<   2005年 12月 ( 5 )   > この月の画像一覧

page d-25  そして、まとめ。

年の瀬です。
「もういくつ寝ると」の感覚が薄れていき、すこし淋しい。
わたしが大人になったのか、
街全体がクールになったのか、
あわてて準備した文化祭のように感じるのはわたしだけでしょうか。

でも、区切りや節目は結構大事だと思っていて、
その機会が、まとめる頭、に切り替えてくれるのです。

2005…色々な経験や楽しい時間をいただきました…ありがとう。




いつもクリエイトの刺激を与えてくれる
equinox伊織さんの全面的な協力あってHPも模様がえ。

「ヒトの道や出会い、なにげない決断も
サイコロを振ったような偶然の連続かもしれない。
いっかいやすみ、3コマすすむ、ふりだしにもどる、もっかいふる。
ただただ、そのマス目の中を愉しむ。
でも、多分、そのサイコロを振っているのは、自分」
そんなコンセプト。


愉しいことはそんなに起きなくても
愉しいと思うことは自由であるように思います。


モチとキントンにわくわくしながら。2005 12 31 明希葉
by akiha_10 | 2005-12-31 15:55 | Daily thinking

page s-17 お飲物だけでもお決まりでしょうか

チャイの美味しい季節です。a0028990_2054361.jpg
特に今年はよくチャイを飲んでいて、味比べをしています。
さらっとしたものから、こっくりしたものまで、
お店によって個性が出るのですが、
甘過ぎず、スパイスは強め、が理想的です。
一番最近飲んだ新宿南口のdama teapressoは
少し甘みが強いですが、
スパイスがしっかりきいていました。
今のところ、ベストオブチャイは「チャノマ」のチャイ。
ちなみにお写真は神楽坂saryoのチャイ、
よもぎ麩の黒密きなこがけと共に。

昔、カフェで働いていたときの事。
お客さんがチャイを頼まれた際、スパイスも一緒に持って行くのですが、
「こちらは、シナモンとブラックペッパーのスパイス、
こちらは、カルダモンとナツメグのスパイスでございます」と言わなくちゃならなくて、
いつも噛み噛みだったことが鮮明に残っています。
シナモンとブラックペッパーはまだしもよ、
カルダモンとか、なんじゃそりゃ、という感じ。
カルメグとナツダモンです、って何回か言ったかもしれないです、
カルガモン、も数回あったかもしれないです、すみません。

さて、飲み物つながりで話しますと、今年はベルギービールが好きでした。
普通のビールより、爽やかで、フルーティ。シャンディーガフのような。
で、調子にのって飲むと、危険です。
ベルギービールの魅力は、味はもちろん、
数ある銘柄ごとに用意されているグラス。
そういうのも、いちいち素敵なのね。
その銘柄の歴史とか製造過程とかのうんちくも、
ふむふむ、と分かったようなフリをして楽しみます。
来年も、持ち越して、好きでい続けそうな予感。

今年は去年より映画が好きになりました。
生とか性とか根本的に問うアルモドバルが好きかと思えば、
楽ちんな学校ものとか、B級映画も好きだったりで、
結局笑いたい、みたいな…。じぶんにがっかりよ。
最近思うのは、お勧め映画を尋ねるのと、
好きな映画を尋ねるのとでは全く違うものだということです。
「お勧め映画」を聞かれたとしたら、
その人の趣味傾向とか、なにかしら情報があればそれに合わせようとするし、
それがなければ、感動値の高いと思われるものをシュミレーションして、
無難に言うかもしれません。
この時季、「素晴らしき哉人生!」なんて、
いいかっこしいには持ってこい。ふつうに素敵な映画!
(この、つい口にしちゃう「ふつうに、」てのがどうも嫌味よねぇ。)
一方、「好きな映画」を聞かれたとしたら、そんな客観的な判断はなくなります。
これは少しばかり、映画を通して自分をさらけ出す作業でもあります。
「バッドエデュケーション」は好きであって、お勧めではありません。
「ライフアクアッティック」とか、レンタルの、したーの方に置かれていても、
わたしが観てる、わたしが笑ってる、あー面白いのに、って悔やんでるから。
ぜったい大事。好きなものは、ぜったい大事。


よし、映画観てそうな人を見つけたら、
お勧めとかいいから、好きなのなあに?と尋ねることにします。
それで、こっそりその人のことをちょっと知った気になろうと思います。
ふふふ


年末は福岡にラーメン食べに行ってくるよ。
晦日までまたね。
by akiha_10 | 2005-12-22 20:25 | Stomach

page m-7  マンスリーパンフィクション  12

「けっきょく、こうなるんですよねー」
『そうそう、いつものパターン』
「宴もたけなわになってくると、それぞれ小宇宙を作って。
結局誰と語りたかったのか、見えてきちゃったりして。器用な人は惑星を行き来したりして」
『で、ここも、おきまり、二人きりの小宇宙』
「そしていつもなぜか端っこだし。
喫煙者はなんとなーく、おいやられてる感ありますよね、街でも宴でも、、、、」

