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page s-15 ぐまちゃんとランチ 3

暑さもしっかり居座っている頃、幼馴染みのぐまちゃんと御飯を食べた。page s-15  ぐまちゃんとランチ 3_a0028990_19465396.jpg
麻布十番で用事があるというので、
麻布商店街の「もち玉」で食べます。
太刀魚の骨と挌闘しながら話をしていると、
まわりに浴衣姿の人がちらほら。
そっか、今日は麻布十番納涼祭の日ね。
それにしても、今日は納涼しがいのある暑さ。
湿度がやたら高くって、じっとしていても汗がにじむ暑さって
いかにも祭りっぽい気候。
ベタベタを我慢してでも浴衣は着たいよね。
と、ぐまちゃんと眩しい浴衣姿を眺める。



page s-15  ぐまちゃんとランチ 3_a0028990_19472351.jpg麻布十番に来れば、食べずにはいられない、浪花屋総本店のたいやき。
甘味屋が多いこのあたりでも、群をぬいて人気のお店。
ここのたいやきは行列必至なので、たいやきに予約をするのです。
何時に何ひき、と。
「たいやきに予約!?」と驚きひいてるぐまちゃん。
ついでに、私の携帯に店の番号が登録されていたことを言うと
(自分でもちょいびっくり)
あまりの甘味に対する情熱ぶりに、呆れひいているぐまちゃん。
でも、案の定の行列をスルーして、
楽勝顔で4ひき捕獲している私を見て「さすが、うりゅうさんやね!」
と微妙に誉めてくたので微妙に嬉しかったです。



ぐまりーなも負けず劣らず甘味好きなので、行列のたいやきに期待は膨らみます。
夜店の準備にとりかかった商店街の通りを歩きながら、
あつあつのたいやきをパクリ。
肉まんやカレーバンと同じく、思ったよりも中の餡が熱いので火傷に注意です。
「うわ、なんこれ、すごいパリパリ!皮がこんなに薄いのははじめて!なんともいえんね!」
「こし餡ともつぶ餡とも、なんともいえん餡がいいね!」
「頭からしっぽまでギッシリなのが、なんともいえんね!」
と、結構色々言っていると思うのだけど、なんともいえんね!と繰り返していたぐまちゃん。
そんだけ喜んでくれたら予約しがいがあったよ。
胸焼けしそうなこの気候においても、二ひきを楽勝で食べられちゃう美味しさは、
さすが名物だけあります。



六本木ヒルズに見下ろされている商店街は
夜店の照明がはえる夕暮れに、さらに祭らしくなります。
人情にわく夜とスノッブな夜が、一本の道の延長線に存在することが
不思議で、おもしろくて、なぜか悲しい気持になるのです。
無駄なものを限り無く排除して暮らしてみたいと憧れながら
物が大好きであったり、
人と適度な距離を保ちたいと願いながら
それでも人の温かさを欲しがったり、
とにかく我がままで欲張りな誰かさんと似ているから?
とにかく我がままで欲張りな東京を嫌いになれない。



12府県の名産を集めた「おらが国自慢」コーナーが連なる夜店で、
皮だけ生八橋を買って帰る。
これ一枚一枚めくって食べるの、好きなのよね。
by akiha_10 | 2005-09-06 20:02 | Stomach
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