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m-23  ごぶさたクロワさん  11まきめ

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今月のクロワさんのライバル
フィグデニッシュ@TOTSZEN大倉山
by akiha_10 | 2007-06-29 00:17 | monthly

page d-71  矛盾のお手当

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とても唐突ではありますが、
わたしは考えることが好きです。
主に、「なぜ生きているか」ということに派生する、
様々な不思議を考える。
思えば、創作をはじめたのも、ここがスタートであるように思う。
一般的に哲学と呼ばれるものかもしれないが
そういう風にすると少しとっつきにくい。
言う程知識があるわけでもなし、本の虫でもないならば、
ただ、自分で考えることが好きだ、としか言えない。















考え好きはあまり外では出さないようにしている(でも出してしまっている)。
個人的なものであるし、
物事を深く掘り下げたり、ましてや「なぜ生きているか」を問うなんて、
まったく今時ではない。
考えなくても、生きていける。考えても無駄だ。
考えている間に、もう時間は過ぎている。
正直どうでもいい。(だろう)
また、比較的馬鹿馬鹿しいことも好きなため、
どうしたうりゅう、と怪訝がる友人を想定して、真剣モードは恥ずかしい(でも漏れてしまっている)。
考えることそのものは孤独。
共感する欲望を抑えて、またひとりで考える。または、本をめくる。
そして時代と大勢からの置き去り感。まあこれは今更。
わたしにとって、放っておけない、どうでもいいことかもしれないこと。
というわけで、今回は個人的な独り言に近いのです。
場が和むかしらと、せめて写真はパンにしてみた。フェイク。ひひひ。
どうでもいいな、違うな、と思ったら、流してほしい。











旅を重ねて思うようになった、矛盾する感情。
特に、
空を飛んでいるとき、
海に潜るとき。
つまりは、地球、もしくは宇宙を意識する時。
もう、自分がとっーてもちっぽけな存在に思うのは同じなのに、
両極端に別れる、矛盾する感情。
「瓜生明希葉として生まれるのはこれっきりであるから、
できる限り味わいながら生き尽くそう」
と確固たる、わたし、個人を意識して、生を尊ぶ気持ち。
しかしもう一方で、
「こんなでっかい自然の中で、身体という容れ物借りて、
魂?みたいなのが、たまたまあって、全部たまたま発生して、
宇宙の塵のようなもんで、もうどうしうようもないな、なるようにしかならない。足掻くことなかれ、でっかい動きに身を任せるしかないですね」
という、個人の人生、という概念を半ば放棄気味に、
まるでたまたま吹く風や降る雨と同じ、
わたし(?)もそんなものだと自然と同一化する気持ち。


これは、なんなんだろう、
ぎゅっと抱きしめておきながら、ものすごく冷めているような、
すごく大事な一生のように思い、
一方で、ものすごく、たかが一生という感。
この矛盾。
「物事を語るのにはレベルがある」、
というヒントは池田晶子氏の言葉。
「個人」を意識している時は、主観になっていて、
わたしが、一応わたしに入り込んでいる。
瓜生明希葉という、小さい枠組みでの、
まあそこでは主役やらせてもらっての、というレベルでの感覚。
後者の場合、随分ズームアウトしている。
瓜生明希葉を、またわたしが、空から見ている。
大袈裟にいうと宇宙レベル。
両者は矛盾ではなく、同居していいらしい、ただ視点、距離が違うようです。
では、宇宙レベルにいる、わたし、とは一体。
だれやねん。
果てしない。
あれ、解らない。
というか、この分野に関しては、いつも、解らないで終わる。
あら振り出し。
なんかこう、ものごと表裏一体なので、
……スキスキスキスキスキスキスキ…ス…キ…?みたいな、
スで終わるか、キで終わるか、
という諦めのような区切りが大事であるような気がします。
こんなことを考えながら、
何もない所でこけたりする。









雑誌のコラムがきっかけで知った文筆家池田晶子。
とっつきやすい哲学的な視点、一貫してすっとしている考え、
明晰で切れ味のあるコラムにびびっときました。
いつか直に話を聴いてみたいなと思っていたところ、
今年46歳の若さで亡くなられた。
がしかし、生も死も続きものだ、という様な語り口からすると、
こちらは悲しむだけでは、
池田氏の著書になにかを感じた、とはいえないでしょう。






ちょっと次元が違って恐れ多いのですが、
著書「人生のほんとう」は、
わたしの楽曲、
「違う夜」で伝えたかったことに近い気がするのです。
逃げることでもなし、
考えすぎるでもなし、
心の持ちようとして。


