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pade d-35  なまけたクロワさん

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順調にレコーディングしています。
昨日スタジオで食べたムッシュヨウスケのカレー!
腹が減ってはいくさはできないもんね。
唄うときに胃に隙間があるとそわそわそわそわ、、、
(マネージャーの昼食まで侵略して)
いつもにましてパクパク。へへ。
(へへじゃねーよと、マネジャの声が聞こえてきそうだ…)
by akiha_10 | 2006-09-30 11:40 | Daily thinking

page f-8   「記憶の棘」

映画強化月間を掲げて、
体感時間としては一週間くらいなのに。
もう終わっちゃうね九月。
いつもの3倍で時間が過ぎている気がします。
やばいよやばいよ、、、(一体なにがやばいのかは不明)もう10月。
ここ2日間の口ぐせ。
そう言っていたら、それはね、エイジングだよ、
と返って来ました。うーん。
みなさんいかがお過ごしでしょうか?








朝晩の澄んだ路を歩くとき、
乗り物に揺られるとき、
いつもぼーっと物思いにふける。
物思いの材料は、記憶である。

(材料)昨日聴いたあの言葉、飲んだもの、交通整理のおじさん、
    今朝のバター、肌のつっぱり、天気予報、つまらぬコメント
    
記憶は、工場のコンベアのスタートのところで
ぽとんと落とされます。
そうして流れにのって、
それを一度開いてみたり、こねてみたり、畳んでみたり、
伸ばしてみたり、焼いてみたり、
最後はパッケージして、リボンをかけて仕上げて。
くれぐれも温度に注意して。




あ、乗り遅れる。
で、駅まで小走り。















記憶は「今」の邪魔をする。
記憶は、足枷である。



記憶は主観的なものだから、
事実と少々異なる。
いや、だいぶ異なる。
ほら、すごく傷付いたこととか傷つけたこと、
胃がお腹の下までさがったこととか、
平行線のあの晩のことを、排除してるでしょ。
事実の残酷さを、記憶でファンタジーに。
これだから生きていけるのね、
「でもあれって、今考えるとすごくよかったんだよね」って。



そんな曖昧でいい加減で気まぐれなものに、
わたしたちは、びっくりするほど、
とらわれる。
びっくりするほど、
縛られる。
記憶は感情と仲がいいから、
ずいぶんと偉そうに脳細胞を占領する。
消そう消そう、って、消そうとしてない。
一応、折り合いをつけようとするんだけども、
そのうちまた、剥き出てくるのね。
切っても切っても、また爪が伸びるように。













薔薇のような記憶。
痛いのに、綺麗だから手放そうとしない。
記憶は「今」を薄くする。
もうそこにはなにもありませんよ。
それでも記憶はきもちい足枷である。







ニコールキッドマンの相槌と、a0028990_0253059.jpg
音楽のベースに居座る音が
体液とぴったりで気持いい。
静かで、クラシカルで、冬っぽい。きれい。
薔薇のような映画です。
そう、昨晩はモンスーンで好きなお茶、
仙桃(センタオ)を飲んだのよ。
テラス席は今が旬、って言ったもんだから、
ひさしぶりに毛布に対面して、それでそれから、ええと。
コンベアはシナプスつたって、コンベアbセクションへと移動する。





film「記憶の棘」www.kiokunotoge.jp
by akiha_10 | 2006-09-26 00:34 | film

page d-34    木々の秒針

先日立川でバーベキューをした。
毎年恒例の、大学の友人の誕生日会企画。
はみでてしまった残暑漂う昭和記念公園、
緑茂るアーチに、遠く山が浮き出た水色がはまって、
これだから東京はおもしろい、と思う。
狭いはずの東京に、
異世界のものがひしめきあっていて、
ちょっと足を伸ばせば、
同じ空を疑うほどのトリップができてしまう。




四年間仲良くしているメンバーはみんなマイペースである。
ひとり遊び好きなのか、
時間をもてあます学生中でさえも、とても集まりがいいとはいえなかった。
しかし誰かの誕生日近くになると集まる、というのはいつしか定着していた。
誕生日会では、普段のドライさからは考えられない
熱のはいったサプライズ企画と、
少しばかりわざとらしいハートフルな手紙を互いに贈りあう。
やればできる(でもなかなかやらない)、集まれば必ずたのしい友だち。
不思議な、かけがえのない大好きな友人たちです。
にく、おいしかったね。
ハピバスデ。






