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page t-173   ヨーロッパ、蚤の市巡り


趣味であるヴィンテージ/アンティーク収集。 ヨーロッパに行く一番の楽しみといえば、食事と並んで「蚤の市/フリーマケット」!オンラインショッピングも普及し「今そこでしか買えないもの」の究極は地元フリーマーケットで見つけたものではないかと思う。



そういえば、何気なく使っているヴィンテージとアンティーク。その違いは100年以上も前のものがアンティーク、25-30年以上前のものがヴィンテージ、それ以前のものはユーズドと言うそうだ。NYマンハッタン内にはThrift Shop(着なくなった服をお店に寄付して、それを安価で売っているお店)がたくさんある。時には5ドル以下で掘り出しものを見つけることもできる。それらのお店にふらっと寄ってお宝を探すの事が、わたしにとって時にNYライフの1つのエンターテイメントとなるのだが、単なるユーズド(古着)を”ヴィンテージ”と言い聞かせてフワっとした気分になっていたのは大きな間違いだったというわけだ。



ちなみ、多くの一般的なThrift Shopは”ヴィンテージ”や”アンティーク”といった、しゃれた響きの内装ではなく家具や小物、衣類からゴミ同然のものまで、大量に雑然と置かれている。決して快適とは言えない店内から、上手におしゃれアイテムを掘り出すことができたら、その嬉しさはひとしお。ただし、ベッドバグ経験者としては、衣類を購入した場合は2重のビニール袋を硬くしばって帰宅し、ランドリーに直行させ、乾燥機を多めにかけて除菌することに気をつけなくちゃね。

THRIFT SHOP題材の唄、その名も”Thrift shop”。店内の様子が出てくる。(多くのヒップホップ同様、内容はだいぶダーティーです。)
http://youtu.be/QK8mJJJvaes

古着(フリマやThrift shop)だけでスタイルを確立しているお洋服大好きお洒落さんもいる。”Wearing nothing new”。寄付された洋服を安価で買って、また着なくなったら寄付するという洋服”レンタル”思考。(TED講演、日本語字幕や英語字幕を"subtitle"から出して聞き取りの訓練にもお役立^^)






さて、ヨーロッパ、ヴィンテージツアーの巻。
①パリ
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パリでは日程的なこともあり三大蚤の市のうちの二つ、ヴァンブとクリニャンクールを半日ではしご。ヴァンヴとクリニャンクールは南北で離れているので時間通りに催行できるかちょっとしたミッション気分で、前日の夜は眠る前にぐっと気合いが入った。ヴァンヴはこじんまりとした規模なので1時間もあればまわれる。クリニャンクールは大規模でいくつものマーケットがあって全部まわろうとすると大変だが、かわいらしい小物やアクセサリーはMarche Vernaison(ヴェルネゾン)に集中していて、時間がなければこちらだけで充分。こちらでヴィンテージレースのブラウスをゲット!(味といえば味な)汚れが目立っていたことを指摘し、値切ることも忘れずに。ごはんと買物の時だけ少しだけ登場する、わたしのへなちょこフランス語、その数少ない表現方法のすべてを駆使して。


a0028990_11123348.jpgサンジェルマン・デプレをぶらぶらと散歩していて見つけた、Place Saint-Sulpiceの広場で開催されていたマーケットが非常によかった。店の数は30-40だが、品揃えが上品でセンスよし。Place Saint-Sulpiceを調べてみると、こちらの広場では時期によって変わるアートフェアやマーケットを催している様子。ノエルマルシェ、というクリスマス市場も名物のようだ。NYでいうユニオンスクエアのようなものらしい。こちらで50年代のコロンとしたバッグを購入。バッグ、バッグ、マタバッグ。「なんで女はそんなにバッグが必要なのか」というクレームを男性からよく頂くが、それは「なんで男は女にモテたがるのか」という質問くらい無意味なものだと思う。(もっとも、そのギラつきは減少傾向なのだろうけど)。女性特有のホルモンがそれを欲するからである。理由なんてない。だから、男性は彼女や奥様に対しその疑問を持つ事それ自体をやめることをおすすめする。(もちろん、女性の皆が皆バッグホルモンが高いとは言わないけれど、ね。)













②ブリュッセル
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ブリュッセルがアンティーク、ヴィンテージの宝庫だったことを思い出した。こちらは食器や置きもの、陶器関係が充実!しょぼかわいい手巻き時計を思わず2つもゲット。よく見るとメイド・イン・ジャーマニー。社会主義時代をにおわせるレトロなデザインで、おそらく東ドイツ時代のものであろう。ついでに4ドルの止まっている腕時計を、デザインの可愛さに2つも買ってみた。しかし、NYに戻って、そのうち一つを時計修理屋のおじさんにバッテリー交換を頼んだところ、「こいつは、もう動かないよ」と返されてしまう。しょぼん。ブレスレットとして使うかな。他にも恐ろしく可愛いカップとソーサーのセットなども魅力的だったけれど、仮暮らし感のあるNY生活において所有することは現実的ではないので、食器類は定住を決めてからの楽しみに取っておこう。










③プラハ
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蚤の市というわけではないが、街にヴィンテージショップが点在していたプラハ。おびただしい数の品々が所狭しと並んでいるBric a Bracはその光景を見るだけでも価値あり。アート、工芸品、ゴミ風なものまで。観光地ど真ん中ということもあって、値段がやや高い印象。品揃えも値段もとても素敵だったのがHrudka Stylle。上品で素敵なおばさまが切り盛りしており、わたしが興奮して「これもあれも」とケースに入ったものを見たがるのを、嫌な顔ひとつせず丁寧に接客してくださった。NYでよく行くヴィンテージアクセサリー屋さんPippin vitage jewelryでNYの相場はよく知っているが、そこで買うものの3分の1以下のお値段!ブローチやレースなどをたくさん買い込んで、本当に満足のいく買物ができた。おばさま、ありがとう!

