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page s-12  鳥小屋の美声

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福岡県人の集い。アット中目黒。
今晩は博多もつ鍋の会です。
かねてより気になっていた「鳥小屋」に行きました。

昔からある呑み屋と、ムーディーなカフェが入り交じるこの界隈。
小道に入れば秘密にしたくなるような古本屋や雑貨屋。
わざわざ足を運びたくなる、好きな洋服の路面店。
大好きなチーズケーキ屋、ヨハンも構えてる。
さらに大好きな和菓子屋、東屋もお出迎え。
春の目黒川沿いの夕花見は特によろし。いいね、なかめ。


「鳥小屋」は、新旧の風情が交じりあった、中目黒らしい通り沿いにある。
中に入った瞬間に、人の匂いや文化的な香りがプンプンする。
洒落ているわけではないのね、とっても飲み屋な雰囲気ですが、カルチャーが在るの。
壁一面、天井までポスターやらサインやらで埋まっている。

座敷きに上がって、しげしげとメニューを眺める。
すると機敏なマスター登場。
「えっとね、おススメはこことここっ!」
とあまりにもシャキシャキお話されるので、ひととき圧倒される。
そしてなんとも美声。
「声いいねぇ、あのひと」と口にした瞬間、
真横のポスタ−の男前がマスターであることに気付く。
どうやら歌手でもあるらしい。
よーく見ると、さりげなく、あちこちにポスターが貼ってあるねぇ。
店内に流れるマスター青春のセレクションと思われるBGM。
よーく聞くとセーコちゃんやアンゼンチタイにまじって、
さりげなく、何回か流れてるねぇ、マスターの美声。
「今かかってるのマスターの曲ですねー」と言うと
嬉しそうに、口の中のネギくらいシャキシャキ話しなさった。こちらが元気をもらえる。

気さくなマスタートークと共に、お腹もいいい具合に。
美味なるもつ鍋をペロリと平らげ、シメはちゃんぽん。
満足。ごちそうさまでした。

けっこうな夜更け、帰り際、これから入るお客さんと一緒に扉をあけた。
鳥小屋の美声は夜明けまでナカメに響くみたい。
by akiha_10 | 2005-04-30 22:27 | Stomach

page s-11 ぐまちゃんとランチ 2

幼馴染みのぐまちゃんとランチタイムです。a0028990_20215995.jpg
今回はアジアンフード。アジアン大好き!

基本的に好き嫌いがないので、食べ物を目の前にすると
「これ大好き!」とすぐ言ってしまう。
そして、まわりから、食べ物はなんでも好きなんでしょ、という冷たい視線を受けるのです。そうね、美味しいのは何でも好きよ。



ぐまちゃんとは、地元の福岡でよくタイ料理屋に行っていました。
ガッパオやパッタイが美味しく、ミニトムヤンクンとタピオカがつくランチ。
あやし気なビルにある、異空間の店内の匂いが鮮明に蘇る。
「よく行ってたねぇ」と昔話をする。
目の前にあるガッパオの上の目玉焼きの黄色が、あの店とそっくり。
そこで繰り広げられた会話や、その店に行くまでの前後のエピソードが頭をよぎります。

さて、ぐまちゃんはこの春パリに行ったそう。
一番印象的なものは何かとたずねた。
「帰りの飛行機でぐっすり眠れたこと。」彼女はいう。
? 
どうも手配ミスか人数調整か何かの関係で、幸運にもぐまちゃんはビジネスシートで帰れたんだとか。
見事にエコノミー症候群に悩まされた行きと比べて、その快適さによほど感動したのか。
シャンゼリゼもムーランルージュもパリの香りも記憶が褪せたらしい。
あれだけ私を静かに興奮させるパリだが、ぐまちゃんにとっては快眠が勝るのだ。
しかも、ずっと寝てたらしい。
仮に私だったら、ビジネスのお料理やお酒やホスピタリティをしっかり堪能しようとするだろう。
あまりスマートではないと分かってはいるが。
眠る事をこよなく愛すぐまちゃん。らしいなと思った。
ああ、やっぱり面白いぐまちゃん。彼女なりにエンジョイフライトですね。

四月は慌ただしい。
しかし程よく忙しいほうが、時間が活きる。
買っておいた本も、サラリと読めたりする。
とかいって、私は怠け者の血が確実に流れているので、いいとも。から始まる一日も愛しい。
人も暮らしも、「ああでもないこうでもない、ではなく、ああでもありこうでもある」
って誰かが言った。ほほう、と頷く。
真面目でもあり自堕落でもあり、活動的でもあり引きこもりでもあり。
明るいときもあり沈むときもあり。そうやって流れゆく日々。
寒気もあり、初夏の陽気でもある、やっかいな今の季節と同じね。
考えてもしょうがない。
今大事なのはコートのクリーニングのタイミングなんです。
by akiha_10 | 2005-04-22 20:49 | Stomach

page a-8 今日がシャッターチャンス

明日から雨だから
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by akiha_10 | 2005-04-11 01:25 | Art

page d-14   愛のメンテナンス

外に出たい気分だったので、近くのスタバに行く。a0028990_21573011.jpg
ビスコッティをコーヒーに浸しながら、
本をペラペラめくる。
「パリと京都には、何かしら共通点がある。」
興味深い文を見つけた。
そういえば、いつかの雑誌FIGAROでもパリ&京都で特集を組んでた。やはりこの二つの街には、同時に虜にさせる何かが住んでいるよう。

