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ニューヨークジャーナル 139

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METにマティスの絵を観に行ったらすばらしいツリーに遭遇しました。美術館に相応しい見応えと重厚感があります。オーナメントの天使と下に飾ってあるキリスト生誕の物語を表現している人形は、すべて本物のアンティークという高価な美術品なのだそうです。傷んだ部分などを多少補修してはいるものの、もともとは18世紀頃のイタリアのもの。毎週、美術館が遅くまで開いている金曜日と土曜日の夜に行うライトアップしているそう。天使の顔の部分やキリストの人形のあたりにライトがあたるように微調整までしているという、さすが世界の宝箱、メトロポリタン美術館!















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どこを歩いてもウキウキするNYの街並!













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先週行ったスカーレット・ヨハンソン主演、テネシー・ウィリアムズの戯曲「CAT ON A HOT TIN ROOF(熱いトタン屋根の猫)」。現在は本公演になる前のプレヴューらしいです。 ブロードウェイではミュージカルもストレートプレイも、このプレヴューと呼ばれる、正式なオープン前に本番と同条件で実施されるリハーサル公演が1ヶ月ほど行われます。その間に演出の変更、脚本の変更など本番に向けて調整されるのですが、プレビューとはいえもちろん手抜きはなしです。正式オープン後に観ると、全く違う作品になっていることもあるそう、修正しきれず評判があまりに得られないとプレビュー中に公演が終わってしまうこともあるとか。



スカーレットは映画「ゴーストワールド」の時から好きなのですが、どんどん色っぽくなっていきますね。ケイト・ウィンスレットと同様だらしなさギリギリの色気を放っています。生ヨハンソンもそれはそれは素敵でした。そのハリウッドの華やかさに、「でてくるだけでOK!」とミーハーになりそうなところ、彼女の演技力にも魅了されました。決して舞台向きの通る声とは言えませんが、本作品の愛欲に飢えた美人妻、というキャスティングもぴったり。一幕目の1時間はほぼ彼女の一人芝居といっていいほど彼女の早口のダイアログでストーリーが展開。これは本当に圧巻でした。映画を観たことがあったのでストーリーは知っていましたが、50年代の非常に古い言い回しや、南部の訛、当時の時代背景を知らないと笑えない部分も多く、どれだけ見栄をはっても、まあ50%くらいは理解できたかなぁ、という語学的には難易度の高い芝居でした。それでも彼女のビッチ具合をライヴで拝めて満足!


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知り合いがジャズトランペット奏者Chris Bottiのサポートでギターを弾くというので、久しぶりに「Blue Note NY」に行って来ました。毎晩カジュアルに気軽に音楽を聴ける贅沢な環境があるNYで(ブルーノートですらイベントによってはカジュアルな値段なのですが)足が遠のいていましたが、やっぱり久しぶりに総本山に行ってみると単純に音響設備が格別でした。そして集まるミュージシャンたちも腕という点でいうと、最高峰。Chrisの公演はブルーノートNYでは12月の風物詩らしく、一ヶ月ほど毎晩二回公演という人気ぶり、すごい。NYのブルーノートはもちろんその場所のレジェンド感と重みはありますが、「Jazzを聴きに特別お洒落をしていく」というような、日本ほど空間としてアップスケールな場所ではないんですよね。むしろジャズはストリート色が強いんだなぁ、とこの街に来て改めて思います。

久しぶりに音楽で泣きました。
by akiha_10 | 2012-12-28 06:52 | NY Journal
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