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もう地図を見なくてもわかるよ、ふふふa0028990_011772.jpg
と異国の土地勘をつかむとなんだか得意顔になる。
わたしはどこに行っても乗り物が楽しいので、
チェコでものんびりまわるトラム乗客の常連。
チェコお楽しみのベストルート、ベスト乗り換え、
ベストポジションをさぐって、
ほーらばっちり!とスムースに行動できる自分に自己満足。



プラハで有名なカレル橋の、手前の橋を走るラインは特によかった。
いつも思うのですが、橋って遠くから見ているほうが綺麗。
渡っているときは、ほぼ道路だもんね。
だから、橋いこうぜ、って張り切っても渡っている時はほぼ普通の気分。
カレル橋を実際に歩いているときも、ふうん、という気分。
さて、橋は渡るもの?鑑賞するもの?
レインボーブリッジも、首都高で全体をとらえられる間が一番いいもんね。



プラハ城まで登るトラムはないので、徒歩で登ります。
なんていっても寒いのです、消極的に一番興味のある黄金道路のみの入場券を購入。
黄金道路とは、背の高さくらいの小さい雑貨屋などが並んでいる小道です。
プラハでよく見かけたバス用品のお店がここにもありました。
バスソルトとバスフォームを購入。
ラッキーだったのが、黄金道路を出たところにある、
おもちゃ博物館の展示物が、季節限定でバービーコレクションだったこと!
中学の時は人さし指サイズのミニバービーのキーホルダーをつけ、
一人暮らしを始めたころにはバービーのポストカードを飾り、
振り返ってみると、何気にバービーはよく側にいました。
特に意識はしてないし、アピールもしてないのですが、気になる存在。
このタイミングにありがと!と気分は高まります。


しかし。入場チケットは現金のみと書いてあり、
財布をひらくと、ギリギリ、足りない…
ショックで、肩を落として、悲しい顔で何度もお金を数えますが、
受付のひとは、あら残念、といわんばかりのそっけない顔。
国際学生カードなるものを、ひらひらさせてみたけど、これもだめ?
前は学割があったんだけどねーと言われながら…
むむむ。と立ち去ります。
ただ両替すればいいだけの話なのですが、
城内に両替所はなく、一度長い階段か坂を使って、
街に下りなければならないのです。そしてさらにまた登城…。プラス寒さ。
そのめんどくささとバービーは天秤にかけられましたが、
「好き」の力は強力で、バービーはめんどいマンを倒しました。
閉館まで時間と競争。
城の階段を半ダッシュしている自分は、
ものすごい頑張り屋な気がしてきました。
ピンポイントの執着にエネルギーを注ぐのって、おもしろい。
なぜだかダッシュ中に、バービーキーホルダーのことも思い出しました。
中学のとき、鞄にぶらさげていた、
ミニバービーのキーホルダーの胴体が知らないうちにもげていて、
ホルダーと首だけになっていたこと、
そのままつけていたら、悪趣味ともいえる首のみバービーは、
案の定、まわりから大変不評だったこと、
胴体が数日後、友達の机にポツンと置かれていた、あのシュールなシーン、
ホラーやね、と友達と転げて笑ったことを思い出し、
うっすら笑いがこみあげてくる。ああ、ここで笑ったら怪しいから我慢。

息を切らせてすべり込んだバービー展。
狭いスペースではありましたが、内容は充実していました。
年代別に見ると、顔もどんどん変化していて、
個人的にはキラキラぱっちりの現代バービーよりも、
60年代くらいまでの、物憂気な顔のほうがわたしは好きです。
ファッションも歴史に沿っていて、
たとえば50年代のバービーはオードリースタイルを再現していて、
このあたりの、トラッドでクラシカルなお洋服は可愛いです。





日暮れのプラハ城を下りて、早めの御飯を食べました。
チェコはビールだよ、と聞いていましたが、
確かに美味しかった!そして、すごく安いのです。
スーパーテスコでは物によっては水より安い。
この極寒の中、ビールを注文するのはなかなかサディスティックな行為よ…
と思いながらも注文。
そして、「なにかお勧めで温かいものを」とお願いしたら、
こんなものが出てきました。


どうよ。
なんか巻きついとるよ。a0028990_0112958.jpg
なんだか体内を彷佛させるこの芸術的なもりつけ。
これこそホラーやね。
自家製ソーセージがお勧めなのはいいけどね、
置き方がなかなかショッキングであります。
ナイフとフォークを握ってためらっていると、
隣の女性はビール小と豆スープパン添えをスマートに食べていました。
ああゆうのがよかった…!
わたしはというと、ビールに大、小サイズがあることを知らず、
当然のように運ばれきたビール大にぐるぐるソーセージ…。
スマートなセットを横目に指をくわえて眺めても時すでに遅し。
両手で持つジョッキと、うずまきとむきあう。
なかなか、いかついぜ。チェコの最後の晩餐。




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その夜、早速バスフォームを試してみます。
はちみつ&梨の香りで、くらくらするほど幸せな気分。
今日もまたよく、眠れそう。
by akiha_10 | 2006-03-23 01:00 | Trunk
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