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page d-14   愛のメンテナンス

外に出たい気分だったので、近くのスタバに行く。page d-14   愛のメンテナンス_a0028990_21573011.jpg
ビスコッティをコーヒーに浸しながら、
本をペラペラめくる。
「パリと京都には、何かしら共通点がある。」
興味深い文を見つけた。
そういえば、いつかの雑誌FIGAROでもパリ&京都で特集を組んでた。やはりこの二つの街には、同時に虜にさせる何かが住んでいるよう。

私は以前にも言ったが、パリと京都が、なんか好き。実は英国もかなりお気に入りだが、食べ物の点でパリが優勢。
その本の先の文章は読むまい。
答えは自分で見つけたいからね。
街に色が多いこと、食べ物が美味しいこと、伝統ある街角に物語が刻まれているということ。
それらが相互に作用して、心を豊かにさせること。
今のところ、私の答えはそんなところ。

そしてさらに「大人になるのを楽しみにさせる街」だということだ。
この答えは、年と共に変化するのかも。ワインやチーズのように。
まだ私自身が甘ちゃんヌーヴォーなので、ゆっくりと熟成させたいところだ。

コーヒーついでに靴の修理屋に寄る。
最近、しみじみ感じること。
奮発して、可愛い靴や質の良いニットを買ったとしても、決してそれが終わりではないということ。
あらゆる意味での投資が続くのだ。
それらのメンテナンスに、結構なお金と時間と愛情が要るということ。
よく、車や家だって、購入してからの維持費が大変だと聞くが、衣関係もそうだ。
アフターケアに割かし無頓着な私は、好きな靴のヒールが削げるまで、気付かず履いてしまった。
好きなだけに。
スピード修理のラバーリフトだけの交換ではおさまらず、
ヒールそのものの交換になってしまい、一ヶ月もそいつとおさらばだ。工場に連れていかれる。
己を悔やむ。これを教訓にしようと思う。
心改め、衣替えをする前に冬物をチェックしてみる。
じゃぶじゃぶ洗える素材はたくましい。でもカシミヤもたまには着たい。
これまたクリーニングも結構大変よね、と維持の大変さを思い知るのだ。

意中のあの子を頑張ってものにしても、
それを継続させるのに、お金と時間と愛情が要るってことと同じね。

なにごとも、維持継続が課題となる。
by akiha_10 | 2005-04-09 22:09 | Daily thinking
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