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page m-15  マンスリークロワさん 3まきめ

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今月のクロワさんのライバル
メゾンカイザーのクロワッサン@高輪
by akiha_10 | 2006-08-31 23:30 | monthly

page t-45    Tool mouth 6

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あるものが有るということで、
本来有ったもの、有ったかもしれなかった別のものが、
隠されてしまっていることがある。






有るものは、情報。
たしかに旅は情報戦だとも思っています。
より安い航空券が取れるにこしたことはないし、
快適で手ごろの宿泊地が見つかれば、なお旅上手。
現地の観光案内所に行って、
イベント情報のパンフをもらったり、
安くて速いルートを現地の人に尋ねてみたり、
とにかくあの手この手で情報を集める。
情報はないよりは、
あったほうが内容は充実するし、
かしこく、「いい旅行」ができる。




だけどもポルトフィーノの駅に着いた時、
情報が無いことで感じる、
あの自由さがあまりに気持ちいい。
こういうのは、今まで味わったことがないかもしれない。
ノーインフォメイションの潔さ。
日常の中で情報から逃れることはむずかしい。
自分で選ぶまえに、耳をふさぐまえに、
欲しくないものまで、どこまでも追って来る。
わんこ蕎麦おばちゃんだ。
なんにも知らない土地で、
調べようがなかった土地で、
頭がなににもとらわれてなくて、
「ああ、これでいいんだ」とただそう思った。
なにをか求めていると、今在るものを感じる純度は薄まっているもんね。
地図で目的地にむかっている時、
両サイドの街並はほとんど見えていないように。








サンタマルゲリータリグレ〜ポルトフィーノは、a0028990_23382075.jpg
イタリアの北西、ブーツの紐の、
ちょうどリボン結びをするあたりにある。
リビエラ海岸沿いの、いわゆるバカンス地。
フランス国境、ニースやモナコも近く。
列車では、ジェノバまで急行で行って
そこからローカル線で行きます。
ここはバイヤーをしていた友人が訪れて大絶賛していたのです。
イタリアに行ったら、絶対行ってほしいと言われた。
ちゃんと行ってきたよ。まぶしいね。










予約しておいたホテルも、
住所とアバウトな地図だより。
全然わからないので、まあ、とりあえずなんとなし進む。
「海のにおいのする方向やと思うよ」
「波の音はどっちでしょうね」
アニマルトークは現代人に新鮮だ。
地図にかじりつかない、きもちよさ!
見るもの聴くもの感じるものすべて、今在るものが情報。
目やら鼻やら耳やらがいつもより鋭くなっている気がして、
人間がもしかしたら本来持っているかもしれない
動物的な感覚だとか、いわゆる第六感の存在を予感させるのです。



人間の直観とあらゆる潜在能力は、
もしかしたら、
情報と科学技術にねじ伏せられているかもしれませんね。
なんの助けもなかったら、
もっと、すごい能力を発揮するかもしれない。
ただ、働かせる必要がないから、
お目にかからないし、そんなの信じない。
だいたいスペシャルな力なんてもんは、
緊急性と必要性がレベル1くらいに高い時にしか出ないもの。
一夜漬のテスト勉強とかね、あれはもう違う人やもんね。








技術にも情報にも、感謝しています。
だけど、ちょっとこの頃、疑問もあるのです。
ほんとに、これは要るのかしら、
と思うものも、情報も多過ぎる(もちろんすばらしいものもあるけど)。
だけど悲しいことに、
優秀なドラえもんがすぐそばにいて、絶対に頼らない、
と言い切れないところが、弱さ。
そこにつけこまれて、また拍車がかかっていく。



だからはじめから「無い」ところとかで、
正常な感覚とか、
衣食住のベーシックな欲求が満たされる幸福感とか、
今在ることへの歓びを確認すると、
しゃんとする。
安心する。
これで充分、生きていけるんだけどなーって思う。
蕎麦は要るときにだけ、
自分から頼むからさ、わんこ蕎麦おばちゃん、ちょっと動きをとめて。
蕎麦は時間がかかってもいいや、最低こなくてもなんとかなるや、
わたしは、そういうほうが好きみたい。