実は緑が多いのよね、と東京をおもう。
爽やかにバドミントンをする友人を横目に、
木々の葉の擦れる音などを聴いていたら、
昼ビールもきいてきて、
まどろんでくる。
やがて、バドミントンの往復をカウントする声が、
福岡の一軒家の、
お座敷の網戸の前、
身体を横にして昼寝をしたとき聞こえていた、
近所のこどもの声に重なる。
いーち、にー、さーん、うひゃひゃひゃひゃ






ああ。
思い出が多いのは、やっぱりこの季節だ。
風だとか虫だとか空だとか、
この季節を演出する断片が、
一番芋をひきずってくる。
豊作、豊作。
哀しくなるのも、切なくなるのも、
帰り道が淋しいのも、あのひとを思い出すのも、
一番大好きなのも、
この季節だ。
夏から秋にかけて。
いや、秋から冬、
ストーブの上でコトコトいっていた金柑の甘露煮まで。
春夏は、
蝶がさなぎから飛び出て散っていくように、
思い出がヒラヒラと舞ってしまうのだろうか、
さらには虫めがねを通した暑い光で焦げてしまい、
思い出に穴があいてしまうのだろうか。





遠くはしゃぐ声と風と虫と緑のざわつき。
公園の天井だけを見上げていたら、
なにも変わっていない気がした。
なんにも、起こっていない気がする。














「やってみたら?」

空に逆さまの顔。
欠伸を殺して、ひさしぶりにラケットを握った。
羽を待つあみあみの視界にのぞきこむ木々は
あの頃より近くに見え、
TPOを読めていない後悔のブーツのヒールが
はしゃぐのを邪魔をする。
















ふっと、地元の友人がパパになったことを知らせる、
友達からのメールが頭をよぎった。


「うりゅう、時は経っとるぞ」



うっかり羽を落としてしまった。
by akiha_10 | 2006-09-21 21:06 | Daily thinking

page t-47  Tool Mouth 8

ミラノは目下セール中。
セール中にわたしたちを追いやるなんて、ざんこく!
といいつつ、ものすごニコニコ、ケミィとショッング街道を競歩。
なにゆえケミィは大のバッグ好き、
皮製品大国イタリアのセール、どうして理性を保っていられよう。
ケミィはバッグばかり持って鏡の前をくるくるまわってみたり。
互いにマイペースな買物がつづく。






モノ、空間好きならばぜったい外せないところ、a0028990_2156413.jpg
セレクトショップのディエチコルソコモ。
元イタリアンヴォーグの編集長がセレクトした、
衣食住に関するモノとカルチャーが、
とっても素敵な空間にちらばっているのです。
はじめ来た時は、
正直、なんだかとっても悔しい想いをしたものです。
ああ、やられてしまったよ…と。
あまりにも素敵で完成された作品(作品ととらえる空間)
を目の前にすると、出会えたことの感謝にまじって、
残されたわたしたちが、創るものはもうないんではないかと、
すこし、絶望的な気分になる。






ここの魅力は、
とりあえずテンションを上げてくれるところ。
いいかわるいかの基準って、細かいことよりも、
これがあるかないか、それが重要な気がします。
ここは元自動車修理工場だったという話を聞いたことがあります。
エントランスをはいれば、緑多きテラススペース、
そのスペースを囲むようにお店とカフェとギャラリーがあります。
わたしは自然光が好きなのですが、
店内は自然の光で明るく、とってもきもちいいのです。
卓越した審美眼によってセレクトされた、
ハイブランドの衣服やオリジナルのもの、
雑貨や食器、フレグランスまで、
美しさに悲鳴がでます。
意外や意外、セールもやっていて、
あらあらmiumiuのワンピース、
ちょうかわいいやないの…とかけよる。
だけどさあ、意地悪いくらいに華奢やねこれ、
ボーノボーノ言って元気よく食べてたわたし、
鏡でみるかぎり、
せっかくのミュウミュウもギュウギュウやよ…
どーん。
試着室をすすめるモードなスタッフから、
いやいや、いいですいいです…と
一歩、二歩、へっぴり腰になって逃げたのでした。
ケミィはコルソコモのオリジナルバッグを購入、
「もういっぱい持ってるじゃない!」とわたし。
一応お決まりの手順をふんで、
ケミィがえへっとうれしそうに買った。わたしも嬉しい。







