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ニューヨークジャーナル 122

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今日は大好きなお店について。
ここに寄ってしまうと必ずなにか買ってしまうので出来るだけ寄り付かないようにしてるのだが、
やめられないお店Pippin Vintage Jewelry



おそらく洋服の無頓着を課されて、魔女見習いキキみたいに毎日黒スモックになってもさして厭わないだろうが小物やジェリーがなくなると思うとどうもしゅんと哀しい気分になる。仮に美しいシューズやバッグの収集をも削ぎ落とせたとしても、最後に残る趣味はジェエリーだと思う。

女性としては本物の美しいもの身につけることはいつでも目標ですが、なにも高価でなくても自分にとって効果があればよい、つまり好きなものを身につけてわくわくできたり、リラックスや自信、という「効果」があればいいと思う。
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好きなものを集めて気がつけばキラキラしたものが集まってきた。
20年代〜50年代のヴィンテージが好きで、クリスタルやラインストーンのものが好き。
ちょっと前に観に行った1953年のフランス映画「THE EARRINGS OF MADAME DE... 」(「たそがれの女心」この邦題は的を射ている)を観に行くのにこれらのジェエリーを身につけていくのはぴったりだった。クローゼットの贅沢な装飾品をたどるパリの貴婦人の手先を追うカメラワークや、マダムの身のこなし、「好き→執着」が心を破滅させることもさもありなんという皮肉な教訓を交えながらも、よき時代のヨーロッパエレガンスを魅せてくれて終始うっとりしてしまった。女性の美しさと愚かさと、狡賢さとかわいらしさ。女ってそういうところがあるある!と思わせてくれる映画でした。




もうひとつ最近の出会いはJoanna Loucaのバッグ。地中海の島、キプロス共和国のバッグブランドだそうです。何色もの組み合わせで織ったファブリックが好きで、これは!!と迷いなく購入してしまいました。NYバッグブランドのLorenza Gandagliaの手編みのバッグも大好きです。
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そういえば1stアルバム「キャメレオン」のジャケットのキャメレオンくんも、このように糸を織った生地で製作されています。usagiuma(page i-8)作家のキョウコさんは当時生地を織るところから作品を製作していらっしゃって、ブティックで一目惚れしたわたしはキャメレオンくんを創ってもらえないかと連絡を取ってみたのでした。実は二年前くらいに、イタリアに帰省(旦那様がイタリア人)するキョウコさんにヨーロッパ便でばったりお会いしたという後日談あり!ばったり多し!





ちなみにわたしのキャラクター、クロワさんぬいぐるみを創ってくださったPretzelの貝戸さんは数年のルーマニアの旅から日本に戻られたようです。やつはNYでも元気!
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by akiha_10 | 2012-09-30 08:35 | NY Journal

ニューヨークジャーナル 121

また奇跡!
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先日、とても興味深いアーティスティックなアクセサリーを取り扱っているブティックで、自然界や宇宙を表現したかのような大ぶりのアイテムたちに魅了された。イタリアのデザイナーらしい。オーナーに色々と質問をしていると話が弾んで映画や音楽の話にまで及び、話は尽きる様子がなかったので、もう閉店時ということもあって隣のワインバーにうつって一杯だけ飲むことになった。日本ではなかなかないノリですが、道を歩いているだけで友達ができるNYではこういうことは結構ある。オーナーはその昔ソフィアコッポラとデートをしていたらしく、NYにありがちな誇張かと半分聞き流しながらも、40代前半にして今まで3人奥様がいたということや世界中に家があるという振れ幅の大きいワイルドな彼の歴史を聞いていると、ないこともないのかな、と感じた。

彼の話も相当エキサイティングだっだが、なんとなく行ったそのバーで、化粧室に行った二度とも同じタイミングでドアの前で顔を合わせた方がいた。「ああ、またお会いましたね」と小説のような台詞がまさにふさわしかった。二回目、順を待つ間NYの好きなバーはどこかという話になった。すると相当数あるバーの中で、なんと互いのベスト3中のふたつが一致していて、トイレ待ちが予期せぬ楽しいものになった。そうして好みが一緒なものだから、「いいバーを発掘したら教えあおう」とバー友達になった。



