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ニューヨークジャーナル 134

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名だたるミュージシャンの音楽史をつくってきた伝説的なNYの録音スタジオThe Hit Factory(2005年閉)、そのオーナーの息子さんが創ったダウンタウンにあるGermanoStudioをご縁があって見学させていただきました。これが自身のレコーディングだったらかっこいいのだけど!ないプラグインがない、といわれているほどの完全装備、音の鳴り方もダイナミック、しばし音の鑑賞会となりました。そしてリュクスな空間、もちろん使用するにはトップクラスのフィーがかかるらしい。ロビーにはマドンナやビヨンセ、ジャスティン・ビーバー、アデルなどメインストリームスターたちの、ここで録音やミックスされたレコードたちがずらりと飾ってありました。きっとそんなスターたちも一度は座ったのではないかと思われる、スタジオ御用達ハーマンミラー社のアーロンチェアに座ってスターの温度感をたしかめておきました。むしろ秀吉にかわって次に座る方のために明希葉が温めておきました。スタジオはやはりテンションがあがります。落ち着きます、というにはとてもずうずうしいけども、このような、ラボラトリーのような空間はとてもわくわくします!





ニューヨークジャーナル 134_a0028990_539419.jpgNYはいわずもがなアーティストだらけなのですが、今大変お世話になっている音楽友達といえばこのお二方。紹介の紹介、のように針に糸を通すような感覚でNYにはおもしろい出会いがあるのですが、いまとても仲良しなのが、NYにはもう4年以上になるという音楽家で作家のゆりちゃん。日本で「ナナムジカ」さんとして活躍していらっしゃいました。日本にいる時にお名前をお聞きしたことがあったので不思議な感じ。とても親切にNY生活のことなどいろいろ教えてくれ、仲良くしていただいており、彼女のことを本当に頼りにしています!そして、アメリカで大活躍の音楽家のケンジさん、名付けてケン爺。ケン「爺」なのは長老のように、なんでも知っているからです。音楽だけでなく、あらゆる業種に精通しているという謎の人物。NYにいる日本人は知らない人がいないんじゃないかというほどネットワークが広く「歩くウィキペディア」と呼ばれています。分からないことがあったら、「よし。爺に聞こうかなっ」という調子。爺はボストンの名門音大卒業後いつの間にかNYで仕事をしていた、というほどNYに根付いてご活躍の方で、エミー賞をとったアメリカンドラマの劇版を書いたりと、実は大物なのですが、あまりその凄さを押し出さないところがまた爺。で、3人で音楽の話で弾むかと思いきや、「ミミズクについている耳は実は耳ではない」という話でいつの間にか大討論をしています。事実、あの耳っぽいのは飾りらしく耳の機能はないらしい。しょっく!!本当の耳は顔の横後ろくらいの羽毛に隠れていて、しかも左右で耳の位置の高さが違うとかなんとか!もちろんソースは爺ペディア。(ジイペディア)。



ちなみに。この写真の、ゆりちゃんの右後ろに映っている、パン?をぱくりと食べようとしている白髪の男性。わたしの席から始終よく見えたお方で「なんか、見た事があるなぁ。」とずっと気になっていました。そして目があってしまうなり、彼の「あ、気付かれちゃった?」というセレブリティ独特の反応をわたしは確認。帰り際「あの人絶対役者さんだと思うんだけど何に出てるんだっけなー」と話すと「ただの白人やと思うで」と翁。いーや、いーや、知ってる、この人!と思ってずっと頭の中にあったのだけど、先日友人が見ていたgossip girlを横目で眺めていて一致した!役者さんのWallace Shawnだ!味のある、または際どい役柄でよく映画でも見る。すっきり!Xo!
by akiha_10 | 2012-12-05 08:13 | NY Journal
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