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page t-133        うみやまツーリズム 8

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ストライキまっただ中のアテネ。ギリシャの航空会社、オリンピックから電話がある。
翌日のアテネ→サントリーニ行きの便は夜の最後の一便だけ飛ぶことになったため
それに振り替えるかという連絡で、手続きをしてもらった。ああ、よかった。
一日四便のうち、一便飛ぶところが、なんとなく、オリンピック。

ところでここ数年で格段に便利になった、旅の予定をたてる時に使うスカイ・スキャナー。
少し前までは欧州間でどこの都市からどこの都市に飛んでいるかを調べるのに
航空会社それぞれのサイトに覗きに行かなくてはならず、かなり時間がかかっていたところ、
ここではすべてが網羅、一本化されており、ものすごく便利です。
格安航空会社がしのぎを削って価格競争しているので時間さえ選ばなければ、
成田エクスプレスに乗る価格で国をふたつみっつまたげることもあります。



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そうして耳慣れぬドメスティックな
航空会社に乗る機会が多いのですが、
フランクフルトからアテネに飛んだMALEVという会社もはじめまして。
ハンガリーの航空会社だそう。





アテネにはいると、ストライキ中の空港は、
空港らしからぬガランとした空気に包まれており、まるで映画のよう。
列車もバスもストップしているのでタクシーで相乗りしようとする長者の列。
ストライキ多発のフランスなどでもそうだと思うが、変な言い方だけども
その落ち着きっぷりを見ると、人々がストライキの対応に慣れている印象を受ける。
まるで避難訓練がなされているように、そういう時はこのパターンで、といったような感じに。

日本の、自然に起こった事に対しての
落ち着きや道徳や常識の在り方に感服するといったようなことを聞くが、
では極端に信頼しているシステムや人(役割の意味で)によって起こった想定外の出来事に対して、
わたしたちはどのような反応をするのだろうと考えたりする。
もとはといえば、その多くが農耕民族であったわたしたちは生活と自然が共にあり、
対自然との付き合い方はもう何千年とDNAレベルで訓練されているような気がするのだが
ここ50〜60年で当たり前になった人為的なことが、例えば当たり前でなくなった時、
人々はどのような感情になるのだろう。
わたしはPCが不調だとちぇっとなる事を白状しよう、
そうして「PCが変」と言ったら、使っている人のせいが99%だと男性に言われた。
女の人がよく言うらしい、「PCが変」。ふふ。


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空港で待つたんまりとした時間、
ゆっくりごはんでも食べよう!とレストランへ。
「グリークサラダ」。
トマト、キュウリ、ピーマン、
赤たまねぎ、キューブ状のフェタチーズ、オリーブ、
そして塩こしょうにオリーブオイル。
フェタチーズおいしい!
オリーブオイルはギリシャのクレタ島で
はじめて使用されたという説があるように、
ギリシャはオリーブオイルの名産地。
フルーツ的なフレッシュさがあるオイルでした。








a0028990_1649651.jpg今日がほとんど終了してしまいそうな時間、
やっと乗れたよオリンピック!
アテネからサントリーニ島までは
40分弱で着きます。
島に行くカジュアル便だから?
プロペラのようなものがついた
若干ドキドキさせる機体です。
カジュアルすぎない…?
やっと飛ぶ便への歓喜でしょうか、
乗客は妙なテンションの高度を下げることなく
見事40分間維持していました。



ついた!サントリーニ!
ああ、顔文字ギリシャ文字!
ξ←これはちぇーっ、の口やなかったんやねぇ。
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by akiha_10 | 2011-07-14 17:42 | Trunk

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フランスのストラスブールからドイツ、フランクフルト行きのバスがルフトハンザ航空から出ていたので、
それを利用してみました。3時間ほどバスに揺られているとフランクフルトに着きます。
EU圏だから当たり前だけども、パスポートなしにこんなに自由に国を行き来できて、
本当に羨ましいとしかいいようがありません。
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ドイツに来るといつも感じる、四角い感、重厚感、ミニマル感。
ドイツの工業製品やデザインと、街や人の気質、すべてに一貫性があると実感します。
ああ、たった三時間で、ゆるいフランスから、かたいドイツへ!
まるでフワフワしたものは存在してはいけないかのように、規格外に関する厳戒態勢が敷かれており、
アンチ・アバウトニュアンスフワフワイズムを感じずにはいられません。
案外居心地がよかったりドイツ製品が好きなのは、
たとえ個人レベルでわたしがゆるめだとしても、
そうはいっても、同じくきちんと感に律された日本で育っているからなのでしょう。
おそらくドイツはヨーロッパで一番日本に近い気質、きちんと感、衛生観念を持っていると思います。

