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Page t-103       アトリエの跡、空腹の後(のち)幸福 6

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旅のたのしみ、ごはん。
一人で入るにはためらうレストランも
ふたりだと選択肢が広がります。
ごはんに関しては
誰かと一緒のほうが
一人旅より断然愉しい。
生きることは
たべること。
宣誓!ごはん至上主義!!




ガイドブックにのっていた「バッカナル」というレストランに入りましたが、
かなりおいしかったです。
特にニョッキに関しては、これはニョッキ界の革命児。
これ、魔法のでんぷんがはいっとるやろ??
ポンデニョッキじゃろう??と
おいいさ小細工を暴きたくなるほどモッチリでおいしかった。
ランチパスタセットなのに、カモふんだんが嬉しい。


アントレのフォアグラパテのパイも、官能的。
わたしの中で、うに、白子、フォアグラ、マンゴーは
本来は口にしてはいけなかった人間のエゴの塊のような気がして、
リンゴ的禁断の食べものリストに載っている。
正直、すきなんやけどねー。
舌触りと、濃厚さが、とってもセンシュアル。

タラとムール貝のスープは
フレンチの基本、「バター、バター&バター」の法則を覆すさっぱり加減。
プロヴァンス料理、と呼ばれる南フランスの料理は、
野菜たっぷり薄味で合うのかもしれない。
最後にデセール。未だにクレームブリュレを見ると
割ってはにんまりアメリをひっぱる時代遅れのミドル20。




オランダに寄って帰るのもいいね、
などと、なんとなくケミィと話していて、
二日前TGV(ヨーロッパ国鉄)のチケットを予約したところ。
サッカー、オランダ勝ったねぇ。
実は四年前のワールドカップ開催時期、
偶然ケミィと周っていたイタリアで優勝を見届けた。
今年オランダ勝ったら、なんだか、運命を感じるね、
と超あつかましい話をしている。
(ケミィなんか、優勝したらわたしたちサッカーの女神やね、とか言ったりして。ほんとずうずうしい。)
でも、そういう勘違いとか縁とかって、ちょっと面白いでしょ。
決勝、すこし注目です。
by akiha_10 | 2010-07-07 07:08 | Trunk
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