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ハバナ旧市街のメインロード、オピスポ通りを散歩。
飲食店や雑貨屋さんが建ち並び、観光地として賑わっています。





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キューバといえば葉巻。道端で売っている方もいますが、当然きちんとした店で買うほうが良質で正当な価格で購入できるとのこと。葉巻はアイテムとしてスタイルがありますね。なんとなく葉巻まで辿り着くまでには、よほどの葉巻好きか、いろんなものが揃わないとなかなかトライできないような気がしますね。「葉巻なんて吸っちゃって」と周りをクスっとさせない説得力も要するレベルの高いアイテムです。ワインでいうところのラベルのように、葉巻の包装もふくめモノとして美しい、きっとはまったら色んな美学を追求できるアイテムでしょう!


観光地らしいことはとりあえずトライ。キューバ産のラム、ハバナクラブを使ったピニャコラーダにも挑戦。こちらではココナッツミルクとパイナップルをジューサーにかけたジュースに、置いてあるラムを自分で好きなだけいれる、という方法が多く見られました。アルコールの強さをカスタマイズできるのですね!簡単に酔っぱらうことも可能です。


大行列のチュロスやさん。スペイン語圏ではかなりの確率でチュロスを見ます。その場で揚げてくれるという、そのこんがりと美味しそうなプレゼンテーションに誘われてもちろん挑戦!だがしかし、チュロス職人のマイペースさといったら。テキパキ感ゼロ。ええ、ここはキューバだもの。待ち時間に「モーターサイクルダイアリーズ」を振り返ってもまだ潰し足りないくらい待つ。その永遠かと思うほどのゆるりとした揚げ効率に、列の半ばでケミィの顔ランゲージが「もういいんじゃない?」と訴えているような。もう少しで諦めを促されるところだったが、こちらも負けじと目力と凛とした忍耐の姿勢で「いいえ、待ちます!」とケミィの弱気を圧制。



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む。ふ。ふ。
ゲットゲット!いえーい!
こんだけもりもり入って50円くらい。庶民の味方スナック!



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ホテル・アンボスムンドス。
作家のへミングウェイがこのホテルへ宿泊し、30年代にはここで“誰が為に鐘は鳴る”のほとんどを執筆したということで有名。他にも多くの作家、映画人、インテリ層がこぞって滞在してバーで夜な夜な騒いでいたという、文化的に重要とされている場所。もちろん当時からは改装されているだろうけど、バーはいかにもなにかが起こりそうな雰囲気!シネマチックでしぶいです。この建築にもチュロスと同様スペインの名残が。アンダルシア地方に多く見られる、イスラム様式のタイルが多用されています。わたしを魅了し続けているイスラムタイルですね。この色づかいや模様がエキゾチックでレトロな気分に誘います。
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イスラムタイル。


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冗談みたいなハバナのタクシー。いえ、本気です。ころっとしてかわいいねぇ。





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美しすぎる銀行。
by akiha_10 | 2012-11-28 05:22 | Trunk

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キューバの英雄、キューバのアイコン、どこでもチェ・ゲパラ。
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by akiha_10 | 2012-11-28 03:34 | Trunk

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ハバナの夜。
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by akiha_10 | 2012-11-28 03:15 | Trunk

ニューヨークジャーナル 133

道を歩いていて気になったお店はメモ。
なかなかの嗅覚で美しい空間、おいしさ発見続出!

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おいしいパン・オ・ショコラ見つけた!
Brasserie Pushkinはロシア料理のお店なのですが、アートのようなペストリーやケーキが並ぶ手前のケースに釘付け!。NYではブランチ、ランチメニュー(セットやプリフィクス)を用意しているレストランもありますが、昼夜同じメニューの場所も多く、ランチ時でもアラカルトから選ぶ機会がよくあります。周りを観察していると、特にランチはサラダやスープのアペタイザー(前菜)は飛ばし(または一緒に来た方とシェア)まあまあの量が期待できるアントレ(アメリカではメインのこと。フランス語では「前菜」なので、なんとも紛らわしいよねぇ)をいきなり頼むことが多い。アントレは、しっかりとした肉や魚料理や、バーガーなどのラインナップ。