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キオスクランチ、
ピザパンあなどれず。
おいしかった!
ぼーっとジュースを飲んでいます。
by akiha_10 | 2006-08-28 00:42 | Trunk

page d-33    つくってうたって、みたりして

レコーディング中です。
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先日、弾き語りで録りました。
スタンウェイのD型という、
おっきなピアノのあるスタジオを用意していただき、
胸は踊るばかりです。




ポロポロと弾いただけで耳にきもちくて、
耳がもっともっと深く聴きたいよ、
と鼓膜をじわっと拡げるのです。
そうすると、同時に唄う自分の声もよくよく聴こえてきて、
感覚が研ぎ澄まされる。
いい感じです。
いい音でつくる、大事ね。
ちょっと時間もあまって、
新しく書いた曲も、
デモとして残してもらいました。
頭ではできておりましたが、
このピアノと合わせて唄うと、
心もひらいて、
いろんなものが音色や質感によって引き出される感覚がありました。
演出は大事よ。
スタジオよありがと、ピアノよありがと、スッタフよありがと、、。




作品についてどれくらい話すものかと迷います。
聴いてくださる方のものだと思い、
また制限するのが、あまり好きではないので、
自分からは多くは語らない、と今のところ思っています。
新譜を、お楽しみに。














順調にその日のレコーディングは終了、
とっても健康的な時間に終わったので、
ウディアレンの新作を観て帰りました。
初日だったようで、レイトショーやっていました。
「マッチポイント」
好きな女優、スカーレットヨハンソンが出演しています。
スカーレットヨハンソンの妖艶さと超ビッチな雰囲気、
なんか分からんけど、ひかれるものがあります。





内容、わたしは好きでした。面白かった。
愛と愛欲の狭間で揺れる男、
自分を甘やかし人を騙した代償、
おお、そこまでかと転がる展開。
女が心をゆるしていく時(ここらの演技がすごくリアル)、
イーブンに見えた力関係だとか、
男にとっての都合が、
非常にアンバランスになっていき、
崖っぷち。
そんな時、どうするの?
誰にでも思い当たるふしがあるだろう、
「マッチポイント」。
結局それが決めている。
ラッキーかアンラッキーか、
人知の及ぶところではない、
どちらに落ちるのかという、
「運」という不条理。
あなたは誰に感情移入するか、
そのあたりも注目です。





ウディの映画は、
スノッブを嘲笑するかのように、スノッブです。
わたしはいつも劇中のアイテムに目がいきがちで、
例え、えせだろうが、綺麗なものには心がなびいてしまう。
上質なコート、アンティークの調度品、
綺麗なお皿と、素敵なレストラン。
楽しませてもらえます。
本作品もいやらしいほど、ハイソサイエティ。
脚本の好き嫌いは色々ありますが、
よいキャストと充実アイテムで、
フォーカスポイントが若干違いますが、わたしは好きです、ウディ。







ウディの映画はコメディととらえるものも多いですが、
ちゃかしながらも、
頻繁に人間のドロっとグロっとしたところをちらつかせる。
実は、重いテーマだったり。
だから、軽薄であっても、
華やかなアイテムや、洒落っ気ある映像がちょうどいい。
心も目もひもじくなる映画は、体力ないと、ちょっとしんどいもんねぇ。






