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アルザスワイン街道を通ってリボーヴィレ。
この町のシンボルはコウノトリ。リアルコウノトリをはじめて見ることができました。
いたるところにはシュールなコウノトリグッズ。
ケミィはミニコウノトリを特に深く考えずに(ギャグまじりに?)結婚した姉土産に買っていましたが、
例えば結婚後お姑さんからコメントなしにそっと差し出されたくないお土産のひとつでしょう。
「あきはさん、あのミニコウノトリさん見てくれたかしら…?ウフフ、ウフフフフフ!」
と数日後電話がかかってくるのです。こわい!



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ミドルコウノトリさん。
不敵な笑み、
なぜエプロン。
なぜぼうし。






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おっきいパン!






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「フランスでもっとも美しい町」のひとつ、リクヴィル。
アルザスはとことん乙女の名産地。




a0028990_170486.jpgアルザス地方の伝統料理、タルトフランベ。
ピザより生地は薄く、
チーズはのせずホワイトソースがベース。
一般的なものはオニオンとベーコンがのったものです。
さくさく食べることができておいしい。
ワインはおすすめされたアルザスワイン、
シルヴァネール。
柑橘系の香りとハーブのさわやか香り。
アルザスワインは香り豊かで飲みやすい。
ワインも乙女向き!
すごい灼けちゃったよ…。
by akiha_10 | 2011-06-30 17:08 | Trunk

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アルザスワイン街道、一面に広がるぶどう畑。
思えばフランスでこんなにも山と緑に囲まれる事はじめてかも知れない。
うっすらとスイスアルプスをとらえ、
四方八方の緑から放出される香りを何度も深く吸い込んだ。

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オーケニックスブルグ城へ。
早朝一番に入城したので、太陽が照りつける日中をクールダウンするような夜が石にまだ残っている。
石の持つ独特のひんやりとした冷たさ、
歴史について頑に口を閉ざすようなだんまりとした静けさ。



ふたたびワイン街道を通って次の村へドライヴ。
ぶどうといっても様々な種類があって、葉っぱの堅さや派脈がこんなにも違うよ、
とアルザス出身のドライバーさんが教えてくれた。
このあたりでは、昔は一般家庭でもぶどう畑を持っていて自分たちのワインをつくっていたらしい。
すべての行程を家族みんなで行い、緑と太陽は常に身近であったとか。
そのうち子どもたちは飽きてしまい草花遊びをはじめる。
よくやっていたという枯れたシロツメ草の莟をぽんっと勢いよく飛ばす遊びを教えてくれた。
ぷちぷちをつぶすような、癖になりそうな感触が指に残った。



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by akiha_10 | 2011-06-29 14:02 | Trunk

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コルマールの夜。
それはとてもとても綺麗で、人が少なくしんとしている。
Petit Venisと呼ばれる運河沿いは「ハウルの動く城」のモデルとなったところなのだそう。


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アルザスの伝統的なしっかりした料理は食べたので
モダンなところも行ってみようとJY'sというレストランへ。
シェフはコルマール出身でNYで修行していたという話。
木造建築に囲まれた素朴な町で食べるには大きなギャップを感じさせる革新的なモダンさ。
ソースにワサビを多用したり料理人の寿司好きを思わせたりと、日本に傾倒したフュージョン料理。
ところでファッション的で胡散臭くなりがちなこの「フュージョン」と言われるジャンル。
味の好き嫌いというよりその在り方について賛否別れるジャンルである。
フュージョン料理はおそらくNY発祥だと思うのですが、
NYでもフュージョンに対する意見はさまざまで
演出過多で嫌いだとか、凝り過ぎていて何を食べているか分からないという方も。
一方、名産と伝統に旨いものなし、と言い切る友人もいて、
(おいしいから受け継がれているのでは?)
自身の発想や創造研究に邁進しないのは料理人として怠惰である、という意見も。
わたしはというと、できるならば前菜でお腹いっぱいにしたいと思うように、
また音楽は境界なく構築するのが好きなように、
創作的なものが好きなので案外この「フュージョン」に対して肯定的でもあります。
いかにも気取ったところもね。
お店は低体温ではありますが
「タパス盛り合わせ」は立体的な皿で来て、
「赤い魚盛り」は寿司のせんべい巻き?のようなものが出てきて、
次はどんなものが出るんだろう、と
奇想天外でたのしませていただきました。


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夜、誰もいないコルマールの駅。
静寂の裏側で列車のアナンスが聞こえ、
列車が来る気配に虫の音にまじる。
なつかしい夏っぽさは全世界共通。
by akiha_10 | 2011-06-28 06:20 | Trunk

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カイゼルスブルグでおひるごはん。
アルザス地方のドイツの面影は言語や文化、景色のみならず、食文化にも見ることができる。
名産といえばシュークルート。
キャベツの塩漬けのザワークラウトとソーセージ、豚肉を白ワインで煮たもの。
味もビジュアルもどちらかといえば素朴でマンマの食卓を彷彿させる。
「シュー」はフランス語で「キャベツ」。シュークリームのシューはキャベツ型ってことなんやねぇ。