どうしてもパティスリーコーナーのパンオショコラが気になってパンオショコラとビーフストロガヌフをオーダーしたところ、「ではアペタイザーにパンオショコラ、メインにビーフストロガヌフでよいでしょうか?」とロシア語なまりの英語でウェイターさんが確認、ちょっと苦笑い。前菜ってほどでもないんだけどね、パンオショコラ…。サイドにちょいってある脇役的な謙虚さを期待していたのだが。NYでは提供するお料理の順番を確認するレストランも多いです。順番の哲学があるのかなぁ。

そして運ばれてきた’前菜’パンオショコラ。小さなお皿にパンどーん。ウェイターさんにセッティングされた、皿を挟んでナイフとフォーク…。パンオショコラってこんなに偉そうな食べ物だったけかな。とにやにやしながら手でパクっといかせていただきました。’前菜’の高貴なパンオショコラの皿がさげれる時、「いかがでしたか?」と聞かれたので何様発言「本場パリで食べたようにおいしゅうございましたわよ、おほほほ」と芝居めかして言ってみたところ「そのとおり!パティシエがパリジャンなんだよ!」と誇らしそうに教えてくださったとさ。

……ロシアはどこいった?
店舗は本店モスコ、パリ、NYらしいです。洋菓子に関してはなぜか「パリ」のようです。




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もうひとつ、散歩の途中、ここは絶対行ってみたい!と思っていた素敵空間。One If By Land Two If By Sea。人におすすめする度に正式名称がわからないお店。ウエストヴィレッジという都会にありながら、郊外の邸宅に来たかのような気分。上品なお庭があり、さんさんと陽が降り注いでいます。気品ある小説にでもでてきそうな空間で、わたしは「コネチカットのアンクルピーターの家」(架空)と名付けました。ここはジャズバーでもあり、夜はシネマチックな雰囲気。あとから聞いた話によると実はここ、NYではプロポーズの名所のひとつ、またヴァレンタインデーには予約でいっぱいという、まったく隠れ家的でもなかったオフィシャルにロマンチックな場所なんだそうです。連れていった女友達からは「明希葉は女にモテるレストランリストをいつも持っている」と喜んでいいのかよくわからないコメント。きっとわたしは女性好みの場所が好きでミーハーで、そして誰かさまのお誘いを待つ前に行っちゃう男前さは残念というべきかなぁ。


あくなき好奇心は続く!
by akiha_10 | 2012-11-22 04:29 | NY Journal

ニューヨークジャーナル 132

ついにこの季節、アイススケートリンクが敷かれる季節です。
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このタイミングになるとホリディシーズン到来。
まずはアメリカ中が楽しみにしているサンクスギヴィング(感謝祭)。
アメリカ人に聞いたところ、サンクスギヴィングは気楽で楽しい、同じホリデーでもクリスマスは若干のストレスを感じるものなのだそうです。サンクスギヴィングもクリスマスも基本的に家族行事なので、家族で集うのが一般的なようですがクリスマスとなると家族、または恋人と交換するプレゼントを考えなくてはならい。また宗教色が強いため特にNYに多いユダヤ人との間に微妙に気まずい空気が流れる、と様々な方面に気を配ることが必要とされるため、単純でハッピーなサンクスギヴィングの人気が高いとのこと。ん?感謝祭も宗教行事では?と思うところ、宗教色はほとんど弱まっており、今は食べ物に感謝、家族に感謝、とほくほくとした家族や仲間同士で過ごす連休大イベントになっているようです。