さて、もうひとつ、
ケミィとわたしがたいそう気に入ったお店があります。
「Massimo dutti」。
フィレンツェ、ミラノ、どちらの店鋪でもお買い物をしてしまったほどです。
メンズレディースともに、質感がよく、
ほどよくトレンド感もある。
なにより、とてもお求めやすい。
元値も手頃なうえにラッキーセール中。
腕に洋服重ね持ち、
色違い買い(これやりたかったの!)、大人買い、が実現したのよ。ふふふ。
この買い方、あそこにとても似ている。
と思っていたらやっぱり。ものすごい納得!
つかえるお店、「ZARA」の系列だそうです。
でも、ZARAよりも細かい刺繍がされていたり、
レースがあしらわれていたりで、もっと繊細。
コンサバにもバカンスにも寄りすぎない、
大好きな、トラッドでフェミニンなものが揃います。
とにかく、価格もふくめて優秀。
よくできているなーとケミィと感心してしまいました。
日本上陸したらいいね。










ここのところ急激に、
ほどよくいいものを、ほどよい値段で提供するお店が
増えている気がします。
街を散歩中、そそられるウィンドーに誘われて、
はいってみるとモノのイメージはラグジュアリー、
でも価格はプチプライスだったりして。
ほんと、優秀。
衣に限らず、食も住も、
あらゆるものの平均がどんどん上がってきていますね。
消費者の目もこえてきますね。
わたしは一体なにを書いているのだろうと思いますが、
最近一番思っていることなのです。










IKEAもそのひとつです。
ミラノから船橋にトリップするのは大胆ですが、
実はわたし、ちょうど引越しもあったので
夏に先にオープンしていた船橋IKEAに行ってきました。
あらゆる北欧インテリアがお手ごろです。
大きめのチェストを購入したのですが、1万2千円!
つくってみたら、重厚で、とてもそのお値段には見えません。
ただし、まず、倉庫に自分でチェストキットを取にいかなくてはならず、
モノがしっかり重厚なだけに大変、大変、重い。
そして、チェストが安いだけに、
送料の5千円はせっかくのお得感が薄れちゃう気がする。
なので、できれば男性の手助けと、おおきめの車、
があるととてもIKEAは生かされます。
さらに、つくるのも、かなりしびれます。
凸と凹を噛み合わせて組みたてるような
生やさしいものではなく、本気大工です。マジカーペンターです。
なにしろ、
「裏に釘を60本打ちます」と平気で書いてありますから。
なので。ここでも、できれば男性(またはたくましめな女性)がいてくれると、
とてもIKEAは生かされます。
つまり、すべての過程においてDO IT YOURSELFできたところで、
とてもIKEAは生かされます。
本気に大工をさせてしまう、
スウェーデン生まれのIKEA商品に触れて、
日本の商品がいかに
極力楽に、わかりやすく作られているかがわかるのです。
完成のよろこびだけでなく、過程も愉しむ。
生活を積極的に彩っていく、
DIYが根付いたヨーロッパの、たのしみ上手を改めて思います。










日本上陸がめざましい外資のお店。
空間やモノに触れるだけで、
ひとつの異文化交流です。
本当に豊かだとも感じます。
それでもやっぱり空輸はできない、
ヨーロッパの現地の空気そのものが好きなのは、
もうしょうがないです。
居やすいんだもの。


a0028990_21585038.jpg同じ方向を向けてない自分に嫌悪を覚えることもなく、
自分の価値観がぶれない。
目をひらけば、好きな景色があふれている。
価値観を整えようとしむける操作もなければ、
概念のおしつけもない。
自分の純度は高まるし、
嘘をつかなくていい。
「世界が窮屈」
思春期に嘆いていた言葉も、
やっと大人?になって、旅もできるし、
フラストレーションから解放。
今までも後悔は一切ないけれども、今が一番自分に正直なのよ。
ありがとう。







旅できたことに、
心より感謝です。
そして、こりずに
いつでもわたしはクランチングスタートの腰を上げた状態にいる。
すぐにでも飛びだせる気分。
わがままでありながら、
しかしこの欲望がなくなったら、
何かがおわりだとも思ってる。



