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フィレンツェの代表的なお店のa0028990_2363183.jpg
ひとつにサンタマリアノヴェッラがあります。
世界最古の薬局として知られており、
その教会のように重厚で、
心まで浄められるような空間は
「トリップ」という処方箋でわたしを癒してくれるのです。
現在は薬局というより、美容系が揃う。香水をはじめ、ボディケア関連、
ルームスプレーなどがキャビネットにところせましと並ぶ。
「お手入れとトリップ」好きの女性を引きつけてやみません。





空間ももちろんすばらしいのですが、
夢見がちなわたしが特に好きなのは、そのパッケージ。
ほんとに、すてき。
お手入れ効果の半分は、「気分」ですから、見かけはだいじです。
トラディッショナルな文字とプリント、
それは古い書物のような、クラシカルなたたずまい。
それもそのはず、たとえばアクアウォーターのローズの香りは
1381年のレシピでずっと変わらずつくられているものだそう!
手軽に使えそうなアクアウォーター、
わたしは夏っぽい香り、ハーブウォーターを買いました。
ほとんどパッケージ買いしたアーモンド石鹸、
どこかで見覚えが?とたどっていくと、
そうだ、映画の「ハンニバル」に登場しています。






気に入ったものがあれば香水を購入しようかと、
混み合っているブースにかけよります。
自分でテスターはできないので、
スタッフ(と呼ぶにはあまりにも軽過ぎる…威厳をお持ちなので、調剤師とでも呼ぼうか)
に試したい香りをリクエストするのです。
それがちょっとドキドキ。
何十という種類の中でのチョイス、
香りこそ失敗したら全くつけなくなるので、こちらは慎重です。
しかし、日本語のリストと英語のリストを対応させて、
「え。スズランってなんていうの!???」なんてやっていては、
調剤師さまもイライラムード。
お客様もブースに群れて待っている中、
子娘にそんなに時間をかけてもられないのです。
調剤師さまは、リクエストに嫌な顔ひとつ、
ふたつ、いや、みっつくらいしながら、テスター紙を渡してくれます。
だんだんと、
だんだんと、
なんだか、
プレッシャーにたえきれなくなって、
「もうこれだけでいいですっ」
とそそくさとお会計。香水はあきらめ。
せっかくなら買う時のムードや気持ちも、
あったにこしたことないものです。
お買い物の半分は「気分」を買っているようなものですから。






日本での直営店は銀座のすずらん通りにあります。
だったらここで、香水をリベンジしてもいいのですが、
せっかくだから「気分」にも投資したいものです。
あの時、あそこで、あんな気分で、買ったのよ…という、
結局は「今」を使った経験こそがすべて。
だから、もしも、本気で欲しいならば、本店がいいね。
いつかまた行くよ。
(それまでに、香り英語を学習しとくよ…。スズランはLily of the valleyなんだってさ…)







香りフェチのわたしの財布の紐がゆるんだところで、
またまた危険ゾーン!
靴フェチ必見、フェラガモ博物館。
靴に関しては、
自分が身につけるうんぬんというより、
形とか、存在がね、もう好きなんよね。
わたしの足は幅も厚みもあって、だいぶコンプレックス。
でもね、まけない!
そんなの関係なく好きなのよね。
これぞ、フェティシズム!
リカちゃんやジェニーちゃんシリーズでは、
なにより靴を集めていたことからも、
これは完全に先天的に組み込まれているだろう、どうしようもない傾向です。(といって、開きなおり)

靴職人フェラガモの自ら書いたデザインや靴の木型が置かれています。
博物館はフェラガモ本店の上にあるのですが、
建物が個人所有のお家のようで、プライベート感漂う空間。
職人に触れることは大好きな興味のひとつですが、
ここでもひとつ、ものづくりの情熱とこだわりを感じることができました。








a0028990_056190.jpgそ、し、て。
はじめっから諦めていましたが、
やっぱり欲しくなるんよね。
だって、おそろしく美しいのよ。
そして、おどろきの履き心地。
幅と厚みの問題も、クリア。
ただ、その一流さに、
間違いなく身の丈あわず。





しかし、、、、
まるで恋のように、
頭がなんだか働かなくなってしまって、
何様のつもりか知らんが、
あら、気付けばミュールを購入。
こういう気持は大事だから、いいの。
わたしが好きな、
ほどよくトラッド、ほどよくフェミニン。
気分は夏のお嬢さんよ。イクエよ。これ履くと背筋がぴしゃっとなるよ、
にやけるのよ、うふふふ。
(でも履くにつれ、おぞましい形になるのよ、、かなしい…)







最近は「お買い物欲とのつきあい方論」もすこし進化しています。
特に、情熱持ってつくってあるものには、
職人への敬意という意味でも、それなりの投資は自然です。
むさぼり買う、ということではありませんよ。
モノは単なる分子の集まりであることに変わりなくって、
いつかは、なんのためらいもなくゴミ袋にいれるかもしれない。
だけど、できれば長い間、たとえ、たったその時でも、
そこから見えないものを嗅ぎとったり、
そのモノと歓びの時間を過ごせたら、
それで充分いいなー、と思うのです。
モノを通した豊かな気持と経験に投資しているのですから。



着道楽の時期あり、その後、
引越しで要らないものの多さにショックを受け、
モノについて考えた末、
豊かなものは経験しかないと、旅貯金に明け暮れた時期あり。
どちらも過ごしてみて学ぶこと。
優先順位は常に変化しますが、
そういや、モノを買うこともひとつの経験やったよ。
本当に要るものと、そうでないものの判断も、
だいぶ上手になったと思う。
あらゆることにおいて。
だから、本当に欲しかったら、
愉快なおかいもの、罪悪感よりも、開放感に包まれたいもんね!
はじめっから誰も止めたりしてないのだけれど、
ひとりで悶々とし、ひとりで解決しておられる。
やれやれ。
聴いてほしかったの。
あーすっきり。
「やっぱり、お買い物も好き!」










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お買い物を楽しんだあとは、
イタリアンジェラートで興奮をさまそうかね。
いっぱい食べたよジェラート、、、、、
お気に入りのフレーバーはピスタチオ!
おいしい…
しあわせ!
にやり
by akiha_10 | 2006-08-11 01:48 | Trunk
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