ふぅ。
a0028990_17215226.jpg



『あーあ。少女よ、すこし頬を赤らめて、その視線の先は…』
「え。別になんにもないですよ」
『いや、結構バレてるんだな、これが』
「いやいや、気のせいです。ほんとに。いやね、単純にいつも仕事で一緒にいる人がですよ、こーゆう宴会の席で、飲んだくれて、無邪気に少年になってる感じとか見るの、いーじゃないですか。こうして、遠ーくのテーブルで」
『だから、それは特別だからなんじゃないの?だって編集長の少年の姿は見たくないっしょ?』
「あ。たしかに全然勘弁です」
『ほらね。どこらへんがいいの?そういえば彼が入社した時さ、今の男の人って綺麗って思ったの覚えてる。でも私はPCおとした後にウィンドウにうつる自分見て髪をいじる人とかは、ムリ』
「いや、そんなもんですって、へたしたら今、男の人の方が鏡見てますもん」
『あームリムリ。綺麗にこしたことはないけどさぁ』
「ムリムリ言わないでくださいよーそういう時代なんです」
『時代…。なんかさ、男も女も歩み寄ってて、
中性的なんだよねー男らしさとか女らしさとか、もう死語なのかもね』
「めずらしく真面目ですねーわたしたち」
『ま。時代、とか言っちゃってる時点で村上もいっちょまえのオトコンナだね』
「なんですか、オトコンナ!?」
『おとこおんなだよ』
「嫌ですよ、なんかそれ!」
『嫌でもそうなの、村上さん。パン特集がそこそこ評判で一息ついたのに、次の日また企画書持って来てるのとかを見てると、きみもオトコンナ!て思う。なんていうか、仕事をそこそこ真剣にやってる人は、そん時はオトコンナの顔になってるのよ』
「いやだあー」
『そうは言ってもオトコンナ。でもピュアオンナでもあるし、ワイフオンナにもママオンナにもなれる可能性があるから、常に迷うわけよ。選択肢が多いと迷うのよ。でもだから楽しいんちゃうん』
「すごい前向きですね、って、目は後ろ向きですけど…方言出て来たところで、もうお酒やめたほうがいいです、のサインだと思いますが…」
『だいじょぶ!あの遠ーくで少年してるやつに送ってもらう!』
「もーう、あんまりつかわないでくださいよー、いっつもじゃないすかー」
『そうでした、反省してます…あ、今の言い方、自分の所有物みたい。ぷぷぷ』



『あ、靴入れの板わすれた』
「ほらぁ、酔ってるじゃないすか!」
『だーじょぶだーじょぶ』



「さっぶ!いつものように次あそこ行きます?ホットチョコレート始めたらしいですよ」
『あーごめん、次行くとこあるんだな』
「イミシン…え、なんですか。聞いてないですけど!」
『オトコンナ同士でつるむばっかはよくないね。村上は二次会に行って、少年を眺めていなさいな』
「そんな、つめたい!」
『切りかえ速いのもオトコンナよ。てなわけで、さらばっ』
「ああ、そうだトシコさん!これ持って帰って下さい!」
『え、なんで、パン?』
「いや、ここ来る前つい寄っちゃいました、で、いつものように買い過ぎてしまい。
見て下さい、穀物ぎっしりです。」
『はあ…なんかいろいろ無理矢理だけど、まあもらっとくわ、さらばーよいお年をー』



「(って、明日も会うけど…
どれだけ小宇宙を共に作れる人がいても結局ひとりよね
ああ星がよく見えるな、
DVDでも借りよっかな、
果てしなく、さぶい。)」
                        <fin>
a0028990_17224418.jpg





今月のパン
ブーランジェリーナイーフ@中目黒
by akiha_10 | 2005-12-19 17:56 | monthly

page t-25  ニシに、ニシに。(下)

マクドの色のトーンが落ちると、そこは京都。a0028990_20141148.jpg
「あと二つ上がって、西入る。」
碁盤の道になり、
ピグミンの助手席ナビもなめらかになる。

どうも京都に来ると、人間とか心といった、
ちょっとこむつかしい事を哲学的に考えたくなるのね。
それは歴史ある街並が、脳までトリップさせるのか、
もしかして、なにかそうさせる波動が渦巻いているのか。

龍安寺の石庭は、説明的でないのがいいよね。
その庭と石がなにをあらわしているのか、
どう見えるのか。
国や宗教で、その解釈はさまざまらしいのです。
しかし、グループごとに解釈が違うというより、
もっと小さいレベル、
個人の感覚や経験、その時の環境や心理状況で
見え方が違うといったほうがより正確な気がします。
それは、昔触れた映画や音楽が、すこし経ってみると
また全く違ったものに見えたり、
違うところで感動したりすることと同じで。
どちらが正解ということでもなく、優劣もないのです。
だって、あの頃は分からなかった事が分かるようになって、
あの頃可笑しくて仕方なかったことで、もうそんなに笑えないのだから。