TOOL MOUTH、おわり。
by akiha_10 | 2006-09-19 23:20 | Trunk

page t-46   Tool Mouth 7

ふっと冷たい風にちぢこまり、
おもいでに捕われる初秋。
あの夏が、わすれられない…
まさか、いまだイタリアなんて話していることに、
おゆるしを。
いつも心にヨーロッパ。
ここへんで、最後、思い出してこね。





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そうそう、わたしとケミィはイタリアの海岸沿い、
サンタマルゲリータリグレにいるところでした。
地図のない土地、情報薄の土地が
動物的感覚を呼び覚まし、
嗅覚にいたってはセンサーの感度がだいぶ優秀になっている。





お腹がすいた。
こんな時おいしい本のひとつでも持っていると、
せっかくだからと調べてしまい(それは当たることも、裏切られることも)、
点と点だけに気がいって、道すがら過程に集中できない。
ここでは直観こそ頼り。
過程の中に、目的あり。
海岸沿いに並ぶリストランテを横目で
観察しながら、鼻をきかして。
どこがよさげ??ととりあえず歩いてみた。
直観とかいってしまったけれども、
結局は雰囲気やお客さんの入りや、食べているものなど、
目に見える「事実」がかなりポイントを稼いでいて、
実際たいしたことはないんだけどもね。
あはは。






一番魅力的に映ったリストランテは
温室のようにガラスで囲んだa0028990_114845.jpgテラスが印象的。
家族同士、恋人同士、友人同士、
バカンス地にゆるされた、
リラックスという贅沢をまとって絶えずお喋り。
満席だったテラス席にちょうど空席がでて、
どことなく縁あるような気がしてくる。
結果もついてきた。
直観の導きは、見事美味しいど真ん中を射たのです。
実は、ここのが、今回の旅の中で
一番美味しかった!
カルボナーラが絶品なのよ。
運ばれてきたパルメザンチーズも、
たっぷりのせて、
モチモチのパスタに絡む濃厚な味に酔いしれました。
カルボナーラはもったりとした印象がありますが、
パスタにほどよく芯とコシが残っていれば、
口の中で粘土にならんくっていいね。
忘れられないです。
ありがとう食のかみさま、
ごちそうさまでした。










スタッフの方も優しくて、a0028990_1293841.jpg
いろいろと気づかってくださいました。
のんでみ?と、食後にはリモンチェッロを。
30度以上のリキュールに、
うえっとなるけど、
レモン皮の香りがつんときもちくて、
子ども風邪くすりみたいな甘さが懐かしくて、
もうひとくち、もうひとくち、
と唇を濡らすまに、
あけてしまったのよ!





気持よく酔って上機嫌になると
感動しやすくなるわたし、
最後まで丁寧なホスピタリティに胸を打たれ、
チップ多くおいちゃおう、おほほほ
と心からそう思うマダムな経験をした。
チップの意味は、こういうことかと、
今さらだけども、しっくりときた。
ありがとうございました。
















顔を赤らめてロマンチックな海岸沿いを
よれよれとスキップして、
ああ、本当に生きててよかったよ、と即興のうたを唄う。
生きる実感の収集、
これがわたしの生涯かけての趣味であり、
ここに居る意味かもしれません。
人生を俯瞰するにはあまりにも早過ぎるのだけど、
水面にうつって倍になったオレンジのライトと
賑やかな笑い声、
満腹な胃袋と、
みんなのおんなじひとつの月、
そういうの全部、
なにが欠けても、なにが足されてもならん、
今このベストな状況が、
こんな気持にさせてしまうのだった。











夜が明けたらミラノに出発よ。
by akiha_10 | 2006-09-15 01:38 | Trunk

page f-7  「美しい人」

音楽創作に取り組むかたわら、a0028990_0225871.jpg
今月は、個人的に映画強化月間でもあるのです。
常日頃より映画を欲していることもあり、
自然と観てはいますが、
特に今月は、
意識的に集中して鑑賞したい、
そんな気分なのです。





思えば大学に入ったとき、
これで映画を観まくれるね、、と
わくわくしたものです。
なにしろ、
一番自由時間が多い大学、
というポイントを最重要条件にして進路を決めたこともあり、
護られた自由を手に入れたその瞬間は、
あれやってね、これやってね、と
したいことリストはキャンセル待ち状態でした。






