明希葉/INFORMATION
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