私は以前にも言ったが、パリと京都が、なんか好き。実は英国もかなりお気に入りだが、食べ物の点でパリが優勢。
その本の先の文章は読むまい。
答えは自分で見つけたいからね。
街に色が多いこと、食べ物が美味しいこと、伝統ある街角に物語が刻まれているということ。
それらが相互に作用して、心を豊かにさせること。
今のところ、私の答えはそんなところ。

そしてさらに「大人になるのを楽しみにさせる街」だということだ。
この答えは、年と共に変化するのかも。ワインやチーズのように。
まだ私自身が甘ちゃんヌーヴォーなので、ゆっくりと熟成させたいところだ。

コーヒーついでに靴の修理屋に寄る。
最近、しみじみ感じること。
奮発して、可愛い靴や質の良いニットを買ったとしても、決してそれが終わりではないということ。
あらゆる意味での投資が続くのだ。
それらのメンテナンスに、結構なお金と時間と愛情が要るということ。
よく、車や家だって、購入してからの維持費が大変だと聞くが、衣関係もそうだ。
アフターケアに割かし無頓着な私は、好きな靴のヒールが削げるまで、気付かず履いてしまった。
好きなだけに。
スピード修理のラバーリフトだけの交換ではおさまらず、
ヒールそのものの交換になってしまい、一ヶ月もそいつとおさらばだ。工場に連れていかれる。
己を悔やむ。これを教訓にしようと思う。
心改め、衣替えをする前に冬物をチェックしてみる。
じゃぶじゃぶ洗える素材はたくましい。でもカシミヤもたまには着たい。
これまたクリーニングも結構大変よね、と維持の大変さを思い知るのだ。

意中のあの子を頑張ってものにしても、
それを継続させるのに、お金と時間と愛情が要るってことと同じね。

なにごとも、維持継続が課題となる。
by akiha_10 | 2005-04-09 22:09 | Daily thinking

page d-13  春と車とFMラヂオ

最近、きもちいいね。
春の陽気は誘惑。
新学期はいつも教室の窓の外を眺めて「脱走して一人ピクニックにゆきたい。」と思ったものだ。
一人ピクニックとは、散歩して公園で美味しいパンでも頬張る、どうってことない事。
散歩でもいいのだが、「ピクニック」と名前だけでも大袈裟にしてみるだけで、
ちょっと楽しいじゃないか。
なんともない予定や出来事をすぐイベント仕立てにするのが私の癖だ。
どうやら予定や出来事にタイトルをつけて遊ぶのが好きらしい。だって日常はドラマ。
たまに、友人や家族とあらたまって並んで写真を撮ったりする。
仕上がりを見て、あまりにも「いかにも」な写真には、
「幸せだったあの頃」とタイトルづけて、なぜか意味深にするのも好き。だって思い出もドラマ。

さてさて、誘惑に従順に、春のドライブに行きました。三崎港に、まぐろを食べに。
私は乗り物が好きなので、その往復もおおいに楽しい。
乗り物の中は、考えが整理できる。そして新しいものも出てくる。(こともある。)
閉ざされていて、しかも動いているという乗り物特有の空間がそうさせるのかな。
私の場合、詰まったら乗り物に乗れ、である。
春の陽射しが車内に当たって、窓から風が入って、なんとなく流れるFM。
春、車、FMが三位一体となった時、とてつもなく穏やかな気分になるのは私だけかな。
「のんびりしたいな…」などと、ヘヘヘと笑って運転はお任せ。
順調にペーパーへの道を歩む。

乗り物の醍醐味は、なんといっても「寝る」。
考えを整理してる間に、羊水の心地よさが蘇り、逆らえずウトウトなって寝るのが好き。
親しい人が運転してくれる車なら、帰りは結構寝てしまうね。
これは後部座席、運転席の後に乗った時の話。
かなりの勢いで爆睡していて、そのマヌケな顔も予想は出来ている。でも眠い。
高速の料金所で減速すると、一瞬、無意識の中に意識がまざる。
すぐ隣で料金受取おじさんに車内の私が見下ろされているという位置関係。
料金おじさんに最強のマヌケ顔を見られたらイヤかも…と高速回転で自意識過剰に考えたりする。
しかし。ま、この先会わないだろうし、いっか。と再び意識は遠のいてゆく。
これ、「旅の恥は掻き捨て」と同じ心理。というか、そもそもおじさんは見ていないのだが。
そうゆう感じで、ハイウェイドライブの場合(特に右後シート)、
考える→寝る→一瞬恥じる→開きなおる→やっぱり寝るのパターンになります。


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まぐろと魚市場を堪能した帰りは、やっぱり眠くって、フワフワ寝ていました。
私の重い目蓋が開くころ、行き道つぼみだった桜も芽を覚ましていた。おお。

理科の授業で見た花開く過程をスローモーションで想像してみる。
生命力はすごいね。
よくがんばりました、の桜型スタンプをおしてあげたい。
by akiha_10 | 2005-04-07 00:07 | Daily thinking