そんなことも忘れかけていたころ、そのバー友達が週末の昼時ふらっと連絡してくれて「友達がボートを出すから一緒に来る?」と誘ってくれた。その日は人間が一番心地よいと感じるのではないかと思う気温と湿度のベストバランスで、夕暮れのボートクルーズなんてきもちいいだろうな、とそんなくらいの気分で参加した。

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行ってみるとボートが予想以上の規模(三階建て、バスルーム付寝室が船内に3つも!動く城だね。)だったことにもわお!でしたが、それ以前に驚いたのが、バー友達がハドソン川沿いの港に行くまでのタクシーで「親友もピックアップするから」といったその親友が、以前そのファンぶりを綴ったことのある(ジャーナル92)、大好きなJay Kosだったのです!

「ジェイ・コスって言うんだけど」とタクシーで事前に名前を紹介された時は耳を疑って、「え、あのジェイ・コス??ソーホーに店があるジェイ・コス?」と聞き返した。紳士物しか置いていないのによく知ってるね、と感心されたのですが、その空間や色使いやファブリック選びのセンスやこだわりになにかぐっと惹き付けられるものがあり、個人的に「洗練の館」と名付けてお慕いしてよく覗いているもの!彼のレシピ見てるもの!


お店で単なるお客さんとしてジェイとお話(質問?)をしたことはあったけれども、個人的にお知り合いになれるなんて、わたしにとってはすごい奇跡なのです。本当に大好きだったから。心酔して本当に好きなものにはいつか必ず辿り着く。打算や損得勘定ではなく、好きの純度が濃いと、すべてのパワーが味方をしてくれることが実感としてわかった。たまたま入ったブティックのオーナーと寄ったバー、そのバーのお手洗いで偶然あった方を通じてここに来るとは!この引きの強さは、わたしの一番の才能です。非科学的な力が働いているようにさえ感じる。だから、このひとつひとつの繋がりに人一倍感謝して、人生に起こる不思議や歓びを形にしないとね。どんな客観的作用が働こうとも、それでも「人生っていいね」と心底思って体現しよう。
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ジェイといろいろなお話をすることができて感激した。わたしはてっきりJayKosのお店は彼が世界中から美しいものをセレクトしているお店だと思っていたのだが、全て自身でデザインしているらしい、彼は正真正銘デザイナーであった。ここ数年のインスピレーションはモロッコ、マラケシュのスークからだそう。思わず笑ってしまったが、自身のアルバム、マラケシュからインスパイアされた「In the Souk」もちょろりと宣伝しておいた。スークから閃いた鮮やかな色使いや、土っぽさ、カオスな文化、独特なにおい。直近のマラケシュ旅行は長男ジャック(8歳)との男二人旅だったらしい。わたしもマラケシュひとり旅をして感銘を受けたという事を話すと、ジャックが嬉しそうにしきりに「どこのリヤド(宿泊地)に泊まったのか、あの広場のカフェのチキンサンドはすばらしいよね、毎日食べたよ」と積極的に話してくれた。

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デザイナーの父を持ち、華やかな場所に同行する機会が多いジャックはすでに大人の喋り方をする。ミートパッッキングにある寿司MORIMOTOの常連客だというジャック8歳、「特にハマチとカンパチが最高だ」と感想を述べる。最近のファッションウィークについては、彼のお姉ちゃんである長女のソフィーちゃん(10歳)がすでにレギンスのデザイナーとして活躍しているらしくVOGUEのパーティーにおよばれしたらしい。来場者のほとんどが、それがここぞという時のお洒落だと思い込んでいる「タイトなワンピ、シャネルマトラッセにルブタン」は型押しされたユニフォームのようで「あんなのファッションじゃない、全く楽しくない」とばっさり。とってもおませさんなのだが、不思議と生意気な感じがしない。本当に大人と喋っているかのように思うほど、鋭い視点や独自の見解があってものすごく賢い。アメリカ大統領選から日本の政治のことまで知っていた。この男は将来女を泣かせるな。「ジャック、わたしも将来ガールフレンド候補にしてよ(どんだけ年の差だよ)」と冗談で言った時だけ8歳らしい照れ方をして妙に安心した。