スカーレットヨハンソン、、、、よいよ。
たいそう、いろっぽいのよ。
もっかいゴーストワールドまで戻ってみよう。



film「マッチポイント」
by akiha_10 | 2006-08-21 22:48 | Daily thinking

page t-44    Tool  mouth 5

フィレンツェからベネチアに行く列車、
座席予約がいらない列車だったので、ひろびろと座ることができた。
充分すぎるほどに太陽を吸収した車内、
しばらく経っても冷房の効きがいまいちで、窓を全開にした。
隣の席も、また隣の席も窓を開けていて、
びゅんびゅんと風を取り込みながら列車は走った。
決して心地よいとはいえない、
ぬるい風に顔をしかめながら、ケミィの首がこくっとおちる。
おそらくじっとりと背中を蒸らしながら。
起きた時に、うえっあついっ、ってなるよなるよ、
と思いながら窓の外をながめていた。
たまに登場するひまわり畑に、静かに心は踊るが、
薄情なことに見慣れてくると、
ずっと続く田舎道、黄土色と緑色…また黄土色と緑色……
ヒツジはおらんのかね、ウマはおらんのかね。
田舎道の癒しに満たされたら、次は次はと、欲は深まるばかり。
ファームのおじいさんとおばあさんの、
ハートフルストーリーでも捏造しないと眠ってしまいそうよ。





そういえば、ipodなんかを持っていることに気付いて、
すこし聴いてみようかという気になった。
やっぱりここはベタにニューシネマパラダイスよね。
実はわたしはそんなに音楽は聴かないのほうなのですが、
映画音楽は好きです。
自分の頭の中でイメージ映像をつくったり、
具体的に絵を書いてイメージを起こしたりして、
それに曲をつけることが
もともと好きだからかもしれません。
むかしは、自分の好きな映画のシーンをミュートにして、
自分だったらどんな音にするだろうと実験したりしていました。
でもだいたい、この場合、
聴いてしまったオリジナルの刷り込みの影響をどうしても受けてしまっている。
もともとあるものを変える作業は
とても大変だと思ったものです。







さすがに、ニューシネマパラダイスのメロディーは、
イタリアの田舎道に、
合いすぎて、合い過ぎて、
きれいすぎて、
あまりにも短絡的なのですが、
泣けてきます。






この時、はっきりしたのです。
さっきまで、ちょっと飽きていた田舎道も、
あっつい太陽も、むした車内も、
自分の心の中で、見方ひとつで、いいように調理されてしまうと、
それが何にも変えがたい、
偶然に寄せ集まった、すごくいいいものになる。
まるで裏表返したように、
まったく別のものになるのです。
止まらない駅を通りすぎる時、
動体視力がとらえた、ベンチに座るおじいさん、
普通に見たら、ただのおじいさん。
ひとたび心の色眼鏡でとらえると、
ハートフルストーリーに出てくる、
味あるおじいさんに大変身。
ぜんぶが、見方ひとつ、
すべてのドラマは心の中で起こっている。
ものすごく、鮮明に、実感として、稲妻がおちたように、
そう思ったのです。




綺麗な景色があるのではなく、
綺麗な音楽があるのではなく、
綺麗だと思う心があるのです。
















と、確かにはっきりとそう思ったのに、
書いてみるとなんだか、うんざりするほど優等生だな…
と思う自分が余計です。
純粋すぎる人はなんだか苦手だなぁとか言っているだけに、
自分のこわいほど純粋なところを見ると、ドキドキします。
無防備な純粋さは覆っておきたくなるのです。
人って所詮こんなもんよ、と期待せず斜に構えていたほうが、
楽なことはいっぱいあって、
それは衝撃を和らげるクッションであって、
重く傷付かないための、自己防衛だったりします。
人をすごく信用したり、近付きすぎると、
こわくなってきて、
ああ、ちかいちかい、と後ずさり。
ひとり好きなのは、
基本の状態を常に自覚しておきたいから、
さびしさを常に横に置いておきたいから。
弱さのあかしかもしれません。





そうして内側にのめりこむと、
最後に行き着くのは、決まって、
なんで生きているかという疑問であって(強引に中略)、
じっと見つめていると、
短い人生、楽しまにゃ損!
という気にしかなれなくなるのです。
もう、ほんと、切実に。