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④ワルシャワ

ワルシャワに寄った日がたまたま土曜日だったので「ひょっとして」と思って調べたところKoloという場所で蚤の市が開催されている情報が。これは行くしかない。ただ、ガイド本なども持っておらず、ネットでも曖昧な行き方しか調べることができず、とりあえず街の中心地であるCentrumへ向かってみる。ワルシャワ中心地では、地下鉄路線は一本しか走っておらず、トラムとバスが主な交通手段である。ネットで調べて頼りにしていたのkolo行きのバス路線がCentrumからはどうやら出てないようで、ホテルから頂いた不親切なトラムの路線図もよく分からず。

トラムといっても、巨大な交差点であるCentrum広場の四隅のそれぞれにたくさんのトラムの停車場があり、何番がどこから出ているのかが分からない。すべてのトラム停車場をまわってkoloに止まるトラムを探すことにしたのだが、地上の道路を歩行者は渡ることができず、あちらへと渡るには、地下道をくぐって渡らなければならない。むー。しかも四隅といっても道路の地上内側/外側に出る階段というのがあり、地下道で方向感覚が分からなくなり、出たいところに出れなくて何度も「あれ?」と顔を出してはまた潜るという、もぐらの気分になったものだ。天から「そっちじゃないよっひひひっ」とおちょくられている気分にもなった。そうして4つめの地上パトロールでkolo行きのトラムを見つけた時はガッツポーズ小躍りだ。(トラム24番、Centrum北東内側のトラム停車場から出ていた。)


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そうしてCentrumからトラムに揺られること約15分、koloについた。この蚤の市、かつてなく渋い。軍系のグッズらしきヘルメットや、デザインが可愛いから、とうっかり身につけてたら超タブーになりかねない意味深な紋章のバッチや、まあとにかくディープ。そして、ヨーロッパでこんなに英語が通じない場所もなかなか貴重。挨拶や、数字の10くらいまでの数字だったらなんとか大丈夫だろう、と思っていたけれど、まったくのゼロ英語の地元のおじさんおばさんとの交流がとても新鮮。外国人として外国に住み、良くも悪くも少し外国慣れしてしまって、パリであってもブリュッセルであっても、日本を出て海外に行った時に比べるとフワっとした高揚感や異邦人感が薄れてしまったことに気付いていたが、ここでは確かに「外国」を感じた。


ゆっくりと堪能し、一番印象的だったアールヌーヴォー調の小瓶を買うことに。蚤の市では現金支払いが基本。ポーランドの通貨であるズロチが残り1000円分くらいしかなく、手元にあったユーロを足しても足りず、店主がそれでも良いと言うのでドルを足して交渉することになった。3つの通貨を合算するものだから、売る方も買う方も、互いの頭の中でそろばんがパチパチと弾かれる音が聞こえる。ズロチ→ユーロ→ドルとわたしの頭の両替機関がフルに活動し、店主は店主で人差し指でちいさな虹を描きながらユーロとドルをズロチに換算している。店主が提示するドルの総額を足すと、ズロチで提示された始めの値段よりも、かなり多めに換算しても値段が高くなっていて、なんだか辻褄が合わないような気がして「だって、このユーロは◯◯ゾロチで、これにこのドル、つまり◯◯ゾロチを加えたらさ、、」と計算しながら言い合っている風景はだんだんと「壷算」の様相を呈して来た。最終的にはお互いの折衷案でなんとなし、まとまる。もう計算するのをやめることにしたのだ。



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NY生活は油断すると殺伐としやすいので(NYでは観光客以外は皆基本的に、日常的になにかに対して怒っている)最近のテーマは”細部にエレガンスを”。飾ったお花を愛でたり、良い香りのハンドソープでいちいちうっとりする事が時に厳しいNY生活を豊かにする。そんな事もあって、エレガント小物調達に満足し帰りのトラムの中でビニール袋の中をチラリチラリとのぞきながら、「この小瓶で我が家もハプスブルグ系よ、うふふ」と思ったのも束の間。”綿棒入れにシヨッカナー”という発想がよぎって、それがどうにも現実的で生活感まるだしで、頭に浮かんだ、ハプスブルグ家からだいぶ遠のいた「綿棒」の二文字を黒板消しで勢い良く消したのだった。摘みたてのミントを入れるようにします。(←おしゃれ利用法のイメージ)





by akiha_10 | 2014-07-14 11:40 | Trunk

page t-172      アイスランド、レイキャヴィク。

アイスランドのレイキャヴィクを訪ねた。

この先ケミィとブリュッセルで待ち合わせることになり、ヨーロッパに飛ぶならその前にパリに少し滞在しようと計画。NYからパリ行きの航空券を調べていると、様々な乗継ぎスタイルがわたしの心を踊らせた。ヨーロッパに限っては、早くて便利な直行で割高になるよりも、時間に融通が利くのであれば、あえての経由がたのしい。

アイスランドの手がかりは音楽でしか知らないが、想像しがたく興味をそそった。NYの夜に出てアイスランドに朝到着、その日の夜中にパリへ飛ぶ、とまる一日ある乗継ぎ時間も効率的で魅力的だ。結果的には航空会社のストライキでパリ行きの飛行機が飛ばず、翌日朝の便に変更になった。NYからアイスランドの5時間ちょっとの夜間飛行は睡眠をとるには全く物足りず、寝不足のまま一日アイスランドで活動的に過ごした後で、二夜連続のレッドアイフライト(しかもパリまではたったの3時間)で着いた途端、再びパリの朝が始まるかと思うと、体力的にとても無理がある旅程だと途中で気付き、予定外のフライト変更は逆に有り難かった。