だけどね、よくある話よ、
時間があればあるだけ、
いつでも出来る感についつい流され、
なんとなくグダグダしてしまうものです。
そしてグダグダし飽きてくるころ、
やっと自分の純粋な興味が見えてきて、
そこではじめて重かった腰もひょいっと上がる。
今は、健康的な欲望と好奇心と、
ほどよくつかえる時間とが、
とてもいいバランス。
感謝です。
「今だーっ」と、
心の住人が言っとるのよ。






たまに、
なにが好きなのか、
なにをしたいのか、
わすれてくる。
ぜーんぶどーでもよくなる、
あの恐怖はいやだから、
好きなこととか、したいことは、
わすれないうちに、
抱き締めておかなきゃね。














映画「美しい人」は、
ぜひ女性に観てほしいのです。
9人の女性が素材だから、
当然かもしれませんが、
女であるわたしは、
とても刺さるところがある。
女性は、時の流れを男性よりも、
敏感に刻んでいるような気がする。
体内時計の感度がよく、
それを受けいれていく
強さだとか柔軟性も、
生きていくうえで必要とされていて。
「女性は生き物として強い(言葉をかえると、冷たいとも)」、
そう言った男友達の言葉も、
この「今」を受けいれる(なければならない)
覚悟の、はじめから埋め込まれた半端ない強さ、
というところに、ひとつはある気がした。
それから、父と男はわりと近いけれども、
母と女の行き来は、遠足のような旅である。
だから、女性は遠足の途中、すこし疲れてしまう。
長い長い距離は、
ドキドキした遠足の熱をさますのに、
充分な時間を与える。
そして、もう、遠足には出向かなくなることも。









最近、
人間の「感情」とか「気持」を表すのに、
既存の言葉はあまりに少な過ぎる、
ということを言っているのですが、
まさに、
これを観た感想はそんなかんじ。
心にUSBケーブルをつないで、
あなたの心に直接つなげられたら、
正確に、伝えられるのにね。
全部が分かりあえないからこそ、
重なる歓びがひとしおなのだけども。








邦題はちょっと、
大人になりすぎているかもれません。
もとは「9 lives」。
そうであっても美しい、
という見方は素敵なのだけど、
救いすぎかもしれない。
この邦題を知らない、
ニュートラルな状態で観たら、
もっと違ったかもしれない。






寝る前に、何気ない
ひとつひとつのシーンが、
浮かびあがり、
目頭があつくなる。
感じるところは、あなただけのもの。
きっとまた、10年後に観るよ。






film「美しい人」www.elephant-picture.jp/utsukusii
by akiha_10 | 2006-09-09 00:33 | film

page f-6  「キンキーブーツ」

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「インハーシューズ」から待つこと一年弱、
靴もの映画がやってきました!
「キンキーブーツ」。



こうして、首を長くして待っていたように見せかけて、
実は、ノーマークでした、ショック。
どうやら巷では話題ということで、
マネージャがわざわざおすぎ?のモノマネでその評判を教えてくれました。
とても伝わりました、ありがとうございます。
早速行きました、月曜の昼の満員、巷の話題は本当のようです。





しょっぱなから、靴と工場のシーン大放出で、
靴好き、工場好きのわたしにはたまらないです。
ソファとソファの隙間のような
狭く、深いツボを、くすぐられてるような感覚を味わいます。
そんなマニアックな嬉しさに酔いしれ、
コンベアはいいよね、しかも運ばれてくるのが靴…いいよね、と
かなり個人的に、満足度の高いすべりだし。







ストーリーはというと。
なぜ単館なんだろう、
もったいないと思うほど、
はいりやすくて楽しめる、
先読みを裏切らない展開。
心温まるものでした。
しかしドラッグクイーンはずるい。
いつも愛すべき存在なんだもの。
複雑ゆえ繊細。
切なさと優しさに溢れていて、
それを覆い隠すかのようにまとう、
きらびやかなドレス。
それではまるで武装ではないか。
「プリシラ」や「ヘドヴィグ アンド アングリーインチ」
に通ずるものもありました(どちらもすき)。
外側が華やかであればあるほど、
内側ダークなところが際立っていく。
その深く掘られた溝と対峙せざるをえないとき、
なんともやりきれない、
宙ぶらりんな孤独をあじわう。
ライトを浴びて唄い踊り、
ステージを降りたとき、
あのふっとしたギャップ、
控え室に戻ったときのローラが流す涙ほど、
やり場のないものはない。