すべては心で起こっていると確信したいま、
ぜんぶ「楽しい」という味付けの
魔法をかけたらいいのではないかと、
そう言い聞かせるのですが。
それが、どうもうまくいかない時が、
あるのよね…。
塩やら醤油やらで辛くなったものに、
今さら砂糖はなかなか、きかない!
だって、さしすせそ。
てなかんじにね。




ヒントあふれる車内で、
手帳にいろいろと書いていたら、
ケミィは目を覚まし、
列車はベネチアに着いた様です。
ああ、そう、そう、イタリアやったよ。
どこよりもひろい心というスペースを彷徨い、
はっと我にもどる。











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楽しまなくちゃ損!
チーズがとろとろよ…
ふふふ
by akiha_10 | 2006-08-18 01:01 | Trunk

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フィレンツェの代表的なお店のa0028990_2363183.jpg
ひとつにサンタマリアノヴェッラがあります。
世界最古の薬局として知られており、
その教会のように重厚で、
心まで浄められるような空間は
「トリップ」という処方箋でわたしを癒してくれるのです。
現在は薬局というより、美容系が揃う。香水をはじめ、ボディケア関連、
ルームスプレーなどがキャビネットにところせましと並ぶ。
「お手入れとトリップ」好きの女性を引きつけてやみません。





空間ももちろんすばらしいのですが、
夢見がちなわたしが特に好きなのは、そのパッケージ。
ほんとに、すてき。
お手入れ効果の半分は、「気分」ですから、見かけはだいじです。
トラディッショナルな文字とプリント、
それは古い書物のような、クラシカルなたたずまい。
それもそのはず、たとえばアクアウォーターのローズの香りは
1381年のレシピでずっと変わらずつくられているものだそう!
手軽に使えそうなアクアウォーター、
わたしは夏っぽい香り、ハーブウォーターを買いました。
ほとんどパッケージ買いしたアーモンド石鹸、
どこかで見覚えが?とたどっていくと、
そうだ、映画の「ハンニバル」に登場しています。






気に入ったものがあれば香水を購入しようかと、
混み合っているブースにかけよります。
自分でテスターはできないので、
スタッフ(と呼ぶにはあまりにも軽過ぎる…威厳をお持ちなので、調剤師とでも呼ぼうか)
に試したい香りをリクエストするのです。
それがちょっとドキドキ。
何十という種類の中でのチョイス、
香りこそ失敗したら全くつけなくなるので、こちらは慎重です。
しかし、日本語のリストと英語のリストを対応させて、
「え。スズランってなんていうの!???」なんてやっていては、
調剤師さまもイライラムード。
お客様もブースに群れて待っている中、
子娘にそんなに時間をかけてもられないのです。
調剤師さまは、リクエストに嫌な顔ひとつ、
ふたつ、いや、みっつくらいしながら、テスター紙を渡してくれます。
だんだんと、
だんだんと、
なんだか、
プレッシャーにたえきれなくなって、
「もうこれだけでいいですっ」
とそそくさとお会計。香水はあきらめ。
せっかくなら買う時のムードや気持ちも、
あったにこしたことないものです。
お買い物の半分は「気分」を買っているようなものですから。






日本での直営店は銀座のすずらん通りにあります。
だったらここで、香水をリベンジしてもいいのですが、
せっかくだから「気分」にも投資したいものです。
あの時、あそこで、あんな気分で、買ったのよ…という、
結局は「今」を使った経験こそがすべて。
だから、もしも、本気で欲しいならば、本店がいいね。
いつかまた行くよ。
(それまでに、香り英語を学習しとくよ…。スズランはLily of the valleyなんだってさ…)







香りフェチのわたしの財布の紐がゆるんだところで、
またまた危険ゾーン!
靴フェチ必見、フェラガモ博物館。
靴に関しては、
自分が身につけるうんぬんというより、
形とか、存在がね、もう好きなんよね。
わたしの足は幅も厚みもあって、だいぶコンプレックス。
でもね、まけない!
そんなの関係なく好きなのよね。
これぞ、フェティシズム!
リカちゃんやジェニーちゃんシリーズでは、
なにより靴を集めていたことからも、
これは完全に先天的に組み込まれているだろう、どうしようもない傾向です。(といって、開きなおり)

