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 page t-168       ギャビーのウェディング  マイアミ 3

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ウェディングドレスを通販で探すことは一般的なのだそうだ。アメリカでは返品システムが徹底しているのでいくつかのサイトから一度購入して試着し、気に入ったものを手元に残してあとは返品する、という方法でお気に入りの一着を探すのだそうだ。大の仲良しの義理のお姉さんからのスピーチの中で「ギャビーは10着以上のドレスを返品して、今日のために準備していた」というエピソードが印象的。方法は色々あれど、結婚式の”準備”を疲れるほど楽しむのは洋の東西を問わず女性の特権!そして、欧米では新郎は新婦のドレス姿を式まで見てはいけないという縁起もののような決まりがある。「これどう?あれどう?」などと一緒にドレス探しをすることもある日本とは異なるカルチャーですね。


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アメリカではご祝儀の代わりに新郎新婦が事前に用意した「ウィッシュリスト(自分たちの欲しいものを挙げたリスト、購入場所も指定していたりととても具体的)」を頂き、その中から自分の予算に合わせて購入してプレゼントする事が一般的。なるほどなあー!と思ったのが、最近のシステム。


ふたりの結婚式情報のホームページ内にある”ウィッシュリスト”のページ。その中から自分の予算に合わせて選んだモノをオンラインで買えるような体になっていて、実際はアイコンをクリックすると、そのモノのお値段をネット上でペイパルで支払うようになっていたのです。つまり、モノをプレゼントする体でオブラートに包みながらも、結局はご祝儀(結局日本と同じ?)をプレゼントするということですね!


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実は参列前にユダヤ式結婚式について調べていたのですが、本来ユダヤ式は日本と同じご祝儀スタイルのようです。ウィッシュリストを通してのご祝儀、ひょっとしたらこれは折衷案かもしれない。ただ同じご祝儀でも、オンラインでお渡し(お支払い?)するより、綺麗なご祝儀袋に包んで、滅多に使わない筆ペンで名前を書いて、というほうがまだ風流なような。喜んでもらえたらなによりだけど、なんともいえぬ不思議な気持になった、オンライン送金(笑)!これがペーパーレスの時代でしょうか。










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パーティーでは、ベストマン(新郎側の立会人の代表、新郎の親友や兄弟が務める)やご両親からのスピーチがあったり。しっとりとファーストダンスがあり。アメリカにはこの結婚式の”ファーストダンス”のための、カップルで通うレッスン、スクールまであるのですよ!めんどくさっと男性方の声が聞こえてきそうですが…。









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ユダヤ教の結婚式ならではの「ホラ」と呼ばれるダンス。新郎新婦の座った椅子ごと持ち上げて、上下させながらくるくるとまわります。どうしても「みこし」がよぎるのはジャパニーズ発想。








ギャビーの叔父さん(以前NYでお会いしたことがあった)が「ゲストにシンガーがいます!」と。アメリカにも余興があるの?なんて思いながらメインのお肉を口いっぱいに頬張っていたら、「Akiha!」と!自分が呼ばれるとは思っておらず、「ふぇ?」とリスなみの頬の膨らみで驚いたさ!






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若干の無茶振りに「アカペラ?独唱系?」と戸惑ったが、友人のiPodにわたしのアルバムが入っていた。「それ貸して!」と繋いでもらって、「Anniversary」に合わせて唄う。あきはとデュエット。堂々日本語だけど、とても喜んでもらえました。よくわからん歌詞にも関わらず「素敵!!」と拍手を頂きました。貴重な機会をありがとう!!マイアミの空の下で唄えて光栄でした。







a0028990_14182439.jpgそして、最終的にはやっぱり、踊り狂う。老若男女、踊る。嫁だってあばれる。NYに一年以上いて思うけども、きっとここ数年のアメリカの音楽のメインストリームは、間違いなく踊れるダンスナンバーだと思う。音楽好きが集うNYには、実験系やノイズ系やエレクトロ、もちろんジャズ、ともっとジャンルは多岐に渡り、深いけども。つい最近現地のラジオ関係の方とお話する機会があって「じきにこのトレンドに人々は疲れてくるとも思うよ」と言っていた。しかし、このみんなで楽しい高揚感、がアメリカなんだよね、きっと。







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わたしも多くを学ばせてもらっているアメリカの、ひたすらにおばかに盛りあがる空気感。「盛り上がらないと罪」といったような、半ばテンションを強要される大学サークルの芝居がかった共犯関係を一瞬思い出す事もあって、ああそうか、アメリカって全体のノリが”生涯大学生”なんだな、とそのエナジーはめでるほかない。一生フットボールとビールで愉快なのだ。かなりの大人の男性がスポーツバーなどで「あの女、イケてんな」と生涯、現場ハンターであることも。そんなノリの人種のくせして、たまに人生を哲学的に深く語る事なんかも好きだったりして、それも含め、彼らは永遠の青春感に包まれている。彼らの会話に頻繁に”Life”という言葉が出てくる。暮らし、活力、命、生涯…。”Life”は我々の最大のテーマだ。”Life”という英語の言葉には、普段の日常生活から人生という意味まで、深みに幅がある。だからその言葉を気軽にも使うし、またその延長で人生をも見つめたりする。日本語で「人生」とだけするとニュアンスが重くなるから、わたしたちは「人生」について語るのをためらいがちで、その深刻さを恐れ、その機会を逸する。いっそLifeと言ってしまえばいいのではないか。


わたしは着るものや食べるもの、心地よい暮らしについて考え楽しむ、といった衣食住に関わる生活そのものがとても好きだ。言ってしまえばI love my lifeなのだが、これは「わたしはわたしの生活が好き 」とも言えるし、「わたしはわたしの人生が好き」とも言える。「自分の命が好き(大切にしている)」というニュアンスでも。命ある生活という「点」が「線」になったものが人生なのでどれも同じことなのだが、”Life”にはこの幅があるのだ。Loveが愛であるのもそうだが、日本語のほうが口にするには慎重になる文語的なものが多い。だから日本語は美しい。誰かが言っていた。英語というのは口語的で、最大の目的は意思疎通なので、できる限りシンプルにつくられた言語だと。









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ギャビー、とーっても綺麗!
お幸せに!
素敵な経験をさせてくれてありがとう。
by akiha_10 | 2013-03-17 04:31 | Trunk
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