ローラが靴屋さんに行って、
その場に居た女性たちの靴を見定めるシーンが印象的でした。
ある女性の靴を見て、ローラは言うのです。
「あれはチープだけど楽しそうな靴」。
またある女性の靴を見て、
(その女性は、都会好き、モノ好きの主人公の婚約者だったりするのだが)
「あれはピカピカだけどつまらなそうな靴」
とローラが言います。
肝心なのは、靴そのものではなく、履く本人、そして気持。a0028990_332185.jpg
マノロであろうがジミーチュウであろうが、
本人がそれで生かされていなければなんの意味も持たないのです。
友人は「美容師と靴だけは、かならず値段に比例する」
と言い貫いています。
いいものはいい、それは真実、
だけど、それだけでもなさそうですよ。
はい。わたしも、肝に銘じました。















ブーツを履いた季節の足音が、
クレシェンドしている。
そんな朝と夕方、
今一番幸せな時間帯です。


film「キンキーブーツ」www.movies.co.jp/kinkyboots
by akiha_10 | 2006-09-05 08:48 | film

page s-22    ドリーミール

先日、原宿のスタジオに音源を持って行くという用事があり、
帰りに近くのUA CAFEでランチしました。
なにやらキャスキッドソン特集をしているとの情報を小耳にはさんでいまして、
早速のぞいてみたのです。






イギリス発のキャスキッドソン。a0028990_18255529.jpg
ガーリーでドリーミーなテキスタイルは、
装いを夢見がちに演出します。
まさに「カワイイ」を具現化した代表選手です。


実はわたしも数年前、
電車に乗っていた女性が持っていた、
キャスのでかバック(水色×バラ)にカワイイ!と釘付けになり、
目を細めてロゴを確認したものです。
微妙に距離がありましたから、肝心なロゴもチラチラ見隠れ。
あやしくない程度に首を長くして、
得られたヒントは、猫とこども石。
正解は、
Cath Kidoston。
オシイ。




カフェの内装はいつもと変わらずモダンだったので、
思わずキャスキッドソンは…
と聞いてしまいましたが、
まだ始まったばかりで、内装は今から手をつけるそう。
お食事はキャスのソーサーやカップででてきます。
すごいドリーミーよ!ドリーミールよ!
おっとり騒ぐこの気持、
テーブルに出揃った、この気持を、
フリーズドライしたかったです。
近々オンリーショップが代官山にオープンするそうよ。
マリメッコもこっちきて、イケアもこっちきて、
時代はいま、東京周辺で世界のファブリックを旅できてしまうのです。
さすが、持ち出し上手にっぽんです。



UA CAFEのロゴを見て、、
そっちはUナイッテッドAローズのつもりかもしれんけど、
これはひょっとして、UリュウAキハともいえるね、
うわー、どっちやろうね!!!
とドキドキしながら通り過ぎました。



ドリーミールをもうひとつ。a0028990_18291160.jpg
パンケーキリストランテ!
すでにドーリーミール!
横浜にあるモトヤです。
姉から教えてもらい早速行ってみました。
空間のドリーミーさもさることながら、
運ばれてきた三枚重なったパンケーキ、
そしてメイプルシロップとバターのメルティーな絵が、
とってもドリーミー。
最近、おいしいパンケーキのお店ないかな、、
と口にして言っていた矢先のことだったので、
嬉しかったです。
ふっくらしててね、なにがって、よくわからんけど、
おうちのとは違うのよ、美味しかったよ。
おかげでパン王女も御満悦。
(あ、わたしね、自称ね、パン王女。
イタリアに感化されて、目指せアン王女!だったのだが、
なにを間違ったか「パン王女」に自ら立候補してしまった、ざんねん)
くいしんぼうさんは、
MOTOYA.NETでチェックしてみて。





進化するドリーミール…。
もはや摂りたい栄養素は、気持の豊かさである。
文化への興味が続くかぎり、
おんなのこでいるかぎり、
そこに健康あるかぎり、
すぐさま駆けつけるであろう
ドリーミールのもとに。







しゅ、しゅわーっちっっ
と言わせて…
by akiha_10 | 2006-09-03 19:06 | Stomach