靴職人フェラガモの自ら書いたデザインや靴の木型が置かれています。
博物館はフェラガモ本店の上にあるのですが、
建物が個人所有のお家のようで、プライベート感漂う空間。
職人に触れることは大好きな興味のひとつですが、
ここでもひとつ、ものづくりの情熱とこだわりを感じることができました。








a0028990_056190.jpgそ、し、て。
はじめっから諦めていましたが、
やっぱり欲しくなるんよね。
だって、おそろしく美しいのよ。
そして、おどろきの履き心地。
幅と厚みの問題も、クリア。
ただ、その一流さに、
間違いなく身の丈あわず。





しかし、、、、
まるで恋のように、
頭がなんだか働かなくなってしまって、
何様のつもりか知らんが、
あら、気付けばミュールを購入。
こういう気持は大事だから、いいの。
わたしが好きな、
ほどよくトラッド、ほどよくフェミニン。
気分は夏のお嬢さんよ。イクエよ。これ履くと背筋がぴしゃっとなるよ、
にやけるのよ、うふふふ。
(でも履くにつれ、おぞましい形になるのよ、、かなしい…)







最近は「お買い物欲とのつきあい方論」もすこし進化しています。
特に、情熱持ってつくってあるものには、
職人への敬意という意味でも、それなりの投資は自然です。
むさぼり買う、ということではありませんよ。
モノは単なる分子の集まりであることに変わりなくって、
いつかは、なんのためらいもなくゴミ袋にいれるかもしれない。
だけど、できれば長い間、たとえ、たったその時でも、
そこから見えないものを嗅ぎとったり、
そのモノと歓びの時間を過ごせたら、
それで充分いいなー、と思うのです。
モノを通した豊かな気持と経験に投資しているのですから。



着道楽の時期あり、その後、
引越しで要らないものの多さにショックを受け、
モノについて考えた末、
豊かなものは経験しかないと、旅貯金に明け暮れた時期あり。
どちらも過ごしてみて学ぶこと。
優先順位は常に変化しますが、
そういや、モノを買うこともひとつの経験やったよ。
本当に要るものと、そうでないものの判断も、
だいぶ上手になったと思う。
あらゆることにおいて。
だから、本当に欲しかったら、
愉快なおかいもの、罪悪感よりも、開放感に包まれたいもんね!
はじめっから誰も止めたりしてないのだけれど、
ひとりで悶々とし、ひとりで解決しておられる。
やれやれ。
聴いてほしかったの。
あーすっきり。
「やっぱり、お買い物も好き!」










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お買い物を楽しんだあとは、
イタリアンジェラートで興奮をさまそうかね。
いっぱい食べたよジェラート、、、、、
お気に入りのフレーバーはピスタチオ!
おいしい…
しあわせ!
にやり
by akiha_10 | 2006-08-11 01:48 | Trunk

page t-42  Tool mouth 3

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ケミィ撮影員に撮っていただいた写真の中でも、
一段とうれしそうな写真は、
他でもないゴハン写真だったりします…。
ああ、くいしんぼうめ、、でも、、食べるのしあわせ…!
おいしいっ!




