<< page d-14   愛のメ... page d-12 いとしイーニド >>

page d-13  春と車とFMラヂオ

最近、きもちいいね。
春の陽気は誘惑。
新学期はいつも教室の窓の外を眺めて「脱走して一人ピクニックにゆきたい。」と思ったものだ。
一人ピクニックとは、散歩して公園で美味しいパンでも頬張る、どうってことない事。
散歩でもいいのだが、「ピクニック」と名前だけでも大袈裟にしてみるだけで、
ちょっと楽しいじゃないか。
なんともない予定や出来事をすぐイベント仕立てにするのが私の癖だ。
どうやら予定や出来事にタイトルをつけて遊ぶのが好きらしい。だって日常はドラマ。
たまに、友人や家族とあらたまって並んで写真を撮ったりする。
仕上がりを見て、あまりにも「いかにも」な写真には、
「幸せだったあの頃」とタイトルづけて、なぜか意味深にするのも好き。だって思い出もドラマ。

さてさて、誘惑に従順に、春のドライブに行きました。三崎港に、まぐろを食べに。
私は乗り物が好きなので、その往復もおおいに楽しい。
乗り物の中は、考えが整理できる。そして新しいものも出てくる。(こともある。)
閉ざされていて、しかも動いているという乗り物特有の空間がそうさせるのかな。
私の場合、詰まったら乗り物に乗れ、である。
春の陽射しが車内に当たって、窓から風が入って、なんとなく流れるFM。
春、車、FMが三位一体となった時、とてつもなく穏やかな気分になるのは私だけかな。
「のんびりしたいな…」などと、ヘヘヘと笑って運転はお任せ。
順調にペーパーへの道を歩む。

乗り物の醍醐味は、なんといっても「寝る」。
考えを整理してる間に、羊水の心地よさが蘇り、逆らえずウトウトなって寝るのが好き。
親しい人が運転してくれる車なら、帰りは結構寝てしまうね。
これは後部座席、運転席の後に乗った時の話。
かなりの勢いで爆睡していて、そのマヌケな顔も予想は出来ている。でも眠い。
高速の料金所で減速すると、一瞬、無意識の中に意識がまざる。
すぐ隣で料金受取おじさんに車内の私が見下ろされているという位置関係。
料金おじさんに最強のマヌケ顔を見られたらイヤかも…と高速回転で自意識過剰に考えたりする。
しかし。ま、この先会わないだろうし、いっか。と再び意識は遠のいてゆく。
これ、「旅の恥は掻き捨て」と同じ心理。というか、そもそもおじさんは見ていないのだが。
そうゆう感じで、ハイウェイドライブの場合(特に右後シート)、
考える→寝る→一瞬恥じる→開きなおる→やっぱり寝るのパターンになります。


a0028990_23264467.jpg



まぐろと魚市場を堪能した帰りは、やっぱり眠くって、フワフワ寝ていました。
私の重い目蓋が開くころ、行き道つぼみだった桜も芽を覚ましていた。おお。

理科の授業で見た花開く過程をスローモーションで想像してみる。
生命力はすごいね。
よくがんばりました、の桜型スタンプをおしてあげたい。
by akiha_10 | 2005-04-07 00:07 | Daily thinking
<< page d-14   愛のメ... page d-12 いとしイーニド >>