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去年も同じ時期郊外から訪れて、今年もNYに遊びにやってきた、ちいさいお友達(友人の親戚)マーク。昨年はお話をするというよりキャンディショップに行ったり怪獣おもちゃで遊んだり、という文字通り「遊ぶ」お友達だったのがたったの一年で青年に!ちゃんとお話ができるようになっている!昨年同様「キャンディ行こっか?」と提案すると「トップオブザロック(ロックフェラーセンターの展望台)に登りたい」といつのまにロマンチック男に?ノーモアキッズ?いやいや、単純に夜景が見たかったのでしょうが、「花より団子」の自分の子ども時代(今もだったりして…)から考えるとキャンディから夜景、は飛躍的成長!と子どもの一年の成長ぶり、著しい変化に感動。一年という期間のポテンシャルに驚くと同時に自身を振り返り、この青年ほどの成長があっただろうか、一年酸化しただけじゃなければいいなぁ、となんだかドキドキするのでした。a0028990_20391647.jpg去年と今年のマーク。












日本食で楽しいところに行こう!と焼肉「牛角」へ導く。a0028990_20302539.jpg
「牛角」NY店あります。とても人気です。もともとアメリカ人が好きな肉ですものね、大半が地元客です。
そういえば、wagyu(和牛)という言葉はNYにおいてはかなり市民権を得ています。アメリカでは、これまではゴムのようなニクニクしいものが「おいしい肉」とされていて、脂肪のある柔らかいお肉はあまり浸透しなかったようですがここ数年でwagyuは大人気に。ただ、もちろんwagyu=和牛、和の肉、という言葉の成り立ちまでは知らないのでwagyuという柔らかめの肉、または部位と思っているアメリカ人がほとんど。日本(和)の肉だと説明すると皆驚きます。そしてなぜ日本が和なのか、と質問されるとおや?となり、一瞬よぎった漢委奴国王を一蹴、刻一刻とこんがりとしていく育成中の肉を焼きながら、「long storyだよ」とぼやかす流れで。改めて聞かれないと、「それはそういうもんなんだよ」と思っている日本語が多過ぎて発見の毎日です。牛角キャンペーンで日本への旅行券があたるということでエントリー!マークは人生初のハラミや牛タンに舌鼓、デザートは炭火でつくるs'mores(マシュマロを焼いて溶かしてクッキーと板チョコで挟む、アメリカBBQ定番のおやつ)を楽しむ。




wagyu同様何故かNYで肉の種類としてKobe(神戸)も浸透しています。神戸牛のことなのですが、ブランド牛の中でもなぜ神戸牛が市民権を勝ち取ったのかは謎。きっと積極的なアメリカプロモーションがあったのでしょう。ちなみにこれも、日本に旅行した方ならまだしも、ほとんどの方がKobeが日本の都市の名前だとは知らず、Kobeという肉の部位かなんかだと思っています、ちなみにアメリカ人はコービーと発音しています。kobeは日本にある地名のひとつで、wagyuというカテゴリーの中にkobe beefはあるんだよ、と説明すると予想以上の「ほほう!」ポイントゲットだぜ。

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それから、日本人があまり知らないけれどもアメリカで知られている日本料理としてHIBACHIがあります。「やっぱりAkihaは日本でHIBACHIとかによく行くの?」と何人かのアメリカ人に聞かれて謎でした。火鉢?というと七輪のようなもので、ついサンマを思い浮かべますが、HIBACHIとは日本でいう鉄板焼きレストランのことらしいのです。おなじみの、大きな鉄板を目の前に、職人が巧みなトークとともに見事に料理をさばく、というエンターテイメントスタイル込みでアメリカでも人気らしいのです。なぜHIBACHIかは謎ですが、アメリカではバーベキューグリルのような製品そのものをHIBACHIという名前で売っていることもあります。おもしろいねぇ。



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日本食といえば、今年春オープンした大戸屋も。ただ、学生やサク飯ビジネスマンやOLの味方「気軽な大戸屋」ではなく、なんだか洗練おしゃれOOTOYA!ダウンタウンにあるラーメン一風堂もそうですが、NY進出となると気合いでしょうか、お洒落空間となって現われます。価格帯も質もリュクスに。大戸屋は美味しいのですが何を食べてもチップ込みで20$近くなるので、もはや定食にしては高級。一風堂もチップをいれるとラーメン一杯15$近くなるのでやっぱり高級。それでも恋しくて食べることもありますが、いつも人気。ここはNY、美味しくてちょっと雰囲気がよくて、となるとどれだけでも出す人はたくさんいるということですね。a0028990_20353229.jpg