本能に直撃する満足感、、、、
ああ、イタリアよ、健康な身体よ、ありがとう。グラッツェ、オーソレミヨ。
なんといっても、粉ものの美味しいこと!
パスタはもっちりとしている。
うどんでいうコシ、弾力がちがう。
グローバル食大国の日本であっても、
味付けこそ、ほとんどそっくり輸入できていても、
この、コシだとかは、なかなか真似できないように思う。
ニューヨークのベーグルにしろ、
一体なにが違うのかと不思議に思う。
気候とか、湿度とか、小麦の状態だとか、力加減とか、
もう、いろーんな条件の微妙な違いなのかもね。




一本一本の芯が残っています。
もっちゃりしてないのね。
リゾットなんかも、雑炊になるべからず、しっかりと芯が残っている。
だからリッチなクリーム系でももたれない。つかれない。
パスタならば、ソースと絡んだ生地感を楽しむのに、
幅の広いフェットチーネなんかもいい。
トスカーナ系のあるお店では、
ガーリック風味のオイルをフェットチーネに絡め、
上からトリュフを散らしていました。
とても香ばしい味、おもわず微笑む味。
フォークのスピンは速くなるばかり。
いやらしく鼻につく上等さですが、
1000円前後のランチとして楽しめたりもする。
きっともともとある食材が豊富なのね。
本場のちからね。




パンもおいしい。
しっかりとした塩気があるけれども、噛めば噛むほどモアボーノ…。
パスタを食べつつフォカッチャをつまむ。
まるで、お好み焼きと御飯の組み合わせ。
調味料追求隊のケミィは、
オリーブオイルやバルサミコをいつもチェックします。
指先で舐めてみては、あら癖がない、とか、いろいろ言ってました。
美味しいオリーブオイルと塩だけで、
かなりの食材が魔法にかかるといって良いでしょう。




よくお目にかかったのは食材は、a0028990_29915.jpg
パプリカ、ズッキーニ、ナス、トマト。
なんとも鮮やかである。
イタリア発のインテリアやお洋服、
その色合い組み合わせやセンスは、
これら幼い頃から親しみのある食材だとか、
お料理と無関係ではないと思うのです。
実際、ピッツァマルゲリータの、
トマト、モッツァレラ、バジルの色は
イタリア国旗の色そのものであるように。







しっかりとした味付けのイタ飯には、
さっぱりとしたプロセッコやイタリアンワインが合うのかしら…
と超、生意気にマリアージュなんかに考えをめぐらすことは、
「大人」のわたしへとっておきたい楽しみのひとつなのです。
といいつつ、まだまだ「こども」のくせに、
生意気にも今、ワインに詳しいミュージシャンの方の
お話を聴くことがとても楽しかったりします。
なんだかとてもセレブリティな話題なので、
縁遠きかと思いきや、なかなか興味深い。
おっしゃることには、
フランスのワインは傾向として、奥があって味わい深く、
イタリアのワインは享楽的で、とにかく楽しいのだそう。
面白いね、ワインを切り口にしているけれども、
これって、お国気質、人柄、空気、文化芸術、
すべてに共通してそうだもんね。

好きこそものの上手なれ。
「夢中力」にかなうものなし。わくわく。
いま、書いているまさに最中、
このテンションの高さに、
自分の食好き具合を再び自覚するのです…
ところで、一体「大人」になるのはいつかしらねぇ??









たっぷりとエネルギーも蓄えたところで、
やはりここに登らずして帰れません。
フィレンツェのシンボルともなるジョットの鐘楼、
その頂上をめざし、
狭く薄暗い414段の階段を休み休みにのぼりつめる。
この閉塞感と限られた採光、
永遠と続くかのような足場の浅い階段、
城に閉じ込められた姫を思わずにはいられない。





たどりついた頂上でいっきに場面は変わる。a0028990_0502610.jpg
息のはずんだ身体も、もう上がらない足も、
すべて報われる。
ドゥオモをとらえたフィレンツェの鳥瞰図。


「ずっと観てたいねぇ…」
どうやら、剥き出しの太陽もくたびれたらしく、
涼しげな風に流れをまかせて、
雲の下にそっと身を潜める。
真上の鐘が街空に響き渡るころ、
控えめにも美しい夕陽にかわる。







…………
ケミィとわたし。
ふたりして顔をオレンジに染めて、
しばらく黙ってしまうのだ。
by akiha_10 | 2006-08-07 01:35 | Trunk