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アイスランドの首都レイキャヴィクは、ゴツゴツとした岩、広大な大地、山脈に囲まれ、とてものんびりとしている。牧歌的な能天気さではなく、剥き出しの岩の塊が大地に広がっているせいなのか、それとも分厚い雲が空を占領した灰色の天気だからなのか、一言でいえばやや暗い。Sigur Rósやmum、ビョークの内省的で神秘的、そしてDNAレベルで語り継がれているかのようなプリミティヴなグルーヴやメロディを使った音作りにただ納得するばかりだ。以前にも書いたことがあるが、気候は人の気質や創作するものに、おおいに影響すると思う。厳しく憂鬱な気候に影響された作品には洞察力やインテリジェンス、皮肉さを感じることが多い。太陽に恵まれている場所から産み出されたものには、リラックスした音や、やれパーティーだとかやれ踊っちまえだとか、少々おバカなノリなものも多い。全然好きだけど。







a0028990_07361824.jpg街の中心部は小さく、徒歩でまわれる。
寿司屋発見、その名もスシバリン。シップの名前風。
ここだけ見ると、日本の商店街風。









a0028990_07370151.jpgラーメンやさんも発見。一杯約1200円。北欧全体に言えることだが、全体的に物価は高め。人がとってもナイスでフレンドリー。英語は問題なく通じる。そうえいばストックホルムに行った時、スウェーデン人は”ヨーロッパの日本人”と言われている、と現地で出会った人たちが言っていた。スウェーデンでの衛生観念やサービス、彼らの気のつかい方、笑顔の作り方、話し方などはどこか日本人に通ずるところがあり、とても心地よかった。その居心地の良さを、ここアイスランドでも感じた。ごはんも口に合い(白身魚やサーモンなどを好む傾向)快適に過ごすことができる。








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小さな中古レコードやさん。
お宝を掘りだすキッズが微笑ましい。
アイスランドという国名がビビらすほど寒くなかったのは意外。ダウンジャケットも持って行ったが、他の北欧諸国と同じく涼しい夏、という感じであった。


















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世界最大規模の露天風呂、ブルーラグーンに行って来た。レンタカーで行くか、ホテルから申し込み、バスがピックアップしてくれる。市内から1時間弱のドライヴ、往復のバスとブルーラグーンの入場料で約1万円と、しっかりするお値段。でも行く価値はある。

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これだけの大きなスケール、開放的な露店風呂などかつて見たことがない。世界最大規模らしく一周ぐるりと歩き回ると10数分かかる。まさかアイスランドで湯巡り気分になるとは思ってもいなかった。男女共用で水着着用、ビールバーなどもあり老若男女で賑わう。ここは厳密に言えば温泉ではなく、近くにある地熱発電所がくみ上げた地下熱水を再利用した施設なんだそう。白濁したお湯は皮膚病に効くらしく、効果としては温泉らしきもの。足元はというと、砂浜のような柔らかな感触であった。奥に行くと「シリカ」と呼ばれるまっ白い泥が置いている場所がある。木の箱の奥に泥が溜っていて、スプーンのようなもので掘り出して使う。なにやらそれを肌に塗ってパックをすると美肌効果があるらしく、皆顔や首、身体に塗りたくっている。もくもくとあがる湯煙の隙間から見える、真っ白なマスクを被った人々がウロウロしている光景はただただ不気味。




a0028990_07344047.jpgわたしもシリカに挑戦。顔にべったりとシリカを塗ってみる。一人で行ったので、「あはは、まっしろー」などど無邪気に戯れる周囲を横目に、一体自分がどんな姿か分からぬまま黙々とただ塗りたくるストイックな時間。しばらくぼやっと放置。どれ腕なども塗ってみようかしらね、とカピカピになりそうなシリカマスクで顔を覆ったまま再びシリカを調達しに出掛けた。すると学生時代の雰囲気を取り戻しに来たかのようなノリの、ビールを抱えた同年代の男子(多分”男性”だが、ノリが男子。)たちもやってきて、シリカをご親切にエッサホイサと掘り出してくれた。スコットランドからやってきたという彼らと、何事もないかのように爽やかに談笑し忘れそうになるが、わたしの顔といえば真っ白な能面である。最も放っておいてほしい瞬間ともいえるこの状態で、今なにかしら恋心が生まれたとしたら、この恋は永遠だなと思ってひとりで可笑しくなった。顔を洗ってみると、あらまあ、トゥルトゥル!





アイスランドは郊外もいいらしい。むしろ郊外で火山やゴールデンサークル、オーロラなどの大自然に触れてこそのアイスランドらしい。日程的なことや一人旅という条件もあり、周遊はできなかったけれど、アイスランドの香りらしきものの一片には触れることができてよかった!