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ウエストヴィレッジにあるもつ鍋やさんの博多トントンもなかなかよかった。アメリカ人にはほとんど理解できない「モツ」を食べるとう大胆行動もその美味しさで少しは伝わったようです。豚足にしろ、ホルモンにしろ、ウェイターさんの説明を聞くにつれアメリカンの友人の顔がまるでスプラッター映画を観ているように歪んでいく様をおかしく見届けた。基本、野蛮にうつったらしい地元Fukuoka。ラーメンにしろ、もつ鍋にしろ、NYで会う日本人の方にしろ、福岡はじめ九州出身の方も多く、九州人のミーハーで野性的な傾向はいなめない。祭の血がどうも騒いでしまうらしい。
by akiha_10 | 2012-11-15 21:16 | NY Journal

ニューヨークジャーナル 131

リュクス雑誌「WORTH」イベントの続き。

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さて女性のみなさん!(男性もかな?)妄想の時間ですよ〜!
あまりにケタはずれな、販売中(期間シェアも可)の
豪華客船Ohana号を今日は張り切って紹介したいと思います!

Ohana号広報の瓜生です!(って誰やねん。)



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こういった船でも充分素敵なのに、
今回の一押しはこちら!どーん!

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地下に4ベッドルーム(すべてのお部屋にバスタブトイレ付き)に
一階に20畳ほどのリビングルームとダイニングルームとキッチン、デッキダイニング、
二階にマスターベッドルームに書斎、
三階にルーフトップバーとジャクジー、というまことにふざけたお船でございます!


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店並みのキッチン!



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マスターベッドルーム(主寝室)のこのリュクス感といったら!
わたしは小さい頃から家の間取り図を見るのが大好きで、大量に広告が投函される土日の朝が楽しみでした。「うんとうんと、ここはわたしの部屋で、ここがお姉ちゃんの部屋で…」と妄想に没頭することが趣味といってもいいほど好きでした。誰にも邪魔されない夢の時間。それが恋人バージョンになったのが「Suggest game」という曲なのですが、これは16歳の時に書いた恋人との同棲妄想の歌ですね。そしてアラサーとなった今、豪華客船で妄想?だいぶ可愛くない!全然かわいくない!いっきにギラギラするねぇ。でも、家族や友人、お世話になっている気心の知れた楽しい仲間をもしお招きできたらどんなに素敵だろう!(主催じゃなくてもいいや、お招き頂くでも充分。)なーんてモクモクするわたし、痛々しくすらあるこの妄想癖。でもこの数ヶ月後、実際に思わぬ方面からクルーズにお招きいただいた事を考えると、妄想力って捨てたもんじゃないね。いや、結構すごいかもよ!


ルーフトップのバーへご案内しましょう!
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じゃーん。
もちろんクルーズする時はその箱だけ買う(借りる)のではなく船長、シェフ、メイド、バーテンダー、ウェイターと最低でも10人ほどは雇わないといけないようです。実際に何ヶ月かクルーズする際の稼動資金を計算されている方がいらしゃって、許可をいただいてメモをパチリ。借りるだけでも一ヶ月で何千万という資金だそうです。「そんなに悪くない数字だ」とご紳士、ぬぬ、一体どんなわるいものを売っていらっしゃるんですか?なーんて。



そんな贅を尽くすならば世界に目をむけて寄付を!と思うところ、特にアメリカではこの規模のクルーズをされる方はほぼ間違いなく、慈善団体や公共施設に何千万、億単位で寄付をされています。日本以上に格差社会が問題とされていますが、富裕層の寄付によって、普段の生活で例えば図書館だったりコンサートホール、美術館の設立、またNYでいうと、アートやミュージックイベントの多くが寄付で成り立ち、誰でも平等に文化芸術に触れられる機会の無料提供などというところで恩恵を受けているのも事実です。

