讃岐うどんが関東でも定着してなにより。
お出汁に関しては西風味で育っているから、 こちらのお汁の黒い色には、そりゃびっくりしたもんさ。 ドンベエのおうどんでさえ、お湯を注いだら黒くて、たまげたもんさ。 さて、最近は京風うどんが大好きで、よく行くお店がある。 京風出汁は、なんというか、料亭のお吸い物みたいなお上品なお味。 上質なカツオや昆布でしっかり味を出す。 そのお店で、最近私のブームは薬膳しじみうどん。 出汁は透き通っていて、うどんから立ち昇る湯気が 惜しみ無くしじみ香を鼻孔へと運ぶのだ。 そのお味は、今までに食べたことのない、身体が喜ぶ優しい味。 コシのある麺とその汁はとても仲が良く、夢中で最後の一滴まで飲み干すほど。 ああ、早速また食べたくなってきたよ。 そこのお店はうどんをメインにしながらも、 他にも私好みの小料理が品数豊富に揃えてある。 夜、ゆっくり飲みながら味わい、シメにうどん、という楽しみ方ができる、 ちょっと大人空間。 だし巻卵は、錦市場を思い出す、甘めでやわらかいもの。 おろし大根とつるっといただく。 秋なすの田楽。香ばしく焼いたなすに、お取り寄せの赤味噌がたっぷり。 この味噌としじみ汁を交互に含むと、いわゆるポテトチップスとチョコの関係。 お互いを欲して、どんどん進む。 忘れてはならぬ、絶品わらび餅。 プルプルのわらび餅に、自家製きな粉がたっぷり。 ひんやりしていて、喉を流れるようにして入って行く。 きな粉だけでも、おやつになってしまう私は最後のきな粉まで、 なんとかスプーンにのっけて、有り難く頂く。 肌寒くなると、温かいものの美味しさは倍増する。 胃の中では、京都消化祭りが繰り広げられ、お腹まわりはすっかりホカホカだ。
by akiha_10
| 2004-10-11 01:31
| Stomach
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瓜生明希葉/INFORMATION
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