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次男ルーカス(3歳)はもうすでにガールフレンドが3人いるらしく、「困った問題を抱えてるんだ、聞いてくれるかい?」と両肩をあげて言うもんだから船上で彼の人生相談にのることにした。極度の人見知りらしいルーカスがなつくのはいい兆候(なんの?)らしく、最後はネックレスを交換して、どうやらわたしはルーカスの4人めのガールフレンドに認定されたらしい。(年齢的には母の立ち位置でいいくらいなんだけどな、はは)
ふたりの笑顔を見ていると、とてもいい環境で育っているんだなぁ、と感じる。ジェイはクールで自由でパーソナリティーも素敵、なおかつ家庭円満で、こういう方って本当にいるんだなぁとお店だけでなく、ますます本人のファンになってしまった。a0028990_4382074.jpg





ジェイとボーイズ。










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ちなみにこのボートはマニエラというブラジル人女性(中央黒髪の女性)が所有していて、旦那様からのプレゼントらしい(そんな世界があるんだねぇ)。マニエラは美人かつ気さくで自然体。世界中のあらゆるタイプのお金持ちさんを垣間みることのできるNYですが、真に幸せで豊かな人は、スノビッシュな気配はなくまったくギラギラしていないものなんだなぁ、と感じます。




a0028990_4876.jpg流暢な日本語で話しかけてくださった、ちょいワル風を吹かせたブラジル人のご紳士(わたしの左隣)。彼は外交官で、今まで20カ国ほど住んだことがあり6カ国語話せるのだそう。二年間日本の大学に通ったらしい。そのきらびやかなキャリアを拝聴し、英語すら決してペラリーノとは言えないわたしはあったらいいけどなくてもいい薬味の気分だ。どこの国が一番好きだったかと尋ねると「どこもそれぞれ素敵だったよ」と髪をなびかせながらこれまた優等生の回答で、ちっともワルくない。出来杉くんめ。話を御伺いしているだけで旅気分、「歩く車窓から」だ。ボーダレスな方々とお話できるのも、NYの醍醐味。



その日は大変面白く、それまでに至る糸の辿り道を思い返しては、ああ人生って不思議としみじみ。
素敵な経験をさせていただきありがとうございました。
帰宅して、揖保乃糸を鍋に泳がせながら今日の会話を反芻した。薬味のみょうがも添えておいた。







「震えるほどのキセキもあるかも」
Endless storyという曲の中でこのフレーズを書いた時の、ものすごい緊張感と責任感を覚えています。ここまでのドキドキ感は後にも先にもない。まるで予言書を綴るかのように。フル歌詞を書きあげた乱雑な直筆のノートの上で、そこだけ何十にも丸をしてとても迷った。そんなに人生に、自身に、期待していいものだろうか。今より5段階くらい陰の要素が強かったわたしは、迷いに迷った。でも、思うだけで、そう唄うだけで、楽しい気分になるから踏み切った。今は唄っていてわたしがもっとも素になれる、大好きなパートだ。


そう思ったほうが毎日たのしい。そして思っていたら、起こってしまうんだね。


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by akiha_10 | 2012-09-22 05:03 | NY Journal

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 GOHAN。
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世界遺産でもあるオールドハバナ、メインの通りのオビスポ通りに佇む小さなレストランEL COCOが気になった。その店は道にどっしりと根付いていた。旅のにおいがした。翌日の夕暮れ、はやめの夕飯をとってみた。「家庭キューバ料理」らしい。ワンプレートディッシュにカクテルがついて8キューバペソ(8ドル)くらい。NYとリゾート価格のカンクンで物価の高さにさらされていたので随分気楽に感じたが、キューバ人一人あたりの月収は15ドルくらいという事を後になって知った。オールドハバナのレストランはツーリストしかいないのかもしれない。もしくは地元客と値段が違うのか。キューバの主食はコングリという米と豆を一緒に炊いたもの、黒米のようなものだった。雑穀豆好きなので嬉しかった。バナナ(甘くない)を薄くスライスしたフライも定番で、お肉やお魚をシンプルに味つけたものを食す。甘ったるいキューバリブレとリモーネカクテルはほぼデザート。
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アメリカによる経済制裁によって、アメリカとの国交を断たれ未だに物資が乏しいキューバ。キューバオリジナルのコーラしかない、と聞いていたが、アメリカの象徴と言えるコカコーラを何度も見た。明らかにアメリカやヨーロッパから入って来たアイテムも目にはいった。市街を案内してくれたキューバ人のガイドさんは「もう社会主義国とは言えなくなって来ている」と言っていた。特に観光地で言えることだが、日々入れかわり立ち代わり、たくさん訪れる観光客が持っているスマートフォンや、パソコン、常に新しいテクノロジーや物資を目の当たりにしている若者にとって、社会主義政策はどう映っているのだろうと想像した。資本主義も問題はたくさんあるが、「皆平等」という保護と規制によって、元気と明るさと野心を持て余した特に若者は、どこに自分の「落としどころ」を見つけるのだろう。あてもなく彷徨うパワーやストレス、どこかしら不健康な空気を感じなかったわけではない。ほとんど外の世界を知る機会がないのならば、まだ平穏だっただろう。「音楽と笑顔に溢れた」キューバも確かにそこにあったが、ちょうど時代の過渡期なのだろうか、観光地だからだろうか、底抜けの明るさというよりは薄膜が一枚かかった陽気さのようにも感じられた。