空港近くのホテルに荷物を置いて、街に出る電車に乗るべく駅を探すのですが、
これかしらね…?とわたしを迷わせた、説明をしなさすぎな標識。シンプルすぎやろう。
雑でかわいいイケアの組み立て方説明書みたい。

フランクフルトでは定番のソーセージとドイツビールに舌鼓、
アップルシュトゥルーデルでしめる、という教科書通りのドイツランチを食べました。



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時間が限られているのでオープントップになっている、
フランクフルトを一周してくれる二階建てのバスに乗ってみました。
やったやった、にかいだてばす!にかいだてばす!
むふふむふふっも束の間、




ケミィとおもむろにアイコンタクト。
あ…あづくない…??
すさまじいセザンヌさんの攻撃力。
暑すぎて結局はもうこんな感じ。
なんも見えん!!

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ケミィが思い出したように
「あきちゃん、、、、、黒光りしとるよ」と
わたしを見るたびにふつふつと肩を震わせて笑うのはやめてほしい。
そんなあなたも真っ黒ですよ、
うちの家系は絶対焼け易い。






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フランクフルトの「渋谷」的な場所に
デパートが充実しているのですが
完全に表参道ヒルズと同じ設計のデパートを発見しました。











そうこうしているうちに、予約していた航空会社から
翌日に飛ぶはずのアテネからサントリーニ島に飛ぶ飛行機が
ストライキのために欠航、というメールが届いた。
オリンピック、というめでたそうなのに航空会社なのに…(←イメージ)
オリンピック開催中止ですか。

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そんなぁ。
欠航になった場合ってどうなるのかなぁと思いつつ、
とりあえず電話をくださいとメールを残した。







こういったことも旅のひとつとして愉しいのだが、
こんな時に天候の理由以外で、
「なんで飛ばないの?」や「なんで時間通りに列車が来ないの?」
とついつい不満を抱きがちになる精神は
「約束通り」を極端に期待する(できる)
きちんと感のある日本で育った平和ボケの産物だなぁ、とつくづく思う。
「まいっか」は持ち物リストの上のほうにある旅の必需品である。
by akiha_10 | 2011-07-10 20:27 | Trunk

page t-131        うみやまツーリズム 6

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コルマールからTGVで30分ほど揺られてストラスブール。
ガラス張りのストラスブールの駅。でっかいオウム!すごく綺麗!
フランスの建築家Jean-Marie Duthilleulの設計。
CDG空港でも感じる、いつか映画で見たような未来空間です。
川沿いに建つ欧州議会も見応えあり。
町を歩けばおなじみの中世のアルザスの街並がひろがる一方で
ストラスブールのところどころにある近代建築は町を不思議な印象にする。
木造屋根の酒場でびしっとキメた欧州のビジネスマンがビールを飲んでいる風景は
まるでアニメと実写の合成のようだ。



ストラスブールの旧市街を囲んだイル川をまわる遊覧船に乗ってみた。
これが、とんでもなくあっっつい。
まるで大地全体をオーブンで焼いているかのように、
空にいる宇宙人が大地の水分を見えないストローでちゅうちゅう根こそぎ吸い上げているかのように
激しく照りつける太陽。

日本の湿度のある暑さは嫌いだが、ひょっとするとあのもわっとした湿気が空気を柔らかくして、
太陽が我々に届くまでに、水分が幾重ものベールのクッションとなって光を和らげているのではないか。
湿度がないカラっとした気候は空もくっきりと青く快適ともいえるが、
出発点から到達点までまったくなにも媒介せずに太陽が直に肌を射すような感覚にさせる。
この容赦ない太陽のことを
昨年エクス・アン・プロヴァンスのセザンヌのアトリエに行く際、
日陰がまったくない坂道を痛く照らされながら15分ほど登らなければならなかったことから、
(とはいえ恵みと陽気をもたらしくれる太陽に敬意もこめて)我々はセザンヌSUNとよんでいる。