by akiha_10 | 2014-06-19 08:25 | Trunk

page t-171     レイチェルのウェディング   サバンナ 3

夫婦となったレイチェルとブライアン。
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ご両親はどちらもアイルランド系で、もとはレイチェルはとても白い肌をお持ちだが、ラテン女かと思うほど健康的な色に!数ヶ月前に式を挙げたギャビーも言っていましたが、「式本番までに灼けなきゃ!」と。白いドレスを着るのに、美白を目指すアジアと真反対の対策!美白への執念と、ところ変われば日焼け信仰。以前チャイニーズの女性とこの話題で盛り上がったのですが、中国では肌が白い=働く必要がない富裕層または屋内で働くエリート層、というイメージがあるのだとか。欧米では灼けている=バケーションに行く余裕のある富裕層=ゴージャス。一体美しさってなんだろうなぁ、と笑わせてくれます。皮肉なことに灼けることを気にするアジア人のほうが灼けやすく、白人は肌質的に灼けるのが難しくまた肌が弱い。総じて灼けやすい肌質を持つアジア人の中で、ケアをして美白を保っている方への羨望があるアジア、皆灼けにくいのに、こんがり灼くことができる方への羨望がある欧米、とつまりこの美しさの価値観は単純に希少価値からきているのかな、とも思います。これは貧しい時代にはふっくらとした女性が美しく、飽食の時代には細い女性が美しいとされがちな価値観にも通じますね。黒くても白くても体型がどうであっても、「わたしは美しい」と思っている人が美しい、NYに生きる女性達の謎の自信に触れて、そう思います。


そうして「現地では評判は悪くないんよ」と開き直って自分の見事な灼けっぷり(意図的ではなく)で日本に帰ると毎回びっくりされる。「残念ながら日本にその黒さを受け入れるマーケットはないよ」と女友達。ぬーん。たしかに、わたしの灼け方はゴージャスというより運動会または夏休みの虫取り合戦の後みたいなわんぱくさがあって、自分でもどうかと思っている。




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今回およばれの定番、いわゆる「リトル・ブラック・ドレス」を買ってみました。黒のワンピースって案外持っていなかった!喪服扱いだった黒いドレスを「着こなす人によってシックに見えるモード」として発表したのは、かの有名なココ・シャネルですね。フォーマルな席やパーティーの多い欧米では女性は数通りの「リトル・ブラック・ドレス」を持っているらしい。なにより黒はきちっとして見えるし、着こなしによってはゴージャス、主役を引き立てるゲストとしてのポジションを色によって表明することができる。黒はまず間違いない、と思っていたところ、つい数日前バーソナルカラー診断をした友人から、セラピストのアドバイスによると「アジア人で黒が似合う人はほとんどいない」らしいと聞いて、なんと黒がレイシストだったなんて!




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パーティーではふたりのファーストダンスの後、新婦はお父様と、新郎はお母様とダンスを。そして、最終的にはやっぱりクラブ会場のようになり踊り狂う展開。嫁も暴れて、おひらき。

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最後は花火でおむかえ。おめでとう!
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by akiha_10 | 2013-05-06 06:24 | Trunk

page t-170     レイチェルのウェディング   サバンナ 2

お式とパーティーは歴史地区から30分ほど車で行ったTybeeアイランドにある一軒家で行われました。

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欧米のお式では伝統的な、ウェディング・パーティー(一団)とよばれるサポート係がずらり。新婦側につく新婦の友人や親戚からなるブライズメイド、新郎側につく新郎の友人、親戚からなるグルームズメン。女性は皆同じドレス、靴、ネックレスを身につけてかわいい!このブライズメイドのドレス選びなども、女性にとってはウェディングの大きな楽しみのひとつなんだそうでうす。最近は日本でもブライズメイド、グルームズメンをたてるお式も人気だと聞きました。男性側も同じタキシード、お花を身につけます。 サポート役とはいえ、主にウェデイングを盛り上げる視覚的に華やかな役割かと思いきや、側で見ていると本格的に細々と働いている様子がうかがえました。




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ブライズメイドは新婦側のドレスのことや、会場のお花やカードのこと、と細やかな面でサポート。グルームズメンは会場をおさえたり予算を管理したり、衣装を借りに行って戻しに行ったり、と日本でいうところの二次会の幹事に近い役割でしょうか。日本だと式場がとりしきるところを、大変だけど友達や親戚のサポートのもと本人達がつくるというのは自然な形のような気もします。細やかな対応でウェディングサービスもビジネスとして体系化している日本のように、会場自体には、良くも悪くもウェディングをパッケージ化したりオーガナイズしている様子があまりなく「ここでウェディングをしたい」と決めたら、本当に場所だけ借りることが大半のようです。だから本当の意味で、お花や衣装、お料理は?という手配に精通している「ウェディング・プランナー」というものが必要になってきて、周囲のサポート(ウェデイング・パーティー)が必要になってくるのかなと推測します。







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挙式ではまずグルームズメンと新婦ブライアンが袖からぞろぞろと並んで、女性方を待ちます。この男性方がびしっとした恰好で女性を出迎えるというシチュエーションがジェントルマンズシップを感じさせ、ドキドキさせてくれますね。新郎はこの瞬間まで新婦のドレス姿を見てはいけないことになっているので、ブライアンの嬉しそうな顔といったら。一番素敵な瞬間だと思います。



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ブライズメイドが一人一人入場してヴァージンロードを歩いていきます。
定番だけど、曲は誰もが幸せになる、この雰囲気にふさわしいBruno Marsの「Marry You」でした。







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かわいらしいフラワーガール。


















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こうして全ての出迎えの準備がととのって、



















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嫁入場!
レイチェル!
by akiha_10 | 2013-05-04 02:52 | Trunk

page t-169      レイチェルのウェディング   サバンナ

友達のレイチェルとブライアンの結婚式に出席するため、ジョージア州のサバンナに行ってきました。サバンナはアメリカ国内旅行として人気の旅スポットなんだそうです。ジョージア州はフロリダの上にあり、耳を澄ますと、芝居「熱いトタン屋根の猫」でほとんど聞き取れなかったあの南部訛の英語が聞こえてきます。


