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page d-59   自ら転じて、陽の光へと

渋谷から脱出し、車を湘南のほうに走らせた。
鎌倉まで着くと同じ企みを持った車たちが
すでに集合している。
海沿いの駐車場は、
幼稚園の運動会の席とり合戦のごとく、
朝陽をベストポジションでとらえようとごったがえす。
なにかしらイベントにむかう時の
この情熱、この団結、このブーム好き、
をうまい方向に持っていけたなら、
世界はすこし平和になるのではないかと思ってしまう。



渋谷の交差点で新年に渡った。
公の祭りにかこつけた群衆が
今夜は無礼講といわんばかりに奇声をあげる。
ここでまた、このエネルギーをうまく回収して、
なにか穏やかなことに使えないものだろうかと首をかしげる。
上空から、この爆発的なパワーを、掃除機ですいとってみたい。




鎌倉で一眠りしたころには、
闇が解けはじめていた。
海にちかいところの雲が
もやっと輪郭を浮かばせる。
渋谷の群衆と、テレビの特番と、
ただ一日またぐだけで、昨年を切り離せてしまうわたしと、
本日のみ、やたら太陽を待ち望む車たちと。
それは特別な日なようでいて、
もう長いこと、
朝陽はなにひとつ変わらず、
今日も順調に地平線からはみでるだけ。
それでも眩しいオレンジに目を細めながら、
手をぱんぱんっとしたくなるのは、
気付け、のようなものであり、
リセットと思い込めば、
ほんとうにそう思えてくる。
区切りとは有り難いものだ。







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年が明けて天気がいい日が続いたので、
日比谷公園に行きました。
公園の中にあるレストラン。
年末行けなかったので、リベンジ。
緑に囲まれて陽がさんさん、
前菜には野菜ビュッフェ、
なんとも健やかな気分でランチです。







「陽の光」にやたらと執着するわたしでありますが、
これは自然光に触れると、本当に幸せな気分になるからです。
陽は充電してくれる。
強いライトをあてていると、
真っ白になるように、
そう、ネガティブなこともまとめて、ぜーんぶとばしてくれる。
もう長いこと、
朝陽がなにも変わらず、考えもせず、
夜を明かしてくれることに、
すくわれるのです。







明けまして、
おめでとう。
by akiha_10 | 2007-01-06 16:33 | Daily thinking
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