15個配置された石は、どこから眺めても一つだけ見えない。
石は煩悩とか、自分をつくっているものとか、そんなふうにも見える。
庭の枠組みは、人生とか、身体といったとこ?
欲とか自分のこととか(ましてや他人のこととか!)把握しきれているようで、
その把握できている、また把握したいという想いこそがすでに欲であって、
それでは見えていた14個も、所詮は欲でできた小さい箱庭で見えていた幻想にすぎない。
それはもっともっと大きな庭の中にある、ちーちゃな箱庭。

ちなみに、石庭の真ん中はぽっかりと空いてる。



a0028990_20195896.jpg「15個絶対さがすぜ!」と見たい見たい、では絶対に見えない。
こうなったら、わかろうとして気をもむより、
ここはひとつ、欲とは仲良しになったほうが良さそうよ?
頭が固くなったところで、あっさり食欲と握手をし、甘味よ。
「抹茶パフェ、たべます!」と宣言していたわたし。
寒さがメキメキと骨の間に食い込むその日、祇園にむかう。
ぜんざいをすすってほっこりしている友人を目の前に、
それでも白玉と抹茶アイスが食べたいもん。と頑固にパフェ。
もっと寒くなりました。



a0028990_20252365.jpgその夜、嵐山付近を甘酒で寒さをまぎらわしながら歩いていると、たまたま宝厳院の紅葉がライトアップされていました。
暗闇に浮かぶ燃えるような紅葉が、
今回の旅で一番焼き付いています。
桜も好きだけど、紅葉は綺麗、華やかだけでない。
狂気や情熱や諦めがある。豪華に見えて悲しい。だからいい。

錦市場で、だいすき麩喜の麩饅頭も買って、
ばっちり渋滞中の名神→東名に乗り込みます。
ひまつぶしの七文字しりとりも、
わたしは「く」に苦戦し、く、く、く…
やっと見つけた「くまのぷーさん!」で
あっさりゲームオーバー。
ぷーさんめぇ。
ただ、雲のない水色空に富士山がくっきり浮かぶ天気は
渋滞日和とも言えます。
窓の外の静止画像をいやというほど楽しもーや。
なんだかとってもジャパンな旅でした。
ありがとう。
by akiha_10 | 2005-12-11 21:00 | Trunk

page t-24  ニシに、ニシに。(上)

a0028990_23131512.jpg
五感が自然とフル活動する場所が好き。

たとえば新しい場所。
そこに立った時、居心地を確保するために
空気をキャッチしようと、五感が焦っている感覚はわるくない。
だから旅はいい。
日頃のボーっは、こういう時の集中のためにあるのよ。きっと。


たとえばレストラン。
「食べる」ことはだーい好きだけど、それはお腹を満たすよりも
まるごと空間の中で、いろんな栄養を吸収してんもんね。
だから、居心地のいいカフェやお酒の席、笑えるランチでは
美味しい時間をいただいている。

たとえば京都。
言いあらわせない色に目がまわる視覚と、風の音を逃さない聴覚、
繊細な味に、繊細な盛り付け、腕を開けると柚子の香りがとびこむ、そういう総べて。
瞳レンズにかなうものはなく、
なんメガがあろうが、なんピクセルであろうが、やっぱり滲んでしまうから、
あの赤色の模様は今、目に焼きつけとくしかないのね。
瞳メモリに保存ね。



車旅行しました。
セイウチがドライバーに徹し、
ピグミンが助手席でナビって、
イシダはアイポッドから選曲するたびみんなにダメ出しされ、
わたしは、飴いらんかね?チョコいらんかね?とお菓子番。

早起きの甲斐あって、東名高速は順調に車が流れる。
浜名湖でおりて、お昼にうなぎを食べるか、
名古屋までひっぱって、ひつまぶしを食べるかで作戦会議。
ひつまぶしまで、ねばることになった。
どっちにしても、鰻らしい。
名古屋の栄あたりに着いたころには、
マックス空腹が通り過ぎる直前のペッコペコ状態で、
ついには車内にひつまぶしコールが響く。
ひっつまぶしっ、ひっつまぶしっ!(クラップつき)
駐車場を探す御苦労セイウチにプレッシャーを与えるサディスティックな友たち。
ごめんね。



a0028990_23164761.jpg松坂屋の上で召し上がったひつまぶし、
やっとありついた鰻に一同、もくもくと食します。
1、 そのまま食べる
2、 薬味をいれて食べる
3、 お出汁をいれて茶漬けで食べる

ひつまぶしの、食べ方三段階のうち、この2が一番すきです。
ワサビをたっぷり混ぜこむと、甘辛い鰻にシビレが絶妙、
とてもおいしいです!



血糖値もあがって、テンションも持ちなおしたとこで、車はさらに西の京都へ。
by akiha_10 | 2005-12-07 23:37 | Trunk