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アメリカの寄付の成熟度はちょっと目を見張るものがあります。この富裕層イベントではもちろん高級グッズや高級旅行の販売もされているのですが、ボランティア団体や医療団体による説明ブースが設けられていて、つまり寄付をする場の宣伝もされていたのです。そして多くの人が時計や船の説明を聞くのと同じ関心の高さでお話を聴いていたのも印象的でした。NYが特にそうなのかもしれませんが、チャリティやボランティアという言葉を聞かない日はないほど、宗教観を越えて「「公的利益や幸福=自分の幸福」という概念が年々浸透しつつあるような気がします。この良いサイクルが本当に上手く循環していけば、どれだけ人がふわっと優しい気持で過ごせる社会ができるかと、これまた妄想するのです。わたしは今のところ、できるだけ日々にこやかでいること、人に優しくいること(ムキーっとなってうまく出来ない時もちろんあって日々修業です)という、自分ができることでよい循環の一部になれたら、と練習しています。

操縦室に潜入!夢があるね〜!!大興奮。もちろん座る。
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妄想海路、おもかじいっぱーい!
完全にテンション高めで調子に乗っていますね。
おほほほほ。







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陽が落ちてイベントも終了。
波止場はとても絵になります。


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老若男女、そこに音楽がある限り踊り出してしまうアメリカ人、こんなチャーミングさはわたしが思うアメリカ人の好きなところのひとつです。



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この日撮影した写真が雑誌に掲載されました。友達もわたしも社内用だと思っていたのでお互いびっくりしたのですが、上手に編集して使ってくださっておりました…いろんな世界を拝見させて頂いたぶん、少しでもお役にたてて嬉しかったです!夏の夜の夢の思い出の1ぺージ。
by akiha_10 | 2012-11-11 06:53 | NY Journal

ニューヨークジャーナル 130

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こんにちわ!先週は自宅も停電、お湯なし、インターネットなしのイレギュラーな一週間でした。やっとマンハッタンはインフラが整い、通常モードになりつつあります。




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しばらくは地下鉄も復旧しなかったので大量の臨時バスで対応、当然どこも長蛇の列。全線バスが無料。バスや地下鉄を運営しているMTAは創業以来最も深刻な被害、と発表し当ハリケーンでのNY市被害総額は500億円にものぼるのだそうです。

友人宅に避難していたため、週末停電中のダウンタウンにお洋服を取りに帰ったのですが、そこには見た事のない風景がひろがっていました。当たり前ですが信号も点かないので交差点のたびに人が交通整理。ここ数日でとても寒くなってきましたので通る度にThanks!と声をかけずにはいられません。


普段は歩くのも大変なほど賑やかなお祭り通りも静まり返ってゴーストタウン、店はほぼすべて閉まっているのでがらんとした貴重な風景。2日まるまる家待機でまともに身体を動かしていないこともあって、ヨガスタジオがけなげに営業していた事は嬉しかった!電気はないのでキャンドルヨガ。同スタジオの通常夜に開催されている「キャンドルナイトヨガ」にも参加したことはありましたが、本当の意味で電気というものが街から消えた本当の暗さや静けさは再発見でした。


通常「静か」と思っている静さかには、実は冷蔵庫や冷暖房のもーんという低温や遠くから伝ってくる地下鉄や車の音、なにかしら稼動している音が存在している。静寂とは、そこに「静けさ」が有るように感じるほど無音。うつくしい時間でした。自分の息づかいが一番近くなるような静寂はレコーディングのボーカルブースやノイズキャンセルのイヤホン、水中や砂漠で体感する以外なかなか味わえない。