「たかが一生、されど一生、戻って、たかが一生。」




おつきあい有り難う。
by akiha_10 | 2007-06-27 00:33 | Daily thinking

page d-70     初夏のような

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新譜ができました!
「シロツメ草」と「空庭」が収録されています。
今回は、サウンド、ビジュアルともに、
「すっとしている」というイメージキーワードを度々言ってきてまいりました。
練って練って、一緒に
イメージ通りに「シロツメ草」を形にしてくださったうなさん、
「空庭」で繊細で美しいピアノを弾いてくださった史郎さん、
作品に関わったすべてのスタッフに感謝します。


ジャケットの表1は、音をつくる最中からあった
緑の写真に白文字。のイメージを貫いた。
たまたま自分の真下の原っぱを撮っていたら
自分の足が入るのが面白くって、(靴が赤だったのもあり)
今度はカメラを固定してタイマー使って、いろいろ動いてみた。

そして今回、特にお気に入りはCDの盤面。
こだわりです。
開けてのお楽しみ!
ぜひぜひ、手にとって聴いてみてくださいね。
初夏のように、
すっとしていると思います。
6月27日発売です。











そうそう
鼻をつまらせて飛行機に乗ったことありますか?
ずっと欠伸をしても耳ぬきできずに
ひたすら気圧で脳みそが圧迫されていく。
耳から血が出そうなね、、
やばいよ、あれ、いたいよ。
最近それがあったのね。

飛行機降りても、
ずっと抜け出せず、
しばらく、
現実のこと(音)が、
耳のオブラートのせいで、
遠くのお国のことのように思えてきます。


こういう感覚は昔っからあったなあと思う。
たわいもない話をしながら、笑いながら、真剣な顔をしながら、
わたしだけ、生きているのが嘘のような、
目の前の人たちを映画のスクリーンを眺めるような感覚で。
わたしだけ常にアウェイ。




わたしは騙し絵や着ぐるみにとってもよわい。
フェイクもすき。
フェティシズム。
普段居ることが
起こっていることが
すでに嘘っぽく
騙されているような
なんならはじめから魔法っぽく
楽しませてほしい。
騙しきってほしい。
騙し絵とか着ぐるみは
面白く可愛いが
奇妙で哀しくて
虚しさを引き受けて
ちゃかしている。
ああ、おかしい。
by akiha_10 | 2007-06-18 22:02 | Daily thinking

page a-21   インテリアライフスタイル展

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今年もインテリアライフスタイル展に行ってきました。
東京発の、国際見本市。
32カ国も参加していています。
目がちかちかするほど、ひしめき合うデザインものに、
心躍らないわけがありません。わくわく。












国ごとにまとめて展示されていて、
ちょっとした文化比較になるところが面白い。
鮮やかで斬新なカトラリーが目立ったのはイタリアゾーン、
模様や色が多いのがフランスゾーン、
いかにも王室なおすましデザインが英国ゾーン、
だんとつで、
デザインとして美しいと思ったのはドイツでした。
カーブぐあいや、溝の均一ぐあいや、しゅっとしてるぐあいが、
すごい気持ちーの。
ピシっと敬礼していたお国柄やもんね、
1ミリのズレもゆるしませんっ!という感じ。
ドイツ地下鉄の切符の検閲員の、あの厳しい形相を思い出した。









国内デザイナーズフロアに行って感じたことが、
どこをみても、平均点が高い(わたしなにさま?)。
イタリアっぽい、フランスっぽい、欧州のデザインっぽい、
というのも、とても上手。
それらを超えて綺麗だったりもする。
異文化の美しいイメージだけを切り取って、
日本や時代の美意識に合わせて創っている。
レストラン同様
本場イタリアンよりも国内の、イタリア風イタリアンのほうが
口に合ったりするように、
デフォルメされたリメイクもののほうが、うれしかったり。
日本にあるベトナム風ベトナム料理やさんは
お洒落で文化があってリゾート気分で…
だけど本場を味わう、っていったらまた全然違うもんね。
短気だから、わたしたち。
味覚の需要、感性の需要に、
すぐ、ぴったり合うもののほうにすーぐ惹かれていく。
デザインは素材や耐久性や歴史を探ったり
実際に使用する段階の前に、
目から入る第一印象による飛びつき、で
がっちり心を奪われがち。
しかも国産は実用性もすばらしかったり。
もう、っぽいものとか関係なくなる、
最後は、丁度いい、とか言っちゃって。
味わいに達するまでを待てない若者も、
イミテーションの氾濫も、
一概に否定できない時代に自分自身が育ってしまって。
めんどくさいも愛着、とかいって
デザイン重視の外車にいつかは乗りたいところだけど、
それっぽい、便利なものに、しっかりと誘惑されそうだ。
便利が味わう心をむしばんで、
「本物」という概念も彷徨う。









