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page f-2 「ライフ アクアティック」

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やった、最新作だって。
これは是非とも映画館。と思い、いざ恵比須ガーデンシネマヘ。
同時上映のウディアレンのチラシにも目移りしたが、
潜水艦に乗ったキャストがこっちをじっと見ているので
予定通りウェスアンダーソンの「ライフ アクアティック」を購入。



上演まで時間があるので、a0028990_2359511.jpg
少し歩いたとこで腹ごしらえ。
キッシュとチーズケ−キを食べます。
ここのお店、主にお酒とスイーツのお店。
なんて素敵なんでしょう。放っておけません。
ブリーでこしらえたチーズケーキも、なるほど
お茶よりお酒が欲しくなる大人の味。
でもここでアルコホールを入れると、
まさかの爆睡の危険性があります。
生意気だなと、めずらしく遠慮します。
またのお楽しみにします。


「ライフ アクアティック」。
期待通りで、にんまりしてしまいます。
しょぼい。
相変わらずの「箱感+レトロ+ゆるさ」で展開されていきます。
終わって、たいした充実感もないのに、フツフツわいてくる、なんか。
爆笑もしなければ、涙でもない。
そう、感情メーターが振れつつも、振り切れない。
喜怒哀楽の認識一歩前で寸止めされるのよ。絶妙。
だからさ、後から後から、「あれって、もしかしたら、おもしろいのかも?」
っていうのがね、残るのよ。
内容の大きな流れでさえ淡々と進行するのも、スルメ感を出しているポイントなのかもね。
好きな人にとっては、すべてを肯定できる愛らしさがあります。
やっぱり好きです。

船の断面図は夢があるね、出てくる電話と文房具たちが、とてもすき。
film 「ライフ アクアティック」

break BON sweets&smile
by akiha_10 | 2005-05-30 00:30 | film

page f-1 「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」

映画とかも話していっこかな

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ウェス アンダーソンという監督がいる。
「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」で私をおとした方。
かゆいところに手が届く好き加減です。
その魅力は、はじめ〜キャスト紹介あたりを観れば判る。
はじめの15分くらいまでの映像がクセになります。
だから何度も巻き戻してみました。


まず、「おさまってる感」があります。
例えばコレクションテーブルが好きな方、
小さい格子に区切られて、何種類ものおばんざいが入ったお弁当が好きな方、
シルバニアファミリーのお家が好きな方におすすめします。

シルバニアといえば、あの小さい家具は本当に魅力的だったね。
ちょっと高級感があるところも。ヨーロッパのにおいがするところも。
基本家具(ベッド、机、椅子とかね)はいいとしても、バスタブや三面鏡があるお家は
「むむ。お金持さんね…」と幼いながらに思っていました。
あとジェニーの恋人ジェフ君とか三つ子が居るおうちも。
やはりメンバーが充実していたり、おっきいハウスを持ってる子は、人気者です。
子ども社会もシビアなのです。

話は戻って、彼の作品には「レトロ感」があります。
それは映像としての色合もだし、細部にいたる小物がレトロ。
なんだかヨーロッパの監督かと思うような仕上がり。

そして、なんといっても「ゆるい」のよ。
だからね、内容うんぬんは忘れてしまうのだけど、
彼の不思議なゆるさで、全て肯定したくなるのです。

「箱感+レトロ+ゆるさ」
きっちりしている人には、ゆるさが許せないかもしれません。
だって観終わって「映画みたなぁー」という充実感とか全然ないですもの。
でもね、好きな人はきっと好きよ、私は大好き。
本当は次の作品が話したいので、次にいくよ。

film「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」
by akiha_10 | 2005-05-29 22:06 | film

page d-15  フローライフチャート

初めて耳にした時からだいぶ経つが、スローライフやらスローフードやら。
ゆっくりモードのライフスタイルや食事を提案するものだが、
この言葉、若干なまけものライフを正当化するのに悪用される。
やらなきゃいけないことは山積みなのに、ころっころダラダラして、
「あ。これね、スローライフよ。」なんて言っっちゃう私は
寝癖を無造作ヘアだと言っっちゃうくらいに図々しい。

だから、スローライフより、私がしっくりくる言葉を考えてみる。
スローライフより、もっとリアリティのある、フローライフ。
一瞬、働かざる暮らしを連想させる響きではあるが、ちがうのよ。
もっと単純に、「流れる暮らし」のことです。
「流れる」の意味はネガティブにもとれますが、
ここでは別にプラスマイナスとか、どうでもいいのです。流れに任せることです。
どんなものでしょう。