使い方例文としては「ああ、ついにセザンヌさんのおでましだわよ」とか
「マックスセザンヌさんの2時はデパートで涼もうや」など。
敬意を表しているわりには完全に避けられているセザンヌさん。
どんなに暑くてもテラスで食べる西洋人はセザンヌさん好きでしょう、
実際にアジア人と西洋人では同じ温度や光に関して、体感温度が違うらしいです。

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遊覧船には屋根もないので、セザンヌさんと全面対決。
防御対策として、頭にさす傘を販売している始末。
頭周りにでハチマキのように固定すると
ちょこんと頭上にレインボーパラソルがひろがる。




ナイ。




このだいぶマヌケで、他にいつ使うんだという突っ込みどころ満載のアイテム。
しかし、あまりの暑さ、出発まで15分ほど船上待機していることを考えると
このまま天日干しになってカラカラになるくらいなら
いっそ傘の一本や二本頭から生やしてもいんじゃないかと、あわや購入しそうになる。



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とりあえず思いとどまったが、
せめてもとカーディガンでセザンヌさん対策せずにはいられない。
こんな具合に。




なにも見えんじゃん!

カーディガンをカーテンのように見立て、開けたり閉じたり、
そっとその隙間からチラリチラリとチラ見るその風情は
さながら駕篭で運ばれながらそっと小窓開けて城下町の様子を眺める娘の気分じゃよ。
ただし、汗でべっとしりた浅黒い娘だが。





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座っているだけなのに体力を消耗させた後、お昼を食べに。
今日のおすすめ「Plat du jour」とフォアグラサラダを。
アルザスはフランスで随一のフォアグラ名産地。
フォアグラサラダはどのお店のメニューにものっているほど国民食。
だいたい10ユーロ前後と、日本に比べるとかなり手頃!
そして町の至るところにパテや量り売りのあるフォアグラ専門店があります。

昨年もフォアグラや一部食材に感じる、
「食物と官能そして罪」の関係ついて書かずにはいられませんでしたが
遅ればせながらそれを明確に表現していたあまりにも有名な伊丹監督の「タンポポ」をわたしは鑑賞し、
その実感は個人的なものから普遍的で根源的なものへとコマを進めたのです。
たいめいけんにオムライスを食べに行った際
とろとろのオムライス「タンポポオムライス」の名前の所以がそれだとしって
いざ観てみると、あれはまさに「食と官能」の世界だったのですね。
すべての感情や事柄を結果としての末端とし、毛細血管を逆流させていくと
結局は心臓部にある「欲望」という中枢に辿り着くんですよ。
無欲に近づくほど安楽というこですね。
むろん対極にいるわたしは欲に翻弄され自己中心的で、時折自己嫌悪に陥るものの、
せめてそれをあたかも掌握しているようなふりをして許されようとするその欲もまた卑しい。



この日飲んだアルザスワインはピノ・ブランとミュスカ。
ミュスカは鮮やかなマスカットの味。色も濃い。
ピノ・ノワール(赤)はよくあるけども、ブラン(白)もあったのね!
びっくりするくらいサラサラしていて若い。
数年前ワインに精通されているミュージシャン先輩に出会った頃
「瓜生さんはピノ・ノワールっぽい」と言わたことがありました。
少し飲むようになって味を知ってきた今
どうやらそれは気分屋(栽培に手がかかる、面倒だ)とか、
未完成だといかいう意味だったのではないかと感じています。
あれから数年、そのままでいたくないような、いたいような。
熟したといわれても複雑やもんねぇ…ふふ
by akiha_10 | 2011-07-04 21:46 | Trunk

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アルザスワイン街道を通ってリボーヴィレ。
この町のシンボルはコウノトリ。リアルコウノトリをはじめて見ることができました。
いたるところにはシュールなコウノトリグッズ。
ケミィはミニコウノトリを特に深く考えずに(ギャグまじりに?)結婚した姉土産に買っていましたが、
例えば結婚後お姑さんからコメントなしにそっと差し出されたくないお土産のひとつでしょう。
「あきはさん、あのミニコウノトリさん見てくれたかしら…?ウフフ、ウフフフフフ!」
と数日後電話がかかってくるのです。こわい!



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ミドルコウノトリさん。
不敵な笑み、
なぜエプロン。
なぜぼうし。






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おっきいパン!