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そしてキッシュ・ロレーヌ。
ロレーヌ地方はアルザスの北にあり
アルザス・ロレーヌとして歴史に翻弄され、
一緒に語られることの少ない地方。
まさにこの「ロレーヌ」は土地の名前から。
パンやでバイトしていたころに
キッシュロレーヌを焼くべき
プチキッシュ型にパイ生地を伸ばすのに、
いかに平等の厚さで敷き詰めるか、
と「自分の問題」として毎朝挑戦しつづけていた事を思い出す。
周囲にはわからない
自分の満足度という個人的な課題に
一喜一憂してにやにや。
ループ作業中、自分の効率とリズムをつかむと
一方方向に極端に延びた集中力に気持よくなる瞬間がありますよね。






この地方の名産チーズ、マンステール。ウォッシュタイプのチーズです。
品質保証されたワインチーズバターのガイドライン、AOCをクリアした認定のチーズ。
だけどね、納豆のにおいよ、これ。
しかし臭いに比べると味は濃厚でクリーミーで食べやすい。
チーズのコクに負けないように、ゲヴュルツトラミネールというアルザスワインを。
バラのような、ライチのような、すごくアロマティックなワイン。
飲み口は甘いけどもいやな甘さではない、お店の人は「おんなのこワイン」と言っていました。
フランス10大ワイン産地のひとつ、アルザス。グラスワインは水よりも安い。
ケミィのご満悦時の定番台詞「酒がすすむね」(サケ…?)が出て、お酒がはいって少々たのしく野蛮に。


到着日のこざむさから一転、
翌日には真夏のフランスがやってきた!!
ますますタンを吸収しそうだ…!
by akiha_10 | 2011-06-27 15:27 | Trunk

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スイスとドイツ国境に近いフランス、アルザス地方。
いつもながら、ユーロ圏だってアメリカにしたって、
文化のグラデーションはわたしの好奇心を焦燥させ、嫉妬させる。
文化は言語、言語は文化。文化のみならず言語のグラデーションもおもしろい、
耳を澄ませばドイツ語と、ゲルマン語と、フランス語が聴こえてくる。

パリからTGVで3時間ほどでコルマールに着く。
コルマールから再びバスに乗ってカイゼルスベルグ。
スーパーメルヘンチックな街、ウッディで長閑で、ギンガムチェックと焼き菓子が合う町!
思い出すのは「白雪姫」、もっとも好きな牧歌的プリンセス。
その他のラメラメしいプリンセスに比べ、
マットでほっこりしていて、幼心にもこの子はいい!(上から?)、
と注目のプリンセスでした。あの黄色いスカートとリボンカチューシャが特にいい。音楽もね。

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素敵なパティスリーを発見。「Curieux patissier」だって!
アルザス地方で有名な焼き菓子、クグロフ。
クグロフ型にいれて焼かれた、ブリオッシュとクロワッサンの間のような生地。
レーズンやアーモンドがはいったものが一般的で、多くのものは粉砂糖をまぶした雪化粧山スタイル。
クグロフって、ぽっこりしていて名前とそのお姿が合ってるよね、
かわいい名前選手権で最終選考まで残る響き。
「クグロフ」って言っただけでまるでかわいくなれたような気がるするよ。
くぐろふ、くぐろふ、くぐろふ、平仮名にすると視覚的には急にイメチェン、どぶろくに近まる。


目的のひとつでもあったクリスティーナ・フェルベールさんのコンフィチュール。
ジャムに取り憑かれていたアルバム「Jam&to go!」制作前後、
ピエールエルメのコンフィチュール、セレスト(ルバーブ、イチゴ、パッショッンフルーツ)
を食べた時の感動といったら!
紐解いて行くとそのコンフィチュールは
エルメのレシピをもとにマダムフェルベールによってつくられているとのこと。
そして彼女のお店、メゾンフェルベールはカイゼルスベルグの近くにあります。
車がないと少し行きにくいのですが、カイゼルスブルグの町の中で取り扱っているお店があります。
おなじみのアイコン的水玉ピンクのカバーはこの土地で改めて見ると、
なるほどなぁ、というほど町に合っている。
伊勢丹の半額以下!!と欲張りに腕に抱えてみたものの、
果実のずっしりとした重さを実感、
どの味を連れて帰るかさんざん悩み煮詰まって、吟味してたった一つ、フランボワーズに絞ったのです。
「重いよ〜、パッキングダイジョウブゥ?」と冷ややかな目でわたしを見ていた
ケミィはこの後それよりも重い陶器を「へへへ」と言いながら買うことになる。
バッグをどのタイミングで買うのか注目です。



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どこもかしこもお花でいっぱい!


コルマールからカイゼルスベルグ行きのバスは一日数本しかなく、
去年、灼熱の見知らぬ山頂で最終バスに置いて行かれた
悲おもしろい経験はもうごめんだよ!
と目を皿にしてバスの時刻を確認したのです。
しかし帰りの便で、
念には念をの20分前にバス停にスタンバったものの
その時刻のバスの「土曜のみ来ず」という表記を見逃し、
まさに土曜のバス停で来ぬバスをポツゥンと待ち続けた
不憫な(ていうか、うっかり)ジャパニーズ。
結局その30分後に次のバスが来たからよかったのだけど。
あああ、もう、バスこわい。
by akiha_10 | 2011-06-27 07:18 | Trunk