<基本スタイル>
忙しい流れの時はせわしなく動く。
(忙しいのよね、と言っている自分も、わるくないなとみんな思っている。)
ゆっくりな流れの時は、やりたい事を楽しむ。気ままに過ごす。だらだらする。
(材料を買いこんで料理する、衝動的な興味に従う。昼からちょいとお酒。寝る。旧友に電話。)
気持いい流れの時は笑う、逆流のときはじっとしとく。

<フローフード>
まあ、できれば健康的なほうがいいね。
穀物系や豆類が好物な私は、いわゆる健康に良いと言われているものが
健康関係なしに好きなのね。それはよかった。
身体の流れによっては、ジャンクなものも食べる。甘いのはやめられん。
郷に入っては郷に従う。が、アメリカに持参したケミィのお味噌汁はやはり美味い。
つまり、あんまり決めこまない。流れる。

<フローライフマインド(最難関)>
物も過去も必要以上にストックしない。流れをよくする。
できるかぎり「今」に集中、物を買うかわりに、なるだけ「今」に投資。

<フローライフ座談会>

>まなぶくん
「えっと、「流れる」ってまわりに流されるってことですか?
なんか自分がないみたいじゃないですか?」
>さすらい
「「流れる」とは、自分の中の流れに乗るということであります。
自分を真ん中に据えながら、自分の身体や気持の流れや、
外部の流れを受けた時の自分の揺れに対して流れるのです。」

>よしこさん
「やっぱり物は欲しいんですけど。それに過去だって、流すことはできません。」
>さすらい
「そうですね。だからここがフローライフ最難関ポイントなんですね。
思い出作りに物が一役買うこともあれば、その物を持つことが自分のIDの一部になったりしますものね。
単純に自分が心地よく居るための小道具にもなります。
買うなとは言いません。本当に要るものを選別できる目を養っていければいいですね。
過去はもうとっくに流れ去っています。でも、確かに過去の想いは流せません。
身体の奥底にこびりついていますから。
でもそれは、なにかつくる時と、笑えるようになったらお酒のおつまみに呼び覚ませばいいのです。
そのうち流れたと錯覚するほど奥底に行っているものです。」

まなぶとよしことあきは>「ほほう、私たちも今日から流れてみます!」

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by akiha_10 | 2005-05-28 15:16 | Daily thinking

page t-14  藍より青し(下)

えいやっ。a0028990_2005773.jpg
南国の空を舞ってみる。
かの宇宙飛行士も言ったように、地球は青いことを今さら実感。
海も青いし、空も青いし。
地球は主に青で構成されているのね?創ったお方は青がお好き?
のわりに、青い食べ物は少ないねぇ。どうして?
だいたいブルーハワイなんて、なんの味だか分からんしね。
今一瞬地球に強烈に興味が湧いたので、
この想いが継続していれば近所の図書館で勉強しよっと。
そういえば、写真の上の雲、イルカさんみたいじゃありません?
オプションのイルカウォッチングで不在だったイルカが、
ここに現れたか。



今回の旅はアップダウンが激しい。
きっと身体がびっくりよ。
昨日深海に潜ったかと思えば、今日には雲の上だ。
魚気分も鳥気分も味わおうなんて強欲なやつだ。

乗り物好きなので、飛行機も例外ではなく。
でも揺れはあんまり好まない。
「ライト兄弟に感謝します。だけどね、まじでね、くれぐれも安全飛行でお願いしますよ」
と、コップから跳ねあがる飲み物を手でおさえながら祈る。
大胆で小心者なので、旅中の私の心のアップダウンは激しい。
だからクセになるのだけど。

離陸の際、気圧が変わると耳がキーンとなるでしょ。
それで、耳を外の気圧に合わせるために欠伸とかするわけよ。
深海でも同じで、深いところに行くと、いわゆる「耳ぬき」をしないといけません。
水中では欠伸が出来ないから、私の場合ぐっと唾を飲みます。
海でも耳キーン、空でも耳キーン、耳もびっくりよ。

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無事に「潜ってもいいよライセンス」を取得したので、
時間のある時に海比べもしていければいいね。
本来在るもので、まだ見えていないものは、私をドキドキさせる。

ベーグルをかじって、境界が曖昧な海と空の青さを眺める。
それらに続く次の空海を目に浮かべながら。
by akiha_10 | 2005-05-19 20:22 | Trunk

page t-13   藍より青し(上)

深海に行ってきたよ。

海のブル−はこんなに色違いがあるのね!a0028990_1734226.jpg
ボートに乗って1時間くらいの間に、
三段階ほど色が変わった。
乗りこんだ入江は、ところてん色。
ボートが進んでゆくと、遠く前方に白っぽいラインがある。
海の道みたい。
そこまで行くと、実際にはエメラルド風。
「もうちょい行くと、また変わるよ」そう言われたので、
じっと見張っているとサファイアに近い色に変わった。
「うわあ綺麗!」と、初めて見る色に声をあげた。
自分の過去のファイルの中にない形や色を見ると
なんだかドキドキする。
すぐ識別できないものは、斬新なのだ。