レストランやホテルなどで感じた、NYとはまた違った種類の社交性(一度話し始めると止まらない田舎のおばあちゃんに会ったような感じ)の印象について話していると、これは「サザンホスピタリティ」と呼ばれているものだと教えてくれた。両手を広げて誰でも心から明るく歓迎する南部のもてなし(押し出し強め)、なんだそう。これって、回覧板を渡しに来た近所の方にも、宅急便のお兄ちゃんにも「ちょっとあがりんしゃい」と声を掛けては世間話をはじめて、最終的には煮物なんか出し始めちゃうおばあちゃんやん。これから福岡のおばあちゃんのもてなしは「サザンホスピタリティ」って呼ぼう。なんかかっこいいやん。




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中心地である歴史地区内は歩いてまわるのにちょうどよいサイズで、24もの広場、公園があるのです。全体が公園でできるかのようで、どこを歩いても木陰できらきら、葉擦れの音が清らかで、なんとも美しい場所でした。並んでいる家はどれも意匠が凝っていてとても素敵です。アンティークショップやギャラリーがならび、どこかしら知性と品を感じさせます。鎌倉と印象を重ねました。




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サバンナで1,2を争うレストランがMrs. Wilkes' Dining RoomとOld pink houseと聞きつけました。Mrs.のほうは予約ができず、しかもランチだけという難易度。11時の開店前に行ったにも関わらず100人以上の行列。アメリカ人(かは知らないが)もこんなに並ぶんだ…!二時間以上は待つと言われ、わたしは待つ執念がありましたが周りの友達の空気を読んで今回は断念。伝統的な南部料理、フライドチキンやビスケット、マカロニチーズという高カロリーパワーフード(ケンタッキーフライドチキンはここから来ていますね)が食べられるようで、あとから調べてみると朝9時半に並んだら一回転目に入れる、のだそうです。すごい人気!



一方Old pink houseは予約ができたのでなんなくクリア。名の通り歴史的な古いピンク色の家がレストラン。シックな内装でした。なにがなんでもサザンフードを食べたいイメージだったのでフライドチキンはオーダー。自動的とマカチーもついてきた。「サザンスタイルSUSHI」という、どうにも無視できないメニューを見つけたのでトライしてみると、あなご巻きを油でかりっと揚げていました。やっぱり揚げちゃうんやね。揚げちゃえば基本的においしい、そもそものポテンシャルが高いフライドチキンの、グルメなフライドチキンと、そうでもないフライドチキンの差ってどんなものかな、と思いながらも、普通にジューシーで美味しかったです。




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川沿いは石畳ということもあり夜はヨーロッパのよう。







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トレンディなルーフトップバーもあったり。温暖な気候ということもあり、基本的には観光地、バケーションの地であることから、バーも朝方まで空いていて盛り上がっています。




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しぶい。
by akiha_10 | 2013-05-03 07:19 | Trunk

 page t-168       ギャビーのウェディング  マイアミ 3

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ウェディングドレスを通販で探すことは一般的なのだそうだ。アメリカでは返品システムが徹底しているのでいくつかのサイトから一度購入して試着し、気に入ったものを手元に残してあとは返品する、という方法でお気に入りの一着を探すのだそうだ。大の仲良しの義理のお姉さんからのスピーチの中で「ギャビーは10着以上のドレスを返品して、今日のために準備していた」というエピソードが印象的。方法は色々あれど、結婚式の”準備”を疲れるほど楽しむのは洋の東西を問わず女性の特権!そして、欧米では新郎は新婦のドレス姿を式まで見てはいけないという縁起もののような決まりがある。「これどう?あれどう?」などと一緒にドレス探しをすることもある日本とは異なるカルチャーですね。


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アメリカではご祝儀の代わりに新郎新婦が事前に用意した「ウィッシュリスト(自分たちの欲しいものを挙げたリスト、購入場所も指定していたりととても具体的)」を頂き、その中から自分の予算に合わせて購入してプレゼントする事が一般的。なるほどなあー!と思ったのが、最近のシステム。


ふたりの結婚式情報のホームページ内にある”ウィッシュリスト”のページ。その中から自分の予算に合わせて選んだモノをオンラインで買えるような体になっていて、実際はアイコンをクリックすると、そのモノのお値段をネット上でペイパルで支払うようになっていたのです。つまり、モノをプレゼントする体でオブラートに包みながらも、結局はご祝儀(結局日本と同じ?)をプレゼントするということですね!


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実は参列前にユダヤ式結婚式について調べていたのですが、本来ユダヤ式は日本と同じご祝儀スタイルのようです。ウィッシュリストを通してのご祝儀、ひょっとしたらこれは折衷案かもしれない。ただ同じご祝儀でも、オンラインでお渡し(お支払い?)するより、綺麗なご祝儀袋に包んで、滅多に使わない筆ペンで名前を書いて、というほうがまだ風流なような。喜んでもらえたらなによりだけど、なんともいえぬ不思議な気持になった、オンライン送金(笑)!これがペーパーレスの時代でしょうか。










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パーティーでは、ベストマン(新郎側の立会人の代表、新郎の親友や兄弟が務める)やご両親からのスピーチがあったり。しっとりとファーストダンスがあり。アメリカにはこの結婚式の”ファーストダンス”のための、カップルで通うレッスン、スクールまであるのですよ!めんどくさっと男性方の声が聞こえてきそうですが…。









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ユダヤ教の結婚式ならではの「ホラ」と呼ばれるダンス。新郎新婦の座った椅子ごと持ち上げて、上下させながらくるくるとまわります。どうしても「みこし」がよぎるのはジャパニーズ発想。








ギャビーの叔父さん(以前NYでお会いしたことがあった)が「ゲストにシンガーがいます!」と。アメリカにも余興があるの?なんて思いながらメインのお肉を口いっぱいに頬張っていたら、「Akiha!」と!自分が呼ばれるとは思っておらず、「ふぇ?」とリスなみの頬の膨らみで驚いたさ!