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スペイン植民地時代の名残でスペイン料理屋さんもあります。パエリアとキューバの定番モヒート。
オールドハバナの多くのレストランでは毎夜、キューバンジャズやサルサの生演奏が繰り広げられています。演奏の完成度がかなり高い!




現在カストロ議長は社会主義政策だけによる経済振興に限界があることや、民衆の心は理想論だけで押し切れるものではないと理解しはじめ、米国との国交の軟化を一歩ずつ進めているらしい。オバマ政策になってからはキューバ系米国人のキューバへの渡航制限と送金制限の撤廃、米企業のキューバ通信事業参入など、緩和する動きがあり、着実に歩みよっているとのこと。

国の経済や文明という視点ではなく文化芸術や言語の観点から見ると、独自に進化していたから優れていたもの、心安らかに取り組めていた事、変わることにより失われるものもあるだろう。変化に対して強い拒否反応もあるだろう。刻々と時が流れていることだけは誰にも止められない。国という概念を考える今日このごろです。
by akiha_10 | 2012-09-20 09:45 | Trunk

ニューヨークジャーナル 120

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ローワーマンハッタンからフェリーで25分くらい、ステタン・アイランドに到着します。そこに建つモニュメント、9.11の同時多発テロのスタテン・アイランドの犠牲者を悼む記念碑は友人の友達の建築家さん、曽野正之さんが建築されたのだそうです。

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国際コンペで選ばれた正さんの作品「ポストカード」は、遠くから見ると白い羽のように見えます。葉書を267倍に拡大した「世界一大きなツイン・ポストカード」に、切手とみたてた267人の被害者の名前と横顔が記念碑に刻まれています。


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この左右の羽のような間に
入って行くと、
ひとりひとりのお顔とお名前。







このお顔の形は正さんがひとりひとりの犠牲者の方の正面の写真から起こし、遺族の方にお話を伺いながら制作したものだそうです。このような一人一人に対しての気配りやその作業の細かさは日本人ならではだと思います。セレモニーでは名前が読み上げられ、ブルームバーグ市長はじめスピーチが行われた後それぞれのお顔の場所に献花されていきました。


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NYにいると時折9.11の話題が持ち上がり、当時ニューヨークにいらっしゃった方からお話を聞く機会があります。印象的だったのは、事件からその数ヶ月の間、ユニオンスクエアなどの公園広場に人が集まって、肌や心の触れ合いを求めるかのようにロウソクを灯して肩を組んで唄を唄ったり、という風景があちらこちらで見られたということ。そしてその数ヶ月間は、圧倒的に犯罪率が減少したとのこと。

それを考えると、喧嘩の発端、犯罪の発端、事件の発端、戦争の発端は、国と国ということではなく、人と人、人の心と心にあるのですね。ショッキングな国際的テロを目の当たりにして人の温もりや優しさ命の大切さを知り、争いや犯罪の非生産性や愚かさや哀しさを学べるのであれば、普段何気ない一日の、宇宙が成り立つ奇跡的バランスや人間が生かされているメカニズム、その圧倒的な奇跡に着目して、人間同士の暴力や争いが宇宙規模から見るといかにちっさいことかと、いつも実感し続けることだって可能ではないだろうかと思うのです。哀しいことに、人は失って学ぶことのほうが多いのですね。


