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page t-93      空煩サンド 1

あけましておめでとうございます。
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元旦の夜をひとりドイツで過ごすという我ながら男らしい年明けとなりました。




比較的能天気に過ごしているわたしも、
昨年の秋ころから、
こう、もわっと、薄皮が張ったような突き抜けない気持ちがあったわけです。
本格的にレコーディングに入る前にそれらを祓いたいと思い
そうか、やはり、旅でしょう、ということで一人旅に出たのであります。




マイナス5度のフランクフルトで一泊し、
明けて今日アフリカ大陸初上陸を果たしました。
念願の、モロッコです。

機内から見下ろした景観が、今までにない壮観さで、
ところどころで不思議な幾何学模様を描いているのであります。さながら砂プッチ。
ああ、やっぱり来てよかった。
その高揚を冷静に眺めました。

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モロッコ、、マラケシュに到着。
ゲストハウス。バストイレ共同ですが清潔で快適。
今日は迷路のスーク(市場)を歩きまわって、
おおよその土地勘をつかみました。

こんなことがありました。
スークで迷ってクリーニングやのマダムに道を尋ねると
にこやかに「トラバイユ、トラバイユ、モーメント」というではありませんか。
トラバイユ、が仏語で「仕事」ということはわかっていましたので、なぜ??
と思いつつ言われるがまま待っていたら、子どもがひとり。
その子どもが目的地まで連れて行ってくれて指をすりすり。チップをねだったのです。
ああ、そうか。
道を教えるのは「仕事」。
もちろんこちらも助かったわけですから感謝の気持であげたわけですが、
すこし戸惑いもありました。
お金をあげることに対してではなく、
ここではそれが騙すとか、そういうことではなくて
大人も公認でそれが一つのお小遣い稼ぎとして成立していることに。


このこと含め、
今日一日歩きまわって、スークで値段交渉にも果敢に取り組んで思ったことは(値段はすべて交渉)、
あまり頑なに損得だけにこだわると、淋しい気持ちになるな、ということ。
はじめは機内映画で学習したアナウィンターのごとし、
目をつりあげて「ノン」と連発していたけども。
騙されるつもりはないし、そりゃあ「得」の方が好きだけど、
地元価格にこだわってピリピリとするより、
気持ちいいところで買物もしタクシーも乗りたいなと。
のんびり、きもちよくいこう。
だって、実際地元民じゃない、ツーリストだもの。


と、色々と持参したソバをすすりながら思ったわけですが、
肝心のスークはといいますと、カオスそのものです。
まあ、そのあたりは、また繋がる機会があれば報告を。


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底から湧き上がる眠気に襲われて。
あしたはザゴラ砂漠。
by akiha_10 | 2010-01-03 09:47 | Trunk
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