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「フランスでもっとも美しい町」のひとつ、リクヴィル。
アルザスはとことん乙女の名産地。




a0028990_170486.jpgアルザス地方の伝統料理、タルトフランベ。
ピザより生地は薄く、
チーズはのせずホワイトソースがベース。
一般的なものはオニオンとベーコンがのったものです。
さくさく食べることができておいしい。
ワインはおすすめされたアルザスワイン、
シルヴァネール。
柑橘系の香りとハーブのさわやか香り。
アルザスワインは香り豊かで飲みやすい。
ワインも乙女向き!
すごい灼けちゃったよ…。
by akiha_10 | 2011-06-30 17:08 | Trunk

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アルザスワイン街道、一面に広がるぶどう畑。
思えばフランスでこんなにも山と緑に囲まれる事はじめてかも知れない。
うっすらとスイスアルプスをとらえ、
四方八方の緑から放出される香りを何度も深く吸い込んだ。

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オーケニックスブルグ城へ。
早朝一番に入城したので、太陽が照りつける日中をクールダウンするような夜が石にまだ残っている。
石の持つ独特のひんやりとした冷たさ、
歴史について頑に口を閉ざすようなだんまりとした静けさ。



ふたたびワイン街道を通って次の村へドライヴ。
ぶどうといっても様々な種類があって、葉っぱの堅さや派脈がこんなにも違うよ、
とアルザス出身のドライバーさんが教えてくれた。
このあたりでは、昔は一般家庭でもぶどう畑を持っていて自分たちのワインをつくっていたらしい。
すべての行程を家族みんなで行い、緑と太陽は常に身近であったとか。
そのうち子どもたちは飽きてしまい草花遊びをはじめる。
よくやっていたという枯れたシロツメ草の莟をぽんっと勢いよく飛ばす遊びを教えてくれた。
ぷちぷちをつぶすような、癖になりそうな感触が指に残った。



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by akiha_10 | 2011-06-29 14:02 | Trunk

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コルマールの夜。
それはとてもとても綺麗で、人が少なくしんとしている。
Petit Venisと呼ばれる運河沿いは「ハウルの動く城」のモデルとなったところなのだそう。


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アルザスの伝統的なしっかりした料理は食べたので
モダンなところも行ってみようとJY'sというレストランへ。
シェフはコルマール出身でNYで修行していたという話。
木造建築に囲まれた素朴な町で食べるには大きなギャップを感じさせる革新的なモダンさ。
ソースにワサビを多用したり料理人の寿司好きを思わせたりと、日本に傾倒したフュージョン料理。
ところでファッション的で胡散臭くなりがちなこの「フュージョン」と言われるジャンル。
味の好き嫌いというよりその在り方について賛否別れるジャンルである。
フュージョン料理はおそらくNY発祥だと思うのですが、
NYでもフュージョンに対する意見はさまざまで
演出過多で嫌いだとか、凝り過ぎていて何を食べているか分からないという方も。
一方、名産と伝統に旨いものなし、と言い切る友人もいて、
(おいしいから受け継がれているのでは?)
自身の発想や創造研究に邁進しないのは料理人として怠惰である、という意見も。
わたしはというと、できるならば前菜でお腹いっぱいにしたいと思うように、
また音楽は境界なく構築するのが好きなように、
創作的なものが好きなので案外この「フュージョン」に対して肯定的でもあります。
いかにも気取ったところもね。
お店は低体温ではありますが
「タパス盛り合わせ」は立体的な皿で来て、
「赤い魚盛り」は寿司のせんべい巻き?のようなものが出てきて、
次はどんなものが出るんだろう、と
奇想天外でたのしませていただきました。


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夜、誰もいないコルマールの駅。
静寂の裏側で列車のアナンスが聞こえ、
列車が来る気配に虫の音にまじる。
なつかしい夏っぽさは全世界共通。
by akiha_10 | 2011-06-28 06:20 | Trunk

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カイゼルスブルグでおひるごはん。
アルザス地方のドイツの面影は言語や文化、景色のみならず、食文化にも見ることができる。
名産といえばシュークルート。
キャベツの塩漬けのザワークラウトとソーセージ、豚肉を白ワインで煮たもの。
味もビジュアルもどちらかといえば素朴でマンマの食卓を彷彿させる。
「シュー」はフランス語で「キャベツ」。シュークリームのシューはキャベツ型ってことなんやねぇ。


