「シャッターアイランド」から早くも、またもやディカプー。
「インセプション」!久々にわくわくする愉しみ方ができた! ともすれば偏屈哲学的になりそうなテーマを、エンターテイメントで。 監督のクリストファー・ノーランは知的な闇の住人だと思う。 直接的な恐怖や驚愕で人を試すのではなく、 もっともっと、三層くらい下へ下へと潜った深層に陰湿なダークな世界があったことを、 それは誰しもにあったことを、同類を集めるように提示してくる。 だから、このインセプションに出てくる夢の階層は、 彼の分析し尽くせぬ心のエレベーターの投影であるような気もする。 ちょうど数日前、実家の夏のクリアランス大掃除祭にお呼びがかかった。 思い出ボックスに入った中学から続く歴代の手帳のトラップにはまって、 掃除がなかなか進まないのはいつものパターン。 2003年あたりの手帳に記した150本ほどの映画記録の中で、 10本にも満たない赤◯のついた(印象的だったもの)タイトルに「メメント」があった。 一昨年「ダークナイト」を観て、戻って来れぬほど落とさた感触とすべては一致していた。 そんなもんじゃない、もっともっと、深いとこが痛いんだよ。 そういう感じが、独特。 「インセプション」に出ている俳優のジョセフゴードンレヴィットが気になる。 「500日のサマー」にも出ていて、映画そのものもよかった。 恋をしている人は、ぜひこれと、 イーサン・ホークの「痛いほどきみが好きなのに」をひとりっきりで観て打ちひしがれましょう。
by akiha_10
| 2010-07-28 22:13
| film
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瓜生明希葉/INFORMATION
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