NYにいると◯◯人という感覚はボーダレスだと感じることも多いのですが、また逆に同じくらい自分のナショナリズムを問われる場面も多くあります。つまり、日本にいると日本人であることをまったく意識しないので、そのままずっと意識しない。NYでは、皆ボーダレスに平等で無差別でいようと意識が働いている、「意識する」ということはそこに常に違いがあることを認めているのです。こうして「日本としてはどうなんだ」と意見を求められる時、果たして自分が正しい知識を持っているのか、社会に関心があったか、と自分のあまりの無知さに不甲斐なく思うことが多々あります。


海外を飛び回る方がよく「ヨーロッパにいるといろんなニュースが入ってくるが、アメリカにいると、ほぼアメリカのニュースしかやっていない」というように、これだけ情報で溢れていながら、自分が意識的でなければ、正しくフラットな情報を入手するのは困難のようです。アメリカ人が自ら「アメリカではほとんど世界史を学ばない(自国アメリカ史ばかり)」と皮肉まじりに言っていた。NYの街中どこでも、田舎に行くと特に家には必ず星条旗が掲げてあるように、アメリカ人は自由でナンバーワンな自国を誇りに思い、自国が大好きなんだと感じる。わたしもNYに思入れも芽生え、楽しい事に全力投球なアメリカ人も好き。でも時に話していて、敵が現れたらやっつけようという、勧善懲悪のヒーローもののような単純すぎる思考回路にはちょっとだけぞっとすることもある。暴力を好めばそれを、平和を好めば平和を引き寄せるものだと思う。セレモニーでは犠牲になられた方々に謹んで哀悼の意を表すと共に、アメリカに限らず世界中の人ひとりひとりの心が少しでも穏やかに微笑むことを祈った。

わたしは偉そうに世界を語れる分際ではまったくない。ただ、いきなり世界を変えようとする事はあまりにでっかすぎるが、自分が内からいい気分になって、にこやかになって、人にやさしくなって、外界に対していい環境になることは、いかに自分が至らなくても、今できる。フリをするだけでも、今できる。それがいつしか習慣になる。

実験的に無理矢理にでも、口角をあげて一日を過ごしてみて。
少なくとも、自分の世界はまったく深刻ではないことに気付くから。
そして、そのリラックスした空気は確かに少しずつ周りにも波及する。
春風亭昇太師匠がおっしゃった「機嫌良く生きる」をひとりでも多く実行すれば、
世界の機嫌が良くなるとわたしは本気で信じている。



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建築家の曽野正之さん。
by akiha_10 | 2012-09-15 01:39 | NY Journal

ニューヨークジャーナル 119

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昨晩のFASHION'S NIGHT OUT。
FNO(というらしい)は泣く子も黙る鬼編集長「プラダを着た悪魔」でおなじみUSヴォーグ編集長のアナ・ウィンター女史の声掛けではじまったグローバルファッションイベント。ヴォーグを発行する国が団結してファッションの視点から経済活動を盛り上げる、という趣旨のようです。

石を投げればミュージシャンかフォトグラファーかファッション関係者に遭遇するNYで、ぼーっとしていてもこのイベントの話はどこからともなく流れてきます。昨晩は多くのお洋服やさんが店舗で様々なイベントをやっていたようです。セールあり、ショーあり、パフォーマンスあり。ミュージシャンのMihoさん(チボマットさん)のインヴィテーションもあって、LESのブティックに顔を出す。決して広くはないお洋服やさんで、ぎゅうぎゅうになって皆踊っておりました。


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ファッションというと。
NYの夏の必需品はペタンコサンダル。ビーチサンダル。
以前にも書きましたが、夜のファンシークラブエリア以外の女性のほとんどがペタンコサンダルを履いています。日本だったら、そんなラフでいいのですか…となりそうな、超カジュアルサンダル、人によってはボロッボロのサンダルを履いて出勤しています(もちろん職種によっては会社に入って履きかえる人も)。




そんなわけでわたしも、がしがしサンダルで歩き回っているのですが、最近立て続けに、持っている2つのサンダルの鼻緒がもげた。不吉だわ…!
街を歩いている途中で!ノー!!