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若干の無茶振りに「アカペラ?独唱系?」と戸惑ったが、友人のiPodにわたしのアルバムが入っていた。「それ貸して!」と繋いでもらって、「Anniversary」に合わせて唄う。あきはとデュエット。堂々日本語だけど、とても喜んでもらえました。よくわからん歌詞にも関わらず「素敵!!」と拍手を頂きました。貴重な機会をありがとう!!マイアミの空の下で唄えて光栄でした。







a0028990_14182439.jpgそして、最終的にはやっぱり、踊り狂う。老若男女、踊る。嫁だってあばれる。NYに一年以上いて思うけども、きっとここ数年のアメリカの音楽のメインストリームは、間違いなく踊れるダンスナンバーだと思う。音楽好きが集うNYには、実験系やノイズ系やエレクトロ、もちろんジャズ、ともっとジャンルは多岐に渡り、深いけども。つい最近現地のラジオ関係の方とお話する機会があって「じきにこのトレンドに人々は疲れてくるとも思うよ」と言っていた。しかし、このみんなで楽しい高揚感、がアメリカなんだよね、きっと。







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わたしも多くを学ばせてもらっているアメリカの、ひたすらにおばかに盛りあがる空気感。「盛り上がらないと罪」といったような、半ばテンションを強要される大学サークルの芝居がかった共犯関係を一瞬思い出す事もあって、ああそうか、アメリカって全体のノリが”生涯大学生”なんだな、とそのエナジーはめでるほかない。一生フットボールとビールで愉快なのだ。かなりの大人の男性がスポーツバーなどで「あの女、イケてんな」と生涯、現場ハンターであることも。そんなノリの人種のくせして、たまに人生を哲学的に深く語る事なんかも好きだったりして、それも含め、彼らは永遠の青春感に包まれている。彼らの会話に頻繁に”Life”という言葉が出てくる。暮らし、活力、命、生涯…。”Life”は我々の最大のテーマだ。”Life”という英語の言葉には、普段の日常生活から人生という意味まで、深みに幅がある。だからその言葉を気軽にも使うし、またその延長で人生をも見つめたりする。日本語で「人生」とだけするとニュアンスが重くなるから、わたしたちは「人生」について語るのをためらいがちで、その深刻さを恐れ、その機会を逸する。いっそLifeと言ってしまえばいいのではないか。


わたしは着るものや食べるもの、心地よい暮らしについて考え楽しむ、といった衣食住に関わる生活そのものがとても好きだ。言ってしまえばI love my lifeなのだが、これは「わたしはわたしの生活が好き 」とも言えるし、「わたしはわたしの人生が好き」とも言える。「自分の命が好き(大切にしている)」というニュアンスでも。命ある生活という「点」が「線」になったものが人生なのでどれも同じことなのだが、”Life”にはこの幅があるのだ。Loveが愛であるのもそうだが、日本語のほうが口にするには慎重になる文語的なものが多い。だから日本語は美しい。誰かが言っていた。英語というのは口語的で、最大の目的は意思疎通なので、できる限りシンプルにつくられた言語だと。









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ギャビー、とーっても綺麗!
お幸せに!
素敵な経験をさせてくれてありがとう。
by akiha_10 | 2013-03-17 04:31 | Trunk

page t-167       ギャビーのウェディング  マイアミ 2

マイアミにて、ギャビーと旦那様スタンのウェディング。
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前回ギャビーとNYで会った時「スタンがユダヤ教に改宗してくれるって言って…」と大きな瞳に涙を浮かべながら話してくれた。八百万の神派(すなわち無宗教)が多い日本ではあまり馴染みがないけれど、アメリカでは結婚相手の宗派が違う時、そのままお互い違う宗派を持ち続けることもあれば、スタンのように自分の信仰を捨て、相手の宗派に変えることもある。この「改宗」がまるで愛のバロメーターのひとつのように語られることも多い。「そこまでして」という、まるで相手への愛の深さの指標のように聴こえるからだ。自分の信仰を支持し共に歩んで行きたいというパートナーからの理解と覚悟めいたものにギャビーは感激し、言葉をつまらせていた。ユダヤ教への改宗は、ラビ(カトリックでいうところの神父様)と共にユダヤ教について学習し、テストに合格をする必要があるのだとか。熱心な取り組みが必要とのこと。





デート相手やパートナーを探す際お互いに一般的な条件をマッチさせるにも大変なのに、さらに大きな「宗教」というものが関わってくるというのは、マッチングの難易度をかなりあげそうだ。加えて移民だらけのアメリカでは、付き合いが真剣になってくると、相手がどこの出身(これは福岡だとか北海道出身という規模ではなく世界のどこの出身かということ)なのか、またアメリカ人の大半であるドメスティックで保守的な思考の方だと(NYの国際感覚はアメリカのそれとは言えない)デート相手の条件としてCitizen(アメリカ市民)であるかどうかを、毎回こだわって聞いてくるという母親を持つ女性も多いのだとか。


わたしもここでは外国人なのでよく分かるが、アメリカには、移民がどんな立場で存在しているのかというステイタスのヒエラルキーが幾重にも重なって存在していて、アメリカで人として認めてもらうには長い道のりがある。ビザや権利、住む事に関して苦労をさせたくない母親達はつい、デート相手がたとえアメリカ人でなくとも、アメリカ市民(グリーンカードを持って5年経つと市民権が得られる)なのかを聞くのだそう。


他にも、デート相手に求めることとして、熱狂的ベースボールファンの多いアメリカでは、同じ野球チームを応援しているかが大前提条件という人もいる。「彼ってすっごく素敵でね、申し分ないんだけど、、、、レッドソックスファンとか、もうっ、まじ有り得ない!そのセンスが彼のすべてを物語ってるっ!」とまで言い放ちデートを断ったヤンキース狂の女友達が身近にいる。阪神ファンの方でそういう話を聞いたこともあるね。クレイジーに聞こえるけど、自分のこだわりポイントに置き換えるとすんなり納得だ。


式場はギャビーとスタンの住むマンションの屋外共有スペース。すべてデザイナーの友達とセッティングし、什器やお食事はケータリング業者を手配、というあったかい手作り結婚式!