色違いは遠くから見ていると、あの辺からくっきり色が違うな、って認識できる。
でも水面だけをじっと見ていると、どこから変わったのかが分からない。
遠くから全体を見ているほうが、分りやすいことは、いっぱいある。

海の水は青いと思っていたから、手のひらに掬った時に透明なのが不思議だった。
海水に色がついてるのかと思ってたのね。
その考えの名残りで、色が変わるちょうど境目は、海を切ったらマーブルかなと思ってみたりする。

いよいよ。ベテランダイバーらに続いて潜降開始。
余計な音が遮られて、静かに自分の呼吸と海の波長を合わせます。
びっくりするくらいファッショナブルな魚も、まぬけな魚も、
かわいいのも、ぶさいくなのも、いっぱい泳いでます。
ニモさんの御親戚もいらっしゃいました。
「あいつぁ意地悪そうやな」など
真っ黒く、つり目への口であるというビジュアルだけで、失礼な想像がひろがっていきます。

私のお気に入りは、陽の光が深海までとどいて、
まるでスポットライトがパァーッと当たったように辺が明るくなる瞬間。
上を見上げると、水面がキラキラしてて、神秘的。
海と太陽と言い様のない色した魚。
自然界の偶然が創りだすもの、
というか本来在るもので今まで見えてなかったものの力はすごいね。

海に支えられていた身体は、再びボートに乗りこむ時にはずっしり重い。
ひととき魚気分を味わい、
足につけていたフィンを外して地を歩いた時、a0028990_1712652.jpg
ふとアリエルを想う。
心地よい風に吹かれ、しょっぱい唇をなめた頃、
陽が落ちて海の色が再び変わる。

ボートは入江に帰る。
by akiha_10 | 2005-05-14 17:31 | Trunk

page s-13 パルフェのはなし

パフェって、とても魅力的。a0028990_0493924.jpg
「美味しいものを、ちょっとずつ」という
贅を尽くしたスイーツ。
贅沢感、わくわく感、ちらっと罪悪感が見隠れし、
解放感に変わる。
細長いスプーンにチマチマ乗せて食べる幸せ。
からっぽグラスに残った白色の引っ掻き跡は、
幸せの刹那さを教えるよう。
ああ、もう終わってしまったのね。と。

甘味好きだから、和パフェとか、特にすきです。
祇園辻利も、SADEUも好き。本場京都はもっと研究したい。
今みたいに和カフェが増える前は、
下町っぽい甘味屋とか老舗和菓子屋に行っていたのだけど。
和カフェが増えてなにより。



ここで、一度は食べたい夢の胃もたれパフェレシピのはなし。a0028990_0564833.jpg
一番上は、豆乳ソフト黒密ソースがけ、きな粉埋もれです。
横には、ほっくり大きめの煮豆と、
渋皮栗、抹茶白玉が御相席。
にょっきり生えているのは八ツ橋、生ではなく乾き八ツ橋。
渋めの抹茶アイスに続くのは、プルプルわらび餅。
にっきの香りがきいてます。
そして、さっぱり小豆と寒天で休憩。
黒ゴマアイスの頃には、
スプーンがグラスの中に入りたがらない。
また白玉ですか!心臓破りならぬ胃破りの白玉の大群。
色の違いで目と胃をごまかし、なんとか完食。
ごちそうさま。どう?


これは、むかしのはなし。
調理実習で待ちに待った自由献立の日。
デザートをパフェにする隣の班はナンセンスだと内心思っていた。
調理しようぜ、火使おうぜ、なにかしら混ぜようぜ、と思っていた。
こちらはというと、手作りプリンに初挑戦。
しかし火加減とかカラメルとかで意外に大変だわ。チラリと隣を偵察。
フルーツ缶をあけて、クリーム絞って、プッチンプリンの底を折って、たのしそう…。
あれよあれよという間にパフェ完成。なんかまぶしい!!
ああ…気泡たくさんの素朴な卵プリン…。愛情のわりに、地味な単色。
いざ試食タイム。
味は美味しいし!と自画自賛をしながらも隣のキラキラに気持が負ける。
「この卵プリン混ぜたら美味しいかもよ…」などと言って
隣にすり寄って、お裾分けをおねだりする。
そうそう、盛り付けも調理なのよ、と心は呟く。人は目からも食べてるからね。



パフェってとても魅力的。
by akiha_10 | 2005-05-06 01:26 | Stomach