ヨガスタジオを出る頃、まさにちょうどその時、3、4日ぶりに街に電気が戻る瞬間に立ち会ったのです。どこも灯りをオンにしたまま突然停電になったので、電気が戻るタイミングで、ぱっぱっぱっと順に建物に光が点くという、まるでショーのような瞬間!人は少ないとはいえ、どこからともなく「ぅいえーい!!」「やっほー!!」と湧き上がる声。路上では通りすがりの人と笑顔でハイタッチをし、窓からは人々がタオルを振って歓喜。携帯電話の電波もダウンタウンは止まっていたので、人々は携帯を取り出すなり同時にピコン!と立った電波じるしに「Wow!」と声が重なってくすりと笑い合う。まるではじめて火をおこす事ができたような、水路が通ったような、一日かけて一生懸命つくった砂山のトンネルを掘る過程で山の真ん中で友達と指が触れ合った時のような、この歓びは一体なんだ!底冷えして曇天だった街に灯がともるだけでこんなにも感動的だなんて!そしてその瞬間を共有する人々の美しい笑顔!涙がでるほど感動的でした。そして同時に、いかに通常の生活で、こうした基本的なことの喜びが分かち合いにくくなっているかということにも気付きます。

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インフラが整わなかった先週は人々が皆で助け合い、SNSなどを通じて「シャワーがなければ我が家でどうぞ」とほとんど被害のなかったアップタウンの方が家を開放したり、ボランティア団体による無料食料提供があったり、他の州から発電するためのトラックが駆けつけたり、たくさんのやさしさに遭遇しました。



そういえば、争いはモノが少ないところより、充分に足りているところ、過剰にあるところに起きやすいのだそうです。それは生物学的にも言われているそうで、例えば昆虫や鳥の世界でも、複数いる中に僅かなエサを与えるとその小さなエサをほとんどの場合、いたわりあって分け合う傾向にあるらしいのです。

次に、まったく同じグループで有り余るほどのエサを与えてみると、まるで性格が変わったかのように、すでにお腹いっぱいであるにも関わらず、自分はより多くより多くと奪い合い、熾烈な争いが起きて攻撃しあうのだそうです。

今回の「足りない状況」で人々は「分け合って、気配りあって」という優しさと感謝に意識が働き、そこに豊かさがありました。街全体がやさしかった。ヨガの帰り道、ひょっとしてこの世に存在できるパワーはいつも一定で、そのパワーを二種類、「物理的なモノのパワー」と「人々の心のパワー」とした時その総和はいつも同じで、最大値が決まっているのではないかと考えたのです。

物理的モノ(食料や衣類、情報、インフラ)が足りないと、それを補うように人からアイデアや活気、工夫や会話、前向きに解決しようとする明るいクリエイティブなプラスのパワーが湧き出る。その反対に物理的モノが満足以上、過剰に増えると、総和は一緒ですから、モノで溢れたパワーを抑制しようと、人の気持は相互に精神を擦り減らすマイナスな方向(争いや足の引っ張り合い)に働く。モノのパワーが勢力を増した今、人が少し疲れているのは当然で自然なバランスなのかもしれません。人がより幸せになるために、人によって生み出されたモノたちが、もし自分たちの心をマイナス方向に誘発しているならばとても皮肉なことです。人は本来「みんな、すこし足りない」状況が本当のところで一番多くの人が幸せを感じられる状態なのかもしれませんね。


だからといって生かされている現代を嘆くのはもったいない。たとえばインターネットで得られる情報を収集して工夫次第で世界を観察できることも、現代に感謝すべきことのひとつです!現代最高!心持ち次第でどの時代、どのような環境でも惑わされず、自分に一貫性を持って豊かに生きて行くことは可能だと思っています。そして本質的に心を打たれる瞬間や素朴な感情を大事にしたいですね。たとえば今回の電気復活のようなとてもシンプルなもの。本質的でシンプルな喜び、底から湧きあがる笑顔にお互いが触れあえる瞬間、そういったものは「発見」と「気付き」次第で日常に見出せるものですが、もっと分かりやすい形でそのような機会をどうしたら創り増やせるだろうかと考えています。



最後に、ハリケーンですっかり飛んでしまったアメリカ国民的大イベント、ハロウィーン、当日はまさに停電中で街はかぼちゃ祭りどころではありませんでしたがサンディ到来前の、直近の週末の街の様子をすこし。個人的にはお色気シスターズがツボ。でかかぼちゃの衣装用意してたのになぁ。家の中で着てクルクルしようかなぁ!

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NYバタバタの中、今日は大統領選!
by akiha_10 | 2012-11-07 03:16 | NY Journal