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page t-71         回想エスパーニャ    「闘う漢(おとこ)」

バルセロナ、モヌメンタル闘牛場へ。


ぢりぢりと太陽が照りつける闘牛場、
大半はソンブラ(日陰席)に座る。
開始時間は「日没」とのこと、
前情報なしの突撃で行ったので1時間ちょい、待つことに。


陽は傾いてはいるものの、
未だ刺すような日差しで照らされている、ちょうど向かいのソル席(日向席)。
こちらソンブラ側では日中の疲れが、日陰の涼しさに心を許し、まどろみ。

しかし、ソル席(日向席)に座る勇者たちからも目がはなせない。


わたしたちと同じ時間帯に腰をおろした、おじさん、
もう随分と光合成してると思うわ、だいじょぶかな…花でも咲くんじゃないかしら…、
3ユーロ安いなら陽にあたるくらい、どってことないぜ、でも結構暑いぜ、とバックパッカーの少年、
新たなる挑戦者…スペインギャル3人組…
焼きにきたのかしら…
なんか塗ってるっ!サンオイル?
闘牛場でバカンス?

ソンブラ席がわさわさと賑ったところで日没、
我慢大会観察の終焉、闘牛の開幕。





牡牛登場。
14〜5人の男たちが出てきて、
それぞれがアクロバットな動きで、牡牛の頭突きをかわしていく。
これが、すさまじく、ギリギリなんですね、
少しでもタイミングがズレると大怪我。


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挑発された牡牛と男が見つめあい、互いに真正面へと走っていく。
ケミィ、誰よりも盛り上がって「うわ〜こわいこわいっ !!」と指の隙間からチラ見、
わたしは自分のことのように身体を反ったり、うねうねと、マリオカート。
ひらりと男がかわす時、手に汗、息をのむ。

牡牛を殺すいわゆる伝統的な闘牛ではなく、
スポーツやショーに近い新しいスタイルのものでした。
(牡牛を殺すことに結構反対派もいるんだとか)
人間も牡牛も身ひとつで勝負。
ある意味、道具を使って突き刺すよりも、
潔い対峙であったと思う。










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闘った相手への敬意。
美しく、より華麗に闘った彼らへの、表彰式がありました。
身軽なパフォーマンスを繰り広げ、
しかし最後に軽く負傷してしまった男が
一位で呼ばれた時、観客は大盛り上がりで称えました。
思っていたより、ぐっとくるものがありました。













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ところ変わってランブラス通りから入った小道で、
獲物を狙う女ひとり。
by akiha_10 | 2008-09-16 16:41 | Trunk
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