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そしてキッシュ・ロレーヌ。
ロレーヌ地方はアルザスの北にあり
アルザス・ロレーヌとして歴史に翻弄され、
一緒に語られることの少ない地方。
まさにこの「ロレーヌ」は土地の名前から。
パンやでバイトしていたころに
キッシュロレーヌを焼くべき
プチキッシュ型にパイ生地を伸ばすのに、
いかに平等の厚さで敷き詰めるか、
と「自分の問題」として毎朝挑戦しつづけていた事を思い出す。
周囲にはわからない
自分の満足度という個人的な課題に
一喜一憂してにやにや。
ループ作業中、自分の効率とリズムをつかむと
一方方向に極端に延びた集中力に気持よくなる瞬間がありますよね。






この地方の名産チーズ、マンステール。ウォッシュタイプのチーズです。
品質保証されたワインチーズバターのガイドライン、AOCをクリアした認定のチーズ。
だけどね、納豆のにおいよ、これ。
しかし臭いに比べると味は濃厚でクリーミーで食べやすい。
チーズのコクに負けないように、ゲヴュルツトラミネールというアルザスワインを。
バラのような、ライチのような、すごくアロマティックなワイン。
飲み口は甘いけどもいやな甘さではない、お店の人は「おんなのこワイン」と言っていました。
フランス10大ワイン産地のひとつ、アルザス。グラスワインは水よりも安い。
ケミィのご満悦時の定番台詞「酒がすすむね」(サケ…?)が出て、お酒がはいって少々たのしく野蛮に。


到着日のこざむさから一転、
翌日には真夏のフランスがやってきた!!
ますますタンを吸収しそうだ…!
by akiha_10 | 2011-06-27 15:27 | Trunk

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スイスとドイツ国境に近いフランス、アルザス地方。
いつもながら、ユーロ圏だってアメリカにしたって、
文化のグラデーションはわたしの好奇心を焦燥させ、嫉妬させる。
文化は言語、言語は文化。文化のみならず言語のグラデーションもおもしろい、
耳を澄ませばドイツ語と、ゲルマン語と、フランス語が聴こえてくる。

パリからTGVで3時間ほどでコルマールに着く。
コルマールから再びバスに乗ってカイゼルスベルグ。
スーパーメルヘンチックな街、ウッディで長閑で、ギンガムチェックと焼き菓子が合う町!
思い出すのは「白雪姫」、もっとも好きな牧歌的プリンセス。
その他のラメラメしいプリンセスに比べ、
マットでほっこりしていて、幼心にもこの子はいい!(上から?)、
と注目のプリンセスでした。あの黄色いスカートとリボンカチューシャが特にいい。音楽もね。

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素敵なパティスリーを発見。「Curieux patissier」だって!
アルザス地方で有名な焼き菓子、クグロフ。
クグロフ型にいれて焼かれた、ブリオッシュとクロワッサンの間のような生地。
レーズンやアーモンドがはいったものが一般的で、多くのものは粉砂糖をまぶした雪化粧山スタイル。
クグロフって、ぽっこりしていて名前とそのお姿が合ってるよね、
かわいい名前選手権で最終選考まで残る響き。
「クグロフ」って言っただけでまるでかわいくなれたような気がるするよ。
くぐろふ、くぐろふ、くぐろふ、平仮名にすると視覚的には急にイメチェン、どぶろくに近まる。


目的のひとつでもあったクリスティーナ・フェルベールさんのコンフィチュール。
ジャムに取り憑かれていたアルバム「Jam&to go!」制作前後、
ピエールエルメのコンフィチュール、セレスト(ルバーブ、イチゴ、パッショッンフルーツ)
を食べた時の感動といったら!
紐解いて行くとそのコンフィチュールは
エルメのレシピをもとにマダムフェルベールによってつくられているとのこと。
そして彼女のお店、メゾンフェルベールはカイゼルスベルグの近くにあります。
車がないと少し行きにくいのですが、カイゼルスブルグの町の中で取り扱っているお店があります。
おなじみのアイコン的水玉ピンクのカバーはこの土地で改めて見ると、
なるほどなぁ、というほど町に合っている。
伊勢丹の半額以下!!と欲張りに腕に抱えてみたものの、
果実のずっしりとした重さを実感、
どの味を連れて帰るかさんざん悩み煮詰まって、吟味してたった一つ、フランボワーズに絞ったのです。
「重いよ〜、パッキングダイジョウブゥ?」と冷ややかな目でわたしを見ていた
ケミィはこの後それよりも重い陶器を「へへへ」と言いながら買うことになる。
バッグをどのタイミングで買うのか注目です。



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どこもかしこもお花でいっぱい!