今回気になったのものいくつか。
メタフィス(http://www.metaphys.jp/)の掃除機。しかもサイクロン。
まきぐあいが、すごくいいですね。
これいつか買いたいです。



マークス社(http://www.marks.jp/)も出展。
とってもとっても可愛い雑貨やステーショナリーを
インポート、オリジナルでつくっています。
絵本「ラチとらいおん」グッズも扱っている。
このらいおんの人形がえらく可愛い(ケミィが買っていた)。
パリを得意としているところもお気に入り。
パリのお部屋、キッチン、パリのクリエータ−…など
鬼キュートなエディシオンドゥパリの本も、
マークス社の扱いになったそう。
これからも要チェックね!
うーん。
遠い将来には雑貨のセレクトショップを持ちたいと
あわーく思っていた少女時代の
血が、ふたたび、ふつふつさわぎだす。








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新しいスーツケースを買いました。
ドイツのRIMOWAの赤!
ふふふ、かあいい。
「時間のある時は、心のマイレージを貯蓄しようね」
とマネージャーが言っていたが、
なかなかいい言葉だと思った。
いろいろ見たり聴いたり読んだりして、
感じておこうね、ということね。瞳メモリーね。
新しいスーツケースに、これから
どんなマイレージが貯蓄されていくのでしょうか。
わくわく!
by akiha_10 | 2007-06-08 00:08 | Art

page a-20   産みたての空気を浅草の煙のごとく

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扉に鍵をかけ
さらに
椅子やら机やら 重厚な箪笥などを
テトリス風にひきつめて
扉の隙間から
どうか梅雨が洩れてこないようにと
扉をじっと見張っている

手放したくない季節。
いかがおすごしですか。






最近印象的だったことはというと
川崎の生田緑地に行ったことです。
こんなところにあったのか。
というほど見事なグリーンに
目と心が生き返ります。
ちょうど雨あがりで、
さらに緑の色と匂いが冴えるんですね。
過呼吸なほどに
いっぱいいっぱい深呼吸して
体内空気を入れ替えました。



生田緑地内、岡本太郎美術館に行く。
雨が上がったばかりで
ほとんど人がおらず。
しんとしている美術館は、
ちいさい鳥肌がたつ。
わたしの、
こつこついう足音が妙に色っぽく聴こえたりして
いろんなテンポで歩いてみようかと試みる。

太郎さん、柳宗理らとも芸術運動をしていたようで、
柳氏の椅子、バタフライスツールや
すっとしてる食器たちも展示。
なにはともあれ心地よさが第一優先ではあるけども
(かっこいすぎて疲れるのはいややもんね)
うつくしいものに囲まれるのは幸せだなあと思う。
インテリアの大展示会、
ライフスタイル展がもうすぐだ。たのしみよ。



太郎さんの作品をみるのは
汐留の巨大壁画「明日の神話」ぶり。
いつもビビッドで、
直感的で直観的、
そこに、気、があるのは、わかった。
最後のほうは、
うーん。蛇!稲妻!闇!と
作品名あってこゲームをしてみた。
ひょっとしたら太郎と気が合うかと試みた。
いつも彼は裏切った。






太陽の塔の内部に創られていたという
「生命の樹」という空間の作品の絵と写真があった。
樹の根っこから、恐竜→魚→両性類→爬虫類→哺乳類時代、と
上にあがるにつれ進化していく樹。
これ実物見たかったなあ。
写真の様子ではどことなく
「時計じかけのオレンジ」
の世界観に似ていたので(色合いや、とんでる加減が)
帰ってふたたびキューブリック復習。
狂っているけど嫌いじゃないなあ、
いつのまにか
巻き込まれてしまっている。



いい映画、というのもあるけども、
なにかしらんが、強烈にまとわりついてくる映画、
というのは思い出さなくても、
心にあるコルクボードにいつもピンで貼ってある。
なにか創りたいと思わせる発破剤になる。
ロッキーやスパイディーでスカっとしてばっかりのこのごろ。
みたいみたいと思っている
ミシェルゴンドリーの恋愛睡眠、
ここらで行っておきたい。
ガエルくんだしね!










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わーいわ−い!
えらい喜んどるよ。
(太郎さんの作品より)
by akiha_10 | 2007-06-05 00:04 | Art