知っていますか、鼻緒がもげたビーチサンダルはもう面倒くさい以外のなにものでもないんですよ。足の親指と人差し指の間を支える、中心部分が外れるわけですからね、残りの支えは甲にあたる部分のサイドストラップだけなわけです。しかしサイド隊員たちは要となる隊長の支えを失ってもう完全にサンダル戦士としての士気喪失なわけですよ。もうサンダルとしての役目は終わったかのようなペロンペロンとしたふて腐れた態度ですよ。三本の矢とはまさにこのことかと!たよりな〜いサイドに支えられて、かろうじて我が足との接触を保ちながらも、とても家まで歩ける状態ではないので、ペロンペロンしながらなんとか垂直に持ちあげるようにして5mmずつ歩き、直近の靴屋を探したのでした。

そのあまりに不自然な動きに道端のフルーツ販売のおいちゃんから「どうしたのか!足を怪我したのか?」と心配される。「怪我をしたのはサンダルのほう!」と言うと「靴屋までサンダルを貸してあげるよ」とご好意を頂いたのですが、おいちゃんのその大変に年期の入ったサンダルをチラリ拝見、いやいやっこの勢いでまたおいちゃんの鼻緒をもがしてしまったらこりゃまたおおごとじゃ!と有り難く感謝をし丁重にお断り、ひきずりながら店に到着。無事サンダルを調達にしてなんとかなったのでした。

二度目の事件は、くだんの一度目の事件で緊急に買ったまさにそのサンダルが被害にあったのです(買って1週間も経っていない、おにゅう!)。成田空港の動く歩道で、ちょうどわたしが前方向に体重をかけて踵が浮くタイミングで広々となったサンダル後方を、後ろの方が思いっきりお踏みになりました。ベリーっ!とデストロイな音。またもや鼻緒中心の隊長部分が90%ちぎれました。「またかー??」と後からじわじわくる笑いに肩を震わせながら、中心鼻緒の隊長は息も絶え絶え、ギリギリ繋がっている10%でそろそろーっと歩きなんとか全ちぎれする前にNYに到着。いやあ、がんばってくれたな。現在アロンアルファで補強して、いつ外れるかな〜どうかな〜とそわそわ感を楽しみたい時に履いている。

ちなみに一度目事件のサンダルもアロンアルファでくっつけて歩行に挑戦してみたところ、その日の早々にまたもげた。もげるのは想定内だぜいっ!とドラえもんのように、たらららったらーあろんあるふぁああ!とアロンアルファを取り出して得意気にぬりぬりしていたら、「アロンアルファ持ち歩くくらいだったら確実に機能するサンダル履けば」…と友人。いや、多分前回塗った後の「おさえ」があまかったんやと思うんよね。今回は前回30秒を遥かに上回る1分おさえで勝負だ!しかも、ぐっとおさえた。まだ履く!気に入ってるんだもん!

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そして最近、
さんざんサンダルとの相性の悪さを体感したにも関わらず、
気に入ったサンダルがあったので買ってみた!りぼん。
しかもこれはもう従来の弱々しい三点支えじゃないぞ!
後ろぐるりストラップという強力なバックがついておるのじゃ!
いえーい。
でもよーく考えたら、
秋冬の到来が早いNY、
もうすぐそこに、ブーツの季節では…ふぇ…。




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友人カミールは今週末にフランス帰国が迫り
ラストミニッツNYと題して毎日寝る間を惜しんで繰り出している。
わたしの思うところの「アンニュイなパリジャン」の気配がほぼない
アメリカナイズされたおバカ?で憎めないパリジャン。
これだけフレンチの友人と一緒にいながら、これといって積極的に
フランス語を学ぼうとしない、だらしない自分をいつか恨むであろう。
彼らがつい仏語で話を始める時、わたしはタモリさんの偽外国語よろしく
ソワソワショソンといい感じに雰囲気だけは参加している。
必要に迫られないと、なかなか…ね…ヘヘヘ(言い訳)
来る時は来るさ!
by akiha_10 | 2012-09-08 05:50 | NY Journal

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by akiha_10 | 2012-09-06 10:49 | Trunk

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by akiha_10 | 2012-09-01 04:55 | Trunk