コルマールからカイゼルスベルグ行きのバスは一日数本しかなく、
去年、灼熱の見知らぬ山頂で最終バスに置いて行かれた
悲おもしろい経験はもうごめんだよ!
と目を皿にしてバスの時刻を確認したのです。
しかし帰りの便で、
念には念をの20分前にバス停にスタンバったものの
その時刻のバスの「土曜のみ来ず」という表記を見逃し、
まさに土曜のバス停で来ぬバスをポツゥンと待ち続けた
不憫な(ていうか、うっかり)ジャパニーズ。
結局その30分後に次のバスが来たからよかったのだけど。
あああ、もう、バスこわい。
by akiha_10 | 2011-06-27 07:18 | Trunk

page t-125      おいろしかけ

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ラスベガスの最終日。
トレジャーアイランドというホテルの前でやっているフリーショー。
フリーにもかかわらず見ごたえ充分。


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その内容というのは、海賊のいかつい男たちが
女性たちが乗っている船と戦うのですが
海賊が大迫力の大砲をうちこんで攻撃するも、
なんのことなし、
最終的には女性の色仕掛けで男たちが虜になるという、
なんじゃそら。とつっこみたくなるような、
超大味で潔く、観ていて気持ちがいい後味。
寒い中海賊たちはホテルの前の海仕立ての川?を泳ぐは
お姉さま方は薄着で踊るは、そのプロ根性に拍手。
わたしが代わりに鳥肌をたたせました。





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最後に観た、シルクドソレイユの「zumanity」。
zoo+humanityの造語らしく、
動物肉食系の?大変色っぽいショーでした。
サマンサジョーンズが好きそうな鍛え抜かれた男たちと、
同姓から見てもうっとりするようなゴージャスな女たちと、
女でもあり男でもあるウィットに富んだドラッグクイーンの
お姉さまのショー。
これぞベガス!といった世界を
垣間見ることができました。
劇場からして妖しげでムーディ。
笑った笑った!





現在はNYに移動しました。
もうどうしてこうして毎度こんなにパワーをもらえるんだろう!っていうくらい
シラフで継続的な柔らかなハイ。
あれだけフランスかぶれたがりのくせして、
NYに住んでみたいなあ、といつも思います。
本日はサンクスギビングでステイ先でパーティー中!
by akiha_10 | 2010-11-26 09:38 | Trunk

page t-124    非公式のフェイク

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引き続きラスベガス。
月ですらセットのような夜のシーン。

他の街と比べて感じることは、
ほとんどの人がレジャーで来ているせいか、
楽観的でリラックスな気に満ちている気がします。
逆に言うとあまり土地の持つ日常を感じることはありません。
非日常が日常、といったところでしょうか。


ところで
道を歩いていて出会う(ほぼ毎日いる)
一言物申したくなるやつらを紹介しましょう。


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あなたバズ????
バズのはず‥
随分物腰が柔らかくない?
お豆みたいじゃない?
なんかちいさいし‥





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ミニーこわっ!!
なにをそんなに企てているのか。
プーさんもあのバランスが黄金比だということがわかりますね。

そういえば小さいころ動くキティちゃんをはじめて見たとき
(サンリオピューロランド?)
手足が長くて激しくショックをうけたのを思い出したよ。
キティ好きなのに、、、、
なんじゃこりゃー!!と思ったよ。


どこぞの国がパクったッキーもどきを思い出しますね。
自国のアイドルなんだからさ‥と
この自虐的フェイクはほっておけません。




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いたよ、われらのぽけもん。
うーん。
すごい絶妙な佇まい。
見つめられちゃったよ。
顔がおにぎり山。
妙に長い身体。


どこが狙いなんやろう。
こういう感じ方で正しいのかなあ。
単なる手作り感ゆえの素人っぽさなのかなあ‥。
毎日気になる存在。




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シルクドソレイユのO(オー)は圧倒的な本物感でした。
水深が変わるプールのある舞台や幻想的な音楽と衣装、照明、
すばらしかったです。

滞在しているホテル。
カジノでお金を落としてもらうからか、
ビジネスホテルくらいの値段でリゾートホテルに泊まれます。
快適!
最終日も満喫してきます。
by akiha_10 | 2010-11-23 06:12 | Trunk