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映画とかも話していっこかな

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ウェス アンダーソンという監督がいる。
「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」で私をおとした方。
かゆいところに手が届く好き加減です。
その魅力は、はじめ〜キャスト紹介あたりを観れば判る。
はじめの15分くらいまでの映像がクセになります。
だから何度も巻き戻してみました。


まず、「おさまってる感」があります。
例えばコレクションテーブルが好きな方、
小さい格子に区切られて、何種類ものおばんざいが入ったお弁当が好きな方、
シルバニアファミリーのお家が好きな方におすすめします。

シルバニアといえば、あの小さい家具は本当に魅力的だったね。
ちょっと高級感があるところも。ヨーロッパのにおいがするところも。
基本家具(ベッド、机、椅子とかね)はいいとしても、バスタブや三面鏡があるお家は
「むむ。お金持さんね…」と幼いながらに思っていました。
あとジェニーの恋人ジェフ君とか三つ子が居るおうちも。
やはりメンバーが充実していたり、おっきいハウスを持ってる子は、人気者です。
子ども社会もシビアなのです。

話は戻って、彼の作品には「レトロ感」があります。
それは映像としての色合もだし、細部にいたる小物がレトロ。
なんだかヨーロッパの監督かと思うような仕上がり。

そして、なんといっても「ゆるい」のよ。
だからね、内容うんぬんは忘れてしまうのだけど、
彼の不思議なゆるさで、全て肯定したくなるのです。

「箱感+レトロ+ゆるさ」
きっちりしている人には、ゆるさが許せないかもしれません。
だって観終わって「映画みたなぁー」という充実感とか全然ないですもの。
でもね、好きな人はきっと好きよ、私は大好き。
本当は次の作品が話したいので、次にいくよ。

film「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」
by akiha_10 | 2005-05-29 22:06 | film
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