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page d-44     「melodish」配膳室より


新しいアルバム「melodish」が手元に届いた。
ほっと、一安心。
通して聴いてみると、
全体的に暖色が強いなと感じます。
おかしな話ですが、
作品が自分の今を映すといいますか、
渦中では分からなかった多くのことについて、
創ったものからはね返って、
ああそうだったのかと気づかされることが多い。
写真で見る自分のように、より客観的に自分をみる。
それは文字通り、自分のアルバム。









選択肢のカードをしぼることによって、
非常にすっきりした気分になリ、
やりたいこと、やるべきことが、
シンプルになったこと。
属することから離れて、
より自分に正直になったこと。
最近明るくなったね、と言われること、しばしば。
暖色傾向のゆえんはこのあたりでしょうか。













シンプルになって、今更よく考えはじめた、
なぜ創るのか、なぜ歌うのかということ。

わけのわからない落ち込みに襲われるとき。
小さい頃ならば、お人形ごっこをしたり、
お絵描きで「理想の家」を描いたり、
ピアノの前にすわって、好きに弾いて言葉を発していました。
実際に目に見える世界よりも、
内面的な世界のほうが遥かに大きいものです。
今なら、美術館にいく、本を読む、散歩にでる、
ちょっとお洒落をして映画にいく、
レストランにいく、
ドライブ、
旅に出る、パン、
好きなお洋服を見る、靴を買う、
面白い友人と会う、
気分よくして、
曲をつくる。
増えた。
日々、いろんなモノに、場所に、人に、
楽しませてもらっていて、
救われています。
それらを「トリップできるもの」とすると、
わたしは日常的に旅を続けてばかり。
旅すがら、「うわ、これそーとー好き」
というモノや場所や人に出会うと、
鳥肌がたって、息がとまるほど嬉しくなる。
楽しいことへの貪欲さは、
感じるもの全てへの好奇心と、
生まれてきている貴重な経験、
そのあっという間の時間を
笑って過ごしたいという、
ただならぬ気合いから湧き出てくるものではありますが、
しかし、これはまた
放っておくとおちやすい自分を知って、
自己防衛手段として、
本能的に出てきているものともいえる。










日々、
本当に、これがあって、
あなたがいて、
本当に本当に、
あー。よかった。
いつも全力でほっとする。
いつも、もらってばかりだなあ、と思うところもあり、
願わくは、できるならば、
わたしの作品も誰かにとって、
そういう場所、モノ、人、
それら「トリップできるもの」の
選択肢のひとつに、なれたらいいな、
と、そう思うのです。
やっと最近、
心の海の潮がひいて、
もともと潜っていた想いが、
砂浜の上、文字となって浮かんできた。
作品を通して、
あなたが楽しいときは一緒にうひひと騒ぐように、
おちてるときは、そーよね、そーよね、まーさ、とりあえずこれでも食べてみてん、というように、
ニュートラルなときは、まあいいお天気、お花がきれいね、と一緒にお茶を飲むように、
そんな交わり方ができたらいいな。























「melodish」は関わったすべてのスタッフの作品です。
アレンジャーの史郎さん、うなさん、エンジニアの井野さんはじめ、
参加してくださったミュージシャンに感謝します。
デザイナー高橋さんはじめ、ビジュアルチームスタッフに感謝。
事務所の社長、リコさん、スタッフの皆様、いつも応援ありがとうございます。
マネージャーへ、ありがとうございます、そしてこれからもよろしくです。
家族の理解、支えてくれる大事な人たち、ありがとう。
そしてなにより、これから聴いてくださる方に、
本当にありがとうございます。
ボナペティ。
by akiha_10 | 2006-11-23 23:26 | Daily thinking
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