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仲良しのコーリ、マイアミが似合うおんな。
レセプションで振る舞われるドリンクは「ふたりがパーティーで出会って初めて一緒に飲んだ」モヒート。
どこをどうとってもおサレ。ふたりの兄弟と共にヴァージンロードを歩くギャビー!お人形さんみたい!ユダヤ式の結婚式では、男性ゲストは皆、宗教に関係なくキッパ(お皿のようなおぼうし)着用だそうです。「ユダヤ式」ラビによって進行するお式はヘブライ語で行われるため、まったくチンプンカンプンですが、度々出てくるまじないのような唄が驚くことに、お経の響きににている。ひょっとしたら、神に通ずる言霊のようなものは、宗派に関わらず音の周波数や帯域が似ているのではないか、とスピリチュアルなことをずっと考えていた。お決まりの宣誓で「誓いますか?」に対し、「Yes, I do(はい、誓います)」の代わりに「Absolutely!(もっちろん!)」と弾む声で宣言したギャビーがとてもチャーミングだった。





さて、アメリカの結婚式で女性はなにを着ているの?

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やはりほとんどの方がドレス(ワンピース)です。パーティー文化が日常的に根付いてるからか、女性はドレスを着ることに慣れていて、また見慣れているからか、結婚式だからといって日本のお式で漂う特別感は薄いように感じました。バカンス風のリラックスした装いの方もいれば、サタデーナイトのクラビングのようなセクシーな出立ちの方も多いです。

日本では日常的にパーティー風のおめかしをする機会が少ないので、結婚式となるとここぞとばかりに、一日集中であれこれ工夫したり盛ってみたり、という愉しみ方がありますよね。だからなんとも言えぬぎこちない七五三感に遭遇する事も多いのですが、間違いなく日本の結婚式ゲストのほうが気合いが入っていますよ。


ただ、これはなにも海外比較などではなく、日本にいる時からずっと思っている疑問なのですが、なぜこんなにすばらしいセンスを持った日本人女性の多くが結婚式のおよばれとなると、わたしもふくめ、なんだかやぼったくなるのだろう、ということ。盛れば盛る程コスチュームになる。そしてショップには「結婚式用」とうたった過度にフリフリキラキラがついた服が多すぎる。ドレスをさらっと着るということのお手本を日常的に見られないのは仕方のないところ。張り切らないくらいがいい。もし張り切るならば、一日のためのデコラティブなドレスを探すことよりも、日常的な健康維持や精神面から来る肌の艶などに関してであって、ドレスはクリスマスツリーの上に最後にのっける星のようなものだと思う。「そもそもドレスは西洋のものですよ」なんて絶望的なお達しがチラりと脳裏をよぎるが、着こなしやその立ち方次第だ。確かに多くの日本人女性はお着物をきちっと着た瞬間に、年齢に関係なく、わお!というほど洗練されるんですよね、やっぱり。

それなりに華やかな洋服を着る際、アメリカ人特有の「厚かましい自信」が見えないコルセットになっているのでしょうね。体型や外見はまったく関係なく、みな一様に謎の自信を持っている彼女たち。だから姿勢がしゃんと伸びて、かっこよく見える。ただでさえ、ドレスを着こなすには謙虚な日本人、さらに普段着慣れていないものを身につけるとなると、やはりおどおどした空気が出てしまいます。おそらくドレスを着るにしても、シンプルにして姿勢を正すだけで、随分美しくなると思う。その点、お着物という服の特質は、日本人の謙虚さや奥ゆかしさの内面と自然とマッチしており、オリジナルの美しさを引き立ててくれ、違和感なく素敵に見えるのでしょう。わたしも油断するとすぐ姿勢が悪くなるので、せめてしゃきっとしようと心がけています。




しかしセンスやベクトルはともかく、日本人女性のお洒落魂を誇りに思っています。NYの地下鉄で日本人女性を見る度「お洒落だなぁ」と感心します。「お洒落」と連呼していくうちに、だんだんと「お洒落」の定義を問いたくなってくるのですが、日本の場合、着飾る気力と清潔感のことでしょうか。余裕がある。そして全部の持ち物が単純に綺麗(ヨレっとしていない)です。NYにいる、お洒落で小綺麗な人は観光をしている「日本人」。長く滞在していると、人が自然とこぎたなくなっていくようにできている危険な街、ぬーよーく。



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さんざん言っておきながら、
じゃらじゃら貴金属、
ザ・「盛り」。




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つづく
by akiha_10 | 2013-03-09 06:10 | Trunk

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大好きな友人ギャビーの結婚式でフロリダ、マイアミへ!

その週のNYは最高気温がマイナス5度、最低マイナス11度と外出すると身の危険を感じる寒さ。
痛みをともなうマイナスからの25度!楽園。

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マイアミはNYから飛行機で3時間くらい、キューバに限りなく近いアメリカ南東にある。
太陽とエメラルドグリーンのオーシャンが広がる楽園にも関わらずパーティーピープルをのぞき、芸術づいたアーティなニューヨーカーからの評判は「いいねーあったかいもんねー」と主に気候を讃えつつ、本音は概ね不評で、それはマイアミの持つ、少々品に欠ける表面的な俗物主義傾向や、ノー侘び寂び、インテリジェンスに欠けるおバカっぽさを批判しているらしい。(世界全体から見るとアメリカ全体がややそう思われているのだが。)


スターDJやラッパーが五本指に金の指輪を身につけ、いかつい車でナイトクラブに横付け。おっかないSPに囲まれてようようっとグルーピーを煽る。そして若さを持て余した動物的若者の群衆が夜な夜な躍り出るマイアミナイト。そんなイメージ。


わたしは多くの通りすがる女性が、次々とメロンのようなバストをお持ちであることに気付き、つい友人に「マイアミ女子は一体なにを食べているのか」と質問。マイアミでは豊胸手術は歯の治療の感覚で行われ、今の流れはお尻を膨らませてプリンとさせることだと聞いて笑ってしまった!


常夏ですから、寒い夜本を片手にふと人生を振り返るような籠るタイミングには恵まれず。男女共々毎夜、クールにセクシーに、スラティーに?飾り立て、パーティーをし、狩りをし、成り上がればいいじゃん! 楽しかったらいいじゃん!というカーニバルノリが「マイアミ的」であり、このあたりが、同じパーティー好きでも高尚な話題に恍惚とする気難しやのニューヨーカーが敬遠する所以だというのが個人的な印象です。


でもやっぱり綺麗!透明な海!!ぎらぎら太陽!!
ぼうっとしてるだけで幸せじゃ。
こうして、いいじゃんいいじゃんのスポンジ頭になっていくのだなぁ。


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友人の住んでいるサウスビーチ。メイン通りのリンカーンロードにある日本食やさんでごはん。

その名も「道楽」。

エンパイアロールやレインボーロールという節操のないアメリカずしたちが「いいじゃんいいじゃん」とテンションをあげてくれます。これは中華でしょ?という謎の中華メニューが日本食としてメニューに載っているのも、ローカルな場所でよく見るパターン。日本食屋すなわちアジア食屋。




結婚式の前夜祭、ノリノリのクラブにご親族の叔父さん叔母さんまでいらしゃって、なんだかいいなぁ。インターナショナルなファミリーだけあって、世界に散らばった方々、アルーバ(ギャビーの出身地)、ロンドン、パリ、ロス、ブエノスアイレスからというゲストが次々登場!
by akiha_10 | 2013-02-09 15:42 | Trunk

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ハバナ旧市街のメインロード、オピスポ通りを散歩。
飲食店や雑貨屋さんが建ち並び、観光地として賑わっています。





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キューバといえば葉巻。道端で売っている方もいますが、当然きちんとした店で買うほうが良質で正当な価格で購入できるとのこと。葉巻はアイテムとしてスタイルがありますね。なんとなく葉巻まで辿り着くまでには、よほどの葉巻好きか、いろんなものが揃わないとなかなかトライできないような気がしますね。「葉巻なんて吸っちゃって」と周りをクスっとさせない説得力も要するレベルの高いアイテムです。ワインでいうところのラベルのように、葉巻の包装もふくめモノとして美しい、きっとはまったら色んな美学を追求できるアイテムでしょう!


観光地らしいことはとりあえずトライ。キューバ産のラム、ハバナクラブを使ったピニャコラーダにも挑戦。こちらではココナッツミルクとパイナップルをジューサーにかけたジュースに、置いてあるラムを自分で好きなだけいれる、という方法が多く見られました。アルコールの強さをカスタマイズできるのですね!簡単に酔っぱらうことも可能です。


大行列のチュロスやさん。スペイン語圏ではかなりの確率でチュロスを見ます。その場で揚げてくれるという、そのこんがりと美味しそうなプレゼンテーションに誘われてもちろん挑戦!だがしかし、チュロス職人のマイペースさといったら。テキパキ感ゼロ。ええ、ここはキューバだもの。待ち時間に「モーターサイクルダイアリーズ」を振り返ってもまだ潰し足りないくらい待つ。その永遠かと思うほどのゆるりとした揚げ効率に、列の半ばでケミィの顔ランゲージが「もういいんじゃない?」と訴えているような。もう少しで諦めを促されるところだったが、こちらも負けじと目力と凛とした忍耐の姿勢で「いいえ、待ちます!」とケミィの弱気を圧制。



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む。ふ。ふ。
ゲットゲット!いえーい!
こんだけもりもり入って50円くらい。庶民の味方スナック!



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ホテル・アンボスムンドス。
作家のへミングウェイがこのホテルへ宿泊し、30年代にはここで“誰が為に鐘は鳴る”のほとんどを執筆したということで有名。他にも多くの作家、映画人、インテリ層がこぞって滞在してバーで夜な夜な騒いでいたという、文化的に重要とされている場所。もちろん当時からは改装されているだろうけど、バーはいかにもなにかが起こりそうな雰囲気!シネマチックでしぶいです。この建築にもチュロスと同様スペインの名残が。アンダルシア地方に多く見られる、イスラム様式のタイルが多用されています。わたしを魅了し続けているイスラムタイルですね。この色づかいや模様がエキゾチックでレトロな気分に誘います。
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イスラムタイル。


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冗談みたいなハバナのタクシー。いえ、本気です。ころっとしてかわいいねぇ。





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美しすぎる銀行。
by akiha_10 | 2012-11-28 05:22 | Trunk

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キューバの英雄、キューバのアイコン、どこでもチェ・ゲパラ。
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by akiha_10 